犯行現場

ソーセージのことを「ソージ・セージ」などと売れない漫才師のような呼び方をするmy娘がクリスマス会なるものを企画した。
招待されたのはmy妻とオレ、近くに住む義母の計3人。

半月程前より企画／準備を開始し、
「諸君、当日を楽しみにしていたまえ」とデスラー総統ばりに自信に満ちた口調で豪語していたmy娘は、
昨日、朝起きるのと同時に会場の設営に着手した。

お遊び用のテーブルを組み立てると、その上に得体の知れない物体と手書きした紙～品名と価格～を並べている。
チラリと見えた金額のありえなさにハイパーインフレでもおこったのかとおののいていると、
本日のメイン企画はこのテーブル付近で行われる買い物ゴッコ：売り手はmy娘／客は大人、なのだと言い放つ。
しかもゴッコとは言え支払いは実際の通貨限定なのだとも。

がめつさから言えばデスラー総統ではなくパルパティーン最高議長では無いか。

教会が併設された幼稚園に通い、頻繁にバザーやらなにやらに接していたmy娘ではあるが、
なにか大切なことを間違えて覚えて来てしまったようである。

ごみ同然の品物を売りさばき、1000円以上の売り上げを手にしたクリスマス会主催者は、
ご機嫌なままゲームやら会食やらを進行させ、計画通り、閉会へと導いた。

帰りには“my娘のサイン入り使い捨てカイロ他が入ったお土産袋”をいただいた。
おそるべし銀河帝国皇帝。
今後はダース・ベーダー卿になって帝国軍に取り込まれることを希望したい。