中央ゲートに入ると
そこにはライフル銃を腰から下げた迷彩服の男性が
検問のゲートを閉じ
「どちらまで。。。」と、車をストップさせられた。
「こちらのK食堂まで集金に参りました。。。」私は答えた。
「それでは、そこの受付までいらしてください。」
ゲートは早速開けられ、受付のすぐ前の駐車場に車を置き
小さな建物に入る
そこには、迷彩服のうら若き韓流スターを思わせような清潔そうで
凛 としたまだあどけなさが残る男性が
「こちらにご記入ください!」と一枚の小さな用紙を差し出した。
氏名・年齢・住所・会社名・行き先・内容・乗用車の登録番号・入所時間
を用紙に書き込み・・・入所許可書をいただく
自家用車を敷地なりに進んでいくとその>>>まん前に
空高くそびえる、ニッポンのフラッグ。。。
日の丸があざやかに、風に凛と美しくたなびいていた。
そのすぐそばの大きな三面看板には
太くて大きな筆文字で
正面には「正しく強く」
側面は「逞しく」
後面は「仲良くこころ清らかに」
と書かれてあった。
そこの用地は・・・とてもやさしい木の緑に囲まれ
広いグラウンドや・・・若緑色の芝生がとても心地いい。
せっかく来たのだから・・・ぐるり・・・見学。
迷彩色のヘリコプター
迷彩色の戦車
迷彩色の軍服を着て芝生を刈っている3名の陸上自衛官
とても・・・のどかだ
松の木々に松かさが実っているその色合いと、まるで100パーセントカラーチャートが同じ。
すごい緻密な迷彩服のカラートーン。
その色合いの正確さにあらためて感心した。
それから所用を済ませ、受付へ戻った。
帰り際・・・受付のイケメン自衛官にそっと尋ねた。
「あなたは今回東北へ行かれましたか?」
受付のイケメン自衛官は
「はい!行きました」と応えた
「何の任務でしたか?」私
「炊き出しです」
「どのくらい?」私
「一ヶ月です」
「皆炊き出しだったんですか、?」私
「いえ、いろいろです。。。」
それ以上は聞くことは出来ないし、応えることもないだろうと察した。
正面ゲートを通り過ぎようとした時
運転席から右側面のガラス越しに
5・6人の自衛官が正面ゲートを窓越しに検閲するかのように立っていた。
その一人が急に私の方を向いて、ビシッと「敬礼」をして見送ってくれた。
私も咄嗟に迷うことなく
彼らに軽く敬礼をして、函館陸上自衛隊駐屯地を後にした。
それから・・・ずーと・・・車内でとめどもなく涙が溢れた。。。
その時、今朝の衆議院予算委員会の質疑応答の場面が脳裏に浮かんだ。
東電副社長・まだらめ原子力委員長・質問者の自民党中川秀直議員
答弁する枝野官房長官・菅総理
皆、一生懸命ふかふかの椅子の上で自己防衛に汗してしのぎを削っていた。
まるで、絵に描いたシナリオのコントのように。
生まれて初めて、自衛隊の基地に足を踏み入れ
「正しく強く・逞しく・仲良く心清らかに」のスローガンを見ながら
これと同じ懸垂幕を国会議事堂の正面に・・・自衛官の皆様にがっちり設置させたいと
心底深く強く思った。
国会内で繰り広げられる「悪しく強く・ずるがしこく・不仲で心など20ミリシーベルト越えの人殺し連中」。
チェルノブィルでも
年間被曝が5ミリシーベルトだというのに日本はその4倍。
この基準を決めた輩よ・・・ここに出て来い!!!
この現代日本でこのような事が平然と行われている。。。まったく持って信じがたい。
心があるのか?まともな脳みそか?
たとえ、職業が自衛官という宿命といえども
この、国会でうごめく・・・幼稚な間抜けどもの穴埋めに
彼らの命を無駄死にさせては・・・ならない!!
そんな価値など・・・この日本政治にはもはやない・・・とはっきり私は感じていた。
私の初めての敬礼は、彼らへのおもんばかりの・・・感謝の最敬礼でもあった。
食堂のオーナーさんが・・・「いつでも食事においでよ!」と言って下さった。
「今朝も全道の自衛官400人がまた、どこかに演習に行ったんだよ。
この函館は、本州への中継点だからね。。。」
まるで、だだっ広い公園のような函館陸上自衛隊駐屯地
隊員は室内にいてもヘルメットをかぶっていた。
いつ来るかわからない・・・有事のためになのだろう。。。
東北の災害に自衛官が出動しなければ・・・今頃どうなっていたのか???
日の丸は日本国の旗印・・・誇りを持って平和を掲げるのがいい。。。
君が代の歌の意味は・・・日本国民の長寿を願う歌。
正しい解釈で生徒も教師もあたりまえのように歌いたいものだ。
もう、66年も前の戦争を、次世代の負荷にさせる必要なんて微塵も無いぞ!
日教組。
世界中に、日本があらゆる分野で研磨の頂点を極める
日本の国旗を掲げ合う笑顔のすばらしい未来が欲しい
子供たちはみんな世界一の夢を見る
サッカー選手に憧れ
宇宙飛行士に憧れ
芸能人にも憧れる
きっと、今回東北で罹災された子供たちの中から
まともな政治家も出現するかもしれない
その時はきっと、自衛隊をちゃんと評価できる大人の政治家であるだろうと思う。
国を守る使命を仕事とする人々を・・・きちんと認める大人の社会があって欲しいと思う。
年を重ねるごとに・・・国家国民の命の砦を守る精神性が
ありがたい。
現実性のない借り物の思想なんぞは・・・くそくらえだ!!