なすがままに

あくせく生きるのはもう沢山、何があってもゆっくり時の流れに身をまかせ、なすがままに生きよう。

再び伝右衛門邸へ

2007-05-15 20:21:14 | 昭和
昨日家族を伴って伝右衛門邸を訪れた。義父に見せる事が目的だった。義父の言によると戦前、特別賞与を大正鉱業のオーナーである「伊藤伝右衛門」から直接受け取った事があるらしい。今から70年位前の話であうか。炭鉱全盛時代の頃、特別技能を持った職工(義父は電気技師)の引き抜きを恐れて給料以外の特別の報酬を与えていたと言うのだ。
 昨日は人混みをさけて午後2時に邸宅に到着した、前回よりも気持ちだけ人出が少ないかなと言う感じだったが白蓮の部屋と別邸の白蓮館は相変わらず人垣が出来ていた。やはり、政略結婚の犠牲者「白蓮」としてのイメージが昔も今も強いのだろうか白蓮人気は伝右衛門邸公開で再び火がついたようである。しかし、この伊藤邸のよさは殆ど手を加えずそのまま公開しているのがすばらしい、100年の月日の経過が板張りや襖にそのまま刻まれている。かっては金箔が張られていた襖は黒ずんでいたり、台所の板張りのススなどがその当時を連想させてくれる。
 伝右衛門邸の斜め前に折尾のかしわ飯の販売店が出来ていた、しかもドライブスルーである。炭鉱にはかしわ飯があう。