変換効率。ワープロからパソコン、そして携帯と、文字を『書く文字』から文字を打つことが日常になっている日本語。その出力表現は、ひらがな、カタカナ、漢字、絵文字と多彩なところが大変クール。その根幹に、おそらく大多数の人が使っている文字変換として我(わ)がイタリアが生んだ「ラテン文字」がある。
日本では「ローマ字教育」という名で小学校の授業プログラムに組み入れられていると聞く。しかし、輸入の経緯からか、読み方と表記の仕方に若干の相違がみられる。たとえば、「じ→Ji(日)Gi(伊)」「ぎ→Gi(日)Ghi(伊)」となる。
仕事柄、上海行きが多くて、この違いは同じく中国語にもあることに気づいた。たとえば「東京」は「Dong Jing」と表記され、「トンチン」と発音されるが、「ち→Chi(日)Ji(中)Ci(伊)」だ。
ふと思い浮かんだのだが、ローマ字の授業が及ぼす影響のひとつとして、日本人の英語発音の幼さがあるのではないか。最初に学んだローマ字表現がトラウマとなり、その後に学ぶ英語発音がカタカナ英語になってしまう。
今や、ただ単にキーボードで文字を打つためだけの変換エンジンと化したローマ字ゆえ、ちょっと乱暴な発想かもしれないが、発音の授業を止(や)めてしまったらいかがでしょう。
日本語に随分慣れたはずの私にも、ローマ字表記の場合はその意味の理解にいまだ迷うこと多し。われわれの言語圏では発音と表記は、ほぼ1対1の関係なので迷うことは少ないが、実はこんな勘違いを経験した。
『USITA』という表記を見て、これは『USCITA』(伊・出口の意味)と思って出ようとしたら、『牛田(広島の地名)』だった。笑えるかもしれないが、非常時だったらパニックである。(エッセイスト) sankei.jp.msn.com
そうだなー、今変換文字のローマ字入力のことばかり考えて、漢字や日本語をどんどん忘れていく。この2ヶ月くらい以内くらいで、あえてインクの出るペンで手紙を書いてみた。ローマ字の本場とも漢字の本場とも違うワードプロセッサー上でのローマ字言葉が大繁盛しているわけだ。
会社では、時々「かな」入力する人がいて、そのPCを借りると時々ローマ字入力に切り換えるのに苦労した。ある人と会話していたら、小父さんが言った「ローマ字」という言葉使いに驚いていた。どのように呼ぶのが正当なのかその人に確かめなかったが、「英字」「ラテン文字」「ラテンアルファベット」と言ってほしかったのか。小学校の時からローマ字としか言ってないわなー。
ちなみにタイプはローマ字入力です。
と書きます。二人とも中学生ですが、ブラインドタッチで、私よりずっと早くタイピングできます。
これから、ローマ字も変わっていくのでしょうか。
ジローラもさんの話にも納得です。そこが、カタカナ英語から抜け出せない理由かもしれませんね。
最近は、道路標識の地名も、漢字よりローマ字のほうを読んだ方が間違いがないですし・・・
日本語は何処へ行ってしまうのでしょうか・・・
そういう意味では、日本語本来のかな入力と英字入力に分けたほうが、いいのかも知れないですね。入力しやすいからという理由でローマ字という日本語でも英語でもないものを使っているわけだから。
かな変換は覚えてしまえば打つのは速いんでしょうけど、私もずっとローマ字変換です。一時期「かな」に挑戦しようかと思ったけど変えるのは不可能でした。
英文の入力は遅いです。アルファベットの位置を覚えて打ってるワケではなく「か」という文字はこれとこれ、みたいに体で覚えているっぽい。
まぁ、HTMLのタグに出てくるような単語ならパパっと打てますが、それ以外は・・・「あれ?」
私も入力をローマ字から変えようとは思ってないけどそれにより、英語がおかしくなってしまいましたね。もっとも英語を読んだり、話したりする機会ってまったくないですけどね。洋画観るときに聞くくらいです。
ローマ字のローマとはイタリアのローマではなく、神聖ローマ帝国のことだと、以前誰かに聞いたことがあります。 それでローマ字の読みはドイツ語に近い? 真偽は確かめていませんが。