横濱kabitanの、あれこれ話

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純粋日本児童アニメ製作所シンエイ

2011年03月05日 04時51分36秒 | 日本アニメによる、異文化比較論

:原稿ナシで書いていますので,筆足らずでしたすいません:

 マッドハウスから続く,日本版ディズニーTVアニメ「スティッチ」がどうやら来週火曜OAで本当の最終回が来るようです。
 シンエイ版ではハムスター博士が配属している悪の秘密結社を描れていてマッドハウス版よりも展開の幅が大きく広める効果を生み出していましたが,サブキャラではイケメンのサッカー少年とおきゃんびーな娘が少々茶を濁している節が。特に-マットハウス版ではユウナが暮らしていた沖縄のある島の暮らし向きや人々の触れ合いの描写が,シンエイ版になると新しい都会島(?)に変わるとそれがディズニー版と殆ど変わらない観光地的描き方になってしまい,その部分で私はかなり失望感がありました。
 とはいえ,物語部分ではさすがポケモンと双璧を成す日本髄一の児童アニメ製作所だけに子供達とその周辺の人々の触れ合いや情緒的描写がすこぶるよく描かれています。マッドハウス版と共に,日本版ディズニーTVアニメ作品では本家のディズニーでさえ越せない≪米国介入モノ日本児童アニメ≫として最高峰作品群といえます。
 
 このマッドハウス&シンエイ版「スティッチ」シリーズは,今後,日本児童アニメ界の≪海外との合作≫資料としてかけがいのない題材となります-勿論,日本と共同したいと思う海外製作所も≪日本側に,映像部分で何処までやってもらえるか/ここは妥協すべき部分≫など見本になります。

 とはいえ,一番気になるのは今後のシンエイの作風変化です。今回,ディズニーとの共作でスティッチを制作しましたが,一番影響が出ると思われる「新ドラえもん」TV&映画の今後の変化がかなり楽しみです。が,マッドハウスとは違う舞台と展開に全く新しいのを求められたのは引継ぎとしてはかなり難しかったと思います。ですが,こうした経験した製作所は,日本大手では手塚プロ/ポケモン(米国版で何本が製作しています)とシンエイのみ-これだけは,どんなに製作時映像を見せたり体験談を語り尽くしても参加していない人や新人には伝わらないものです。・・・というわけで,海外の製作所の皆さんドンドン共作依頼下さい・・・冗談抜きに,日本アニメ界は人材不足/職場環境問題と共に性的・暴力描写における国際共通定義を定めなければならない事態になっていますからこうした海外との共作で改善していくべきです。



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