ここ1週間ほど,最初にサイトインして記事作成にオフライン作業して投稿しようとする接続拒否され,結局,再起動してまた一から記事立ち直しする羽目になるのですけれど・・・
初めて,ヨーロッパ高等映像学校(フランス文化コミュニケーション省監督下)学生作品見ました(2009年での,欧州最古のフランス映像・アニメーション学校ゴブランとは別です)が,1999~2010年で制作されたモノ-前記事での≪韓国人作≫とは作中にハングル文字があったというだけです。
(以下の数字は,前記事に記載と対応しています)
3・6・11・15のハングルものを除いて,2・4・5・7・12はほぼ無声で1・10・13・14は台詞過多。4・5・12は一応な出来ですが,1・2・7は技術を見せるがための見本にしか見えず10に到っては延々言葉と映像の繰り返し-見る気失う。13は,一応の筋と映像が成立していますが皮肉たっぷりなのに,殆ど記憶に残らないオシャレな教訓報道CMな作品に感じられました。
ハングルものが全体的に出来が良かった分-果敢に東洋の美術伝統的世界観を映像化した6は,≪東洋的なものが全て奇妙なもの≫に捉えている西洋人的表現に非常に残念に思えました。同じく芸術をテーマにした4も含め,文芸的なものを映像化する時はかなり覚悟して取り組まなければならないと思います。表面的ならいくらでもマネできます-ですが,それは奇をてらしただけのもので,それに関わるもの全てに悪影響与えるだけです。
それに関しては,一番気を使っているのはやはり子供向娯楽作品ではないでしょうか?国内外で息の長い人気ある作品見れば,どの位注意払って造られているか,分かります。さらには,今は忘れられている昔のものも研究するのも大事だと思います-こうした温故知新な姿勢が弱まってきているように見え,特にアニメ文芸資料や一部のマンガ原稿/雑誌が散逸しているのにかえりみられないのが,残念でなりません。
今日になってもネット接続不良で,記事更新一度失敗し一から立ち直し結局総ネット接続時間1時間オーバー・・・ipot導入など携帯ネット参入が逆にPCネット接続環境が悪くなっている気がします(hotmeilメール私書箱もかなり不調)。サーバー管理ももう少し融通利かせて欲しい。特にUSB1.1アナログ回線使用者には・・・
◎外務省特選,の続き
10)偶然,隣り合った車に乗る女の子と子犬。女の子のわがままで子犬は彼女と入れ替ってしまう。それぞれの両親はそれを気付かず,犬は大会社の重役に女の子は犬のトップモデルに。しかし,犬は勤めが続かずロック歌手に-野性的な歌いっぷりで一躍スターになるが,悪い仲間とていたらく-落ち目になりある日,TVのバラエティーに出た犬が自分と入れ替ってトップにいる女の子に気付き,「こいつめ」とばかりに飛びかかる,裁判になり,2人の素性がバレる。そのため,全てを失い行く所もない二人は手に手を取って,それぞれ得意なモノで場末から再挑戦する。
◎ヨーロッパ高等映像学校学生
1)日常の一場面-若者のカフェでのケンカを延々と描く。
2)色々な表現で男が走るのを,延々と描く。
3)韓国人作-ある孤独な男が,人とつながりたいと思うがつながらず打ちひかれる。
4)モノクロの街をいく男,ある画廊に入る-そこで,色鮮やかな芸術の世界に触れ魅力され目に入るモノ全てがそう見え,空想の世界を楽しむ。
5)マンションで一人暮らしている女性が,ある日,警察に連れていかれそうになる。すると,彼女の体が黒いかたまりになる窓へ飛び立ってしまう。
6)韓国人作-女性墨汁画家の制作を通して,伝統東洋美術の感性を映像で描く。多少,誤解されかねない表現が気になる。
7)延々とモノクロで無機質な,ジャングル・部屋が続く空間・宇宙空間が細々と描いている。後半の人鳥のはばたき方と羽音のおかしさに,特に気になる。
8)9)感性こそ感じられるが,センスにヒドさを感じるので解説なし。
10)説明過多で繰り返しばかり-テーマも何も,かなり作家の自己満足に思われかねない。
11)韓国人作-優しい青年が入隊するが,市民に暴力を振ってしまう。その経験で,軍をやめても心に重くのしかかる。一人の女性と出会い立ち直っていくのを,TVゲームの横スクロール風に展開していく。
12)英字1字だけで背景・人物と表現-牛を通して流通システム,牛を買われてなく男の子もおこづかいもらってケロッとする,資本主義の裏をも描かれている。
13)空港でのバリアフリーされていない・安全確認のあやふやによる間違った無実な人への拘束。
14)女性学生が,しまりのない自分の母の体を見て嫌な気分になる-が,人に聞いたり見たりしている内に「まぁいいか」と気にするのをやめる。
15)韓国人作-いつも家族に乱暴する男が出かけると,その家に住むねずみが暴力男になり替わり家族に優しく振る舞う。それに,家族は最初驚くが心安らぐ日々を過すようになる。ある日,本当が帰ってきてねずみを見て怒り,おかみさんが手にカマを持って・・・また,日常に戻るがねずみが一員として暮らしている・・・
-続く
ちょっと前の,1時帯のNHKFM深夜枠で横浜美術館館長の逢坂さんがゲスト出演していました(前のOAで,DJ・・・トリエンナーレをビエンナーレと言いまちがいだ)。
横浜フランス月間(6/1~7/15)中,黄金町ミニシアター・ジャック&ベティでのフランスアニメーション映画祭(6/11~17)がありました。
初見は2年前(その感想は http://blog.goo.ne.jp/goo20030407/e/f5c8c33de74c2315d77d87fab83d5f04にて),去年は見に行かず。
プログラムは,長編「王と鳥」「キリクと魔女」の続編(短編4本立て)「ベルヴィル・ランデブー」/短編「フランス外務省特選」「藝大大学院映像研究家学生」1・2「ヨーロッパ高等映像学校学生」の,7本。見たのは,最終日の「外務省特選」「ヨーロッパ学生」の2本。
2年前は,全タイトル表記された手造りプログラムがもらえましたが,なかったので見ながらメモったのを元に書いていきます(あくまで映像での内容推測なので,ご了承を)。
◎外務省特選
1)赤が全ての世界に青を愛する1組のカップル-男が警察につかまり赤を共生されるが,最後は世に青を広めようとする孤高のヒーローと行動を共にする決意をする。
2)南米に住む黒人青年が,自分の原点を求めてアフリカに-そこでの生活・音楽・食,そして葬式を通じて黒人文化の向こうにある生の原点を体感する。
作中,黒人著名人が紹介され,旅での写真がラストに流れる。原始・土着的視点で鋭く深く描いた一本。
3)子供の飛び石遊びになぞって,面接受ける男性の心の内-雇い主の受け答えに,男性は心の中で身をけずりながら飛び石をやっと渡り切るがその先は砂漠が続く・・・
4)ある一家が南国の島にいるのに,子供がはしゃぐのに大人達は部屋でおしゃべりするばかり。そこに女の子がやってきて部屋を歩き回る。すると,部屋は島の自然に取り込まれていく-自然に触れ人々はそこに引かれるように歩いていく・・・
5)あるフランス人オタクの部屋で-夜,ブルース・リー人形が動き出しロボットと戦ったりと部屋を探検。PC内の格闘ゲームの自分に挑みかかり,ブラウン管に激突してバラバラになるが,その破片は朝起きた部屋の主に栄養ドリンクと一緒に飲まれてしまう。そうすると,彼が着るTシャツのリーに命が宿る。
6)雪原で狼の群れに出会う犬-犬は彼らと戦い群れのボスとなり力強く生きる-それは街の飼い犬一時の夢。しかし,その夢が犬に野生の血をたぎらせる。
7)同居する羊男と男性の飼い犬が死んだ犬をくわえてくる。彼らはそれを見て自分の犬がやったと思い込み,飼い主の老婦人の家に夜置いてくる。それを見た老婦人は,その事を羊男らに言いに来るが,二人はそしらぬ顔。老婦人によると,散歩中に車に引かれたとの事。二人はすぐに引いた犯人が犬を埋め,それを自分達の飼い犬が見つけて・・・と気付く。
8)ビルより大きい犬が大流行り-ある夫婦も,飼い犬を薬で大きくするがそのせいで暮らしも大変に。ひょんな事で犬が死んでしまうが,妻は夫を大きな犬のきぐるみを着させ,飼い出す,今度はふくらませにはまり,今度は犬になった夫までどこかに飛ばしてしまう。
9)トラックにひかれそうになる犬が今までの事を思い出す-実は,それは夢-しかし,そうじ機の音に驚き部屋を飛び出し本当にひかれてしまう。その後,2匹目が飼われるがその犬も・・・でも,助かる・・・。
-続く
●〔ロシア革命アニメ(4.28)〕
『6/6~7/3まで,渋谷UPLINK Xでソビエト共産党政権時代(1924~79)の,短編アニメをまとめて上映ー多くは政治的宣伝映画だが,作調はコミック調/ロシア前衛・未来派と時々の芸術運動を反映させ,そうした芸術とのせめぎ合いの中で作品が生まれる一方,共産主義を讃えるために生まれたアニメがある。今回は,ロシア革命アニメ「ソビエトのおもちゃ」から共産党政権末期の「射撃場」まで中心に,時代の流れを写し出す』
●〔フィンランド人形アニメ「ムーミン谷の夏まつり」,朝一上映(6.3)〕
『6月1日から3週間限定で,渋谷シネクントにて-フィンランド人作家トーベ・ヤンソンの童話で,1970年代初期の虫プロ制作アニメ番組がムーミンのイメージを固め,フィンランドのムーミン谷のテーマパークや映画の造形の元にもなる。
03年に上映大ヒットしたが,今回は最新技術により更にキャラのフワフワ感と北欧らしい豊かな色彩が出て,短編集を一本に編集し直した。製作には,原作者も監修したのでほのぼのとしたムーミンの世界観が描き出されている。
09年は,フィンランドと日本の修交90周年で日本各地でムーミンイベントが行われる』
●〔09年アヌシーオフィスHの伊藤まさみ氏(6.26)〕
『6月8~13日まで,アニメ映画祭の総本山・アヌシー祭では映画上映以外にフィルム見本市/企画段階作品説明会/最新ビジネス情報交換会議などの,企画があった。
伊藤氏は,海外短編映画配給/プロデューサー業を行い,99年から連続出席してきたアヌシー祭の特徴と傾向と変化の激しい欧州アニメ事情について,現場から-
傾向は,そう変わらない-むしろ,変わらない部分こそ注目すべき。
学生作品も,高レベルで
「若い人達が,活発-新しい部分もあり,技術的レベルもある。学生とはいえ,編成されているというのが分かる。それに,脚本などもキチンと監修(?)されていると思うものある。玄人な感じを受ける」
と指摘。それでも,やはり一般との間には大きな差があるように感じられるのだが,専門家達からの視点では学生の方が面白いという人の方が多いそうだ。
「皆,学生作品は間違いなく注目している」
近年では,長編アニメ紹介にも力入れている。
「現在,アニメ映画祭で長編作品に力入れている所はなかなかないだけに,貴重な存在。珍しいものを観たければ,ここは非常にいい場所」
実際に長編部門には,日米のメジャー作品など多彩ながらも
「見所は独立系,こうした作品こそがここでしか観られないもの」
と,欧州ものを勧める。
アニメが商業として認知するになった事も,変化とする。99年頃,「キリクと魔女」がヒットで〝アニメが商業になる”事に皆が気付いた頃も,ここはまだ短編だった。しかし,10年前から欧州アニメはかなり賑わっていたがこの状況,十分に日本に伝えられていなかったのではないかと指摘。こうした事は,もっと日本で知られていい筈と話す。
アヌシー祭の特徴として,〝創造性と同時に商業を大切”にする所と言う。産業振興にも力を入れる珍しい映画祭,また新しい才能を発掘する事に力を入れている場所にしている。そして,人が人を呼ぶ循環-情報交換の場として機能している,という。10年前から若い人と専門化が出会う場を作り,企画ベースの作品に出資する場を積極的にも受けている。日本ではこうした部分はまだ不十分なので,日本アニメ産業が学ぶ部分ある筈と結んでいる』
-続き
最悪,直訳で米国人が普段言わないような表現だらけになる-日本では,耳なじみある表現に直すが米国はそうした人材を確保できていないようだ。日本は戦後半世紀以上,米国ものを輸入し翻訳している内に多くの人材を生み出した結果になったが,米国は経験不足による人材不足でレベルが達していない,というのが現実。プロデューサーごとの理解/判断がバラバラで,日本では現場レベルで監督らが直接演技指導によって,キャラ背景・性格・物語展開という骨組みから演じ方を指示している。
プロデューサーが,現地化での総括指揮している。
ジブリとポケモンのような,過去に現地化して失敗した経験ある大手は完全管理しているが,殆どはそこまでできない』
●〔米国で,一日限りの声優初心者特訓講座(英語でアニメマンガ-2006,8/19)〕
『アテレコ専門アニメ吹替企業主催で,費用299ドル。
講座告知は,
【声優志望者/アニメファン対象に,声の演技を学ぶ機会として初心者向けに行う。
この手の講座は以前からアニメコンベで開かれていたが,人気のための声の演技指導に特化した一日講座を開催する事に。
アニメなど様々な分野での将来の声優を助ける技術を教えるこの講座では,声の演技を学べるだけでなく2人の講師から,良いデモテープ作成方法/オーディションで合格方法/良い仲介者を見つける方法を,教える事できる】』
●〔『料理の鉄人』,米でアニメ化(アニメアニメ-2008,2/6)〕
『『料理の鉄人』は,1990年タイにフジ系で放送された料理番組-有名料理店のシェフが対決するドラマ性が受け,当時のグルメブームの一翼を担う人気番組となった。
このアニメ版は完全米国製であるが,作調は日本のアニメマンガ形式で『ザ・フードネットワーク』『ディスカバリーチャンネル』で放映予定。
『料理の鉄人』は,米国でも人気で日本版を吹替放映されたザ・フードネットワーク(USA)版は,日本版続編として大ヒット。今回は,その番組を基に番組の魅力を最大限に活かしたものと期待できそう。
グルメ系アニメ番組は,日本でも数多く制作されているが料理をいかにおいしそうに表現するか,で苦心するという。日本では,様々な方法で表現されたおいしさや感動だが,米国ではこれをいかに表現するか楽しみとなる。更に,最初から決まっている展開にどう視聴者をひっばっていくか』
◎第9部:アニメを通じて,日本を学ぶ米国◎
●〔日本文化紹介本(英語でアニメマンガ-2006,1/12)〕
『『アニメ・コンパニオン:アニメの中の日本(ペーパーバックで,第1巻1999,9/1・第2巻2005,9/30)』-
2巻の前書きで,
【日本人にとっては,普通では外国人にはそうでない事柄。
1巻には,禅の項目がないことを不思議がる読者が少ならずいたようだ。しかし,1巻制作段階では禅について触れていたアニメマンガはなかった。禅に関した英文本が沢山出版されている事を考える事を考えると,多くの日本人にとって禅はそれ程重要でないという事実には,西洋人にとっては驚きなのだ。もし,禅・寺・歌舞伎・古典・詩歌など過去西洋で親しまれた日本の表面的西洋・近代化に驚くに違いない。そして,自分自身にこう尋ねるだろう。
「本当の日本はどこだ?(これは。ある著名米国小説家がガンダムファンの息子と訪日した時の旅行記『Wrong about Japan(日本を間違い)』の事を指す。著者は日本文化に関する多くの本を読み,知識を得てから日本に来たのに実際と想像がかなり違ったようで,著書で素直に描写思考した質問に到った)」
眼前にあるのがリアルな日本だから,その質問は愚の骨頂である。
当然,アニメマンガ・古典文化で得た見解だけで日本を把握するのは不完全だが,アニメマンガで得た視点の方が現代日本を理解する助けになるだろう】
これは,アニメマンガに出てくる日本国有文化を説明するモノで辞典形式で,項目ごとに関連するアニメ一シーンを解説。著者によると,以前よりも過去に舞台設定しているアニメが増えたと食料や地名の他・歴史上人物・旧地名が数多く掲載。日本からの教本に英文の間違いが多い店で度々指摘されている分,こうした本は生粋の米国人によって簡素にまとめられているので,読み易い』
●〔米国でオタク大学(英語でアニメマンガ-2006,2/11)〕
『≪大学紹介用配布チラシ≫
【当校の目標は,ファンの方をアニメ業界で働けるよう支援する事にあります。
現在企画中は
3DCGアニメ/コスプレ/パフォーマンス/アジアの食物
など,また
作品批評/良い要約・要望の書き方/ネットワークの作り方
などのキャリア応援クラスもあり,授業中にも色々体験していただく事になるでしょう。
2007年秋,アリゾナ州フェニックスで開校します。この機会を逃さず,教師や企業とネットワークを作り,アニメというエンタメ業界で必要な能力を見につけて下さい。大学は,様々なゲスト・教授・講師そして業界につながりのある人々を迎えます】
なんだが大学と銘打ったカルチャースクールみたいであるが,正式な大学ではなさそうに思える。大学のHPでは,
【私達は,各大学にこの大学の履修(りしゅう)コースへ参加していただきたいと考えています。
コースは-
ファッション・コスチュームデザイン/アジアの食文化/2D・3Dアニメーション/ウェブ・デザイン/ゲームと双方向メディア/コミックブックの装丁デザイン専門の英作文/日本語および日本文化研究/パフォーミング・アートや劇
・・・と,アニメ業界全般にかかわるコース。
高校生・大学生らが日本で働いたりする事が助けるスポンサーになって下さる企業も募集しています】
いわゆる,日本関連専門学校的モノになるんだろうか?』
-続く
:本題前に:
23日にランドマークで,FMヨコハマのトレセン祭りがあるのでそれに参加付明日は更新休み24日分はその祭りの感想記事のみ。25日から続きを入れます(後,2回の予定)。
:本題:
-続き
●〔米国製日本アニメパロ作品(アニメアニメ-2005,11/19)〕
『(前回記事終わりにあった)日本アニメをパロにしたニッケルオデオン作品(『カッパマイキー』)をあげたが,この11月にニッケルはまた『パーフェクト・ヘヤー・フォーエバー』なるものを放送開始-
≪主人公の少年が,完璧な髪型を求め謎の土地へ・・・≫
粗筋/キャラデザインを見ただけでは,日本スタイルと関係は感じられないが作品紹介をよく見ると,明らかに日本を意識した冗談としか見えない設定が-ヒロインがセーラー美少女,ガンダム的巨大ロボ・・・画面に溢れる妙な日本語が話を盛り上げている。
ニッケルは,米国における日本テレビアニメの放送拠点でもあるので,本家とパロが肩並べる珍妙な風景が毎週見られそうだ。
パロとは,オリジナルの存在が認識されて始めて成立する。大手TV局でこうした作品が放映される程,日本特有のアニメスタイルが一般に浸透しているともいえる。逆に言えば,日本アニメを大量に放送するニッケルだから出来るといえるかもしれない。一方で,日本アニメ形式を取り入れたアニメ作品制作が増加している,という現状がありそうとしたアニメ形態がパロ化されている。海外における日本アニメ文化は,新たな次元に入りつつあるのかもしれない』
●〔米国の声優はうまくない?(アニメアニメ-海外ANIME MANGA100の質問:第4回)〕
『技術に関しては,当人は努力はいしているが今一つというのが率直な意見。
20年以上前(『ロボテック』の『マクロス』部分)は,やたら「Huh?」といっていたり詰め込みすぎて棒読みになったりとしていたが,今はそれよりは技術が良くなったようだがまだ違和感が。
米国での吹替は,完成した映像を見ながらなのでキャラの表現や情況などは把握し易いはず。日本の場合は,動きや人らしい目安程度の印しかなかったり,用意されていない時がよくある,その中,監督/演出家/音響監督の指示でこなしてしまうしかし,米国吹替は声優の責任だけではなく現地化作業を取り巻く環境にも原因があると思う-日本と同時進行で,未完の内に翻訳/吹替を行わなければならず,先の読めない作業は翻訳から演技指導まで苦労が絶えない。
映像があるため,元のセリフに合わせないといけない上にセリフでの表現が日米で違う。日本語を訳するとどうしても長くなりがち。セリフの尺に合わそうとすると,棒読みみたいになりがちで,本来,セリフのない処まで入れる。だが,それは米国側の勝手な解釈でみている子供達があきるとか,理解できないだろうとした事でそれが映像演出の邪魔になる時が多々ある。そのため,配給側によってはそうした事を許可/無許可と分かれる。
日本では,予定が合いにくい特別出演者以外では,全員で長時間行われる。米国では,広い土地でバラバラにいる米国ではので合う人から撮る(メインで著名人がやる事もあるのでそうした傾向が更に強くなる)。それに,声優は日本のように人気職でなく〝俳優の卵がやる腰掛け仕事”と,少々見下された見られ方をされているらしい。そのため,声優もバイト感覚がはっきり出ている有様-しかし,アニメコンベでゲストとして呼ばれるようになってからは,そうした意識も変わってきているようだ。プロを目指す人も出てきているので,今後,プロとしてしっかり演技が出来る人が出てくるだろう。
やはり,文化の違い-〝何故,このキャラはこんな行動や発言するんだ”という部分が分かりにくいと思う。日本的情が,米国人には馴染みのない概念/ 観念や習慣が出てきたりするので,声優が今一つ感情が入れにくく役になり切れないのでは?特に,西洋文化は女性優先で日本の女性から男性へというアプローチが理解しにくい。それに,先輩・後輩/マンガ的表現・・・と,あげればキリがないのが翻訳台本の出来によりけり。
-続く
-続き
●〔技能五輪全国大会,アニメーター職も実施(アニメアニメ-2008,2/12)〕
『第45回技能五輪全国大会(中央職業能力開発協会:主催)in千葉は,どれも学習や訓練によって得られる-機械・精密機械組立から,西洋料理/広告美術/情報技能など高度専門職が40数種に及ぶ。
2005年の第43回山口大会から,アニメーター職種が加えられている。実際の競技時間は6時間に及び
-背景画から動きをつけるまで,課題の理解力/演技と動きの的確さ/キャラを描く画力/作業スピード/演技力/完成度など
で総合評価』
●〔日本動画協会推奨(すいしょう)レイアウト規格(アニメアニメ-2008.2/26)〕
『レイアウトは,絵コンテのカットごと具体的に絵にする際に使われる用紙。これにより,構図とキャラは位置などが決まりそこから原画/背景原画+動画/背景が制作される。
しかし,レイアウト用紙規格が製作所によって異なる。一作品を何ヶ所で共同制作する場合や,フリーのアニメーターが作品ごとに使い分けるなどの作業が必要になる。また,用紙の違いによる作業上の違和感も発生しているため動画協会は用紙規格推奨モデルを提示する事で,制作現場における業務の効率化を目指す。
推奨規格を利用する事で,
作業効率化/ミス+用紙発注の労力・単価・納期の,軽減/新たにレイアウト用紙を導入する会社の目安
などの,効果が期待される』
●〔東大創立130周年記念事業公開討論会:アニメがみる未来(アニメアニメ-2008,3/15)〕
『3月8日,東大経済学研究科棟で行われた。
◎アニメは子供に未来を見せる◎
東大大学院工学系研究科築学専攻助教授/現トルコ人初宇宙飛行士候補であるセルカン氏の,【インフラフリーが拓く未来と技術】と題した講演を行った。このインフラフリーとは-天変地異などでエネルギー/食料/水が遮断された場合,自給自足できるシステムの事。ゴミとして出されたものを循環させ,エネルギーを作り出す事を研究している。
セルカン氏は,未来像としてロボット技術は多くの国で挙がるが,人間との調和を連想するのは日本独自の世界観である,という。過去に科学技術が戦争に使われた例を挙げ,〝科学者は開発だけが目的ではなく,何のために使うのかという視野を持って研究しなくてはならない”と,強調。
そして,4月放送開始アニメ『RD洗脳調査室』の未来考証監修も担当。アニメは子供に未来を見せ教育を行う側面から,学者として非常に興味深い経験であったと語った。
◎『RD』はアニメと科学の共同実現◎
続いて【アニメと科学技術が交錯する未来】をテーマに,先のセルカン氏から東大大学院情報学環准教授/科学技術振興機構研究員/評論家/『RD』の監督とシリーズ構成の2人/ウィルコム執行役員副社長,といった顔触れ。
80分枠で,『RD』を軸に未来技術全般に話が及ぶ-
セルカン氏「大学では近未来しか研究できないので,50年後の世界をアニメスタッフ達と一緒に考える機会が得られて,大変勉強になった」
シリーズ構成/シナリオ担当「未来を描くのに環境というテーマは外せないので,人工島という舞台で新たなネットワーク社会での探偵物語を進めていく」-老人と若者の交流をもう一つの軸に捉え,環境と技術のバランスが崩れ始めた処で社会への振り返しが起きたり,人間の根元的な処を描図もあるようだ。
監督「演出とは,人間の価値観をどう捉えるか」-と,作品作りの肝に触れる。世界/人間観も大事なものはバランス感覚,未来技術を描くにしても人が健全に生きられる〝気持ちの良い”ものが何なのかを考えるのが,重要だという。
今回は,水が鍵になっておりシンプルで根元的物質をテーマに描く。表面的には人間ドラマを描くが,裏テーマはシンプルで永遠不滅なものを盛り込み,〝気持ちの良い”作品にするという自信を覗かせた』
◎第8部:アニメ本家・米国の巻き返し◎
●〔米国製ANIME(アニメアニメ-2005,8/28)〕
『NYタイムズによれば,アニメ番組導入に背を向けていた米子供向けチャンネル・ニッケルオデオンがそれで大成功を収めている,との事。
これまではカートゥーン/FOXが,日本アニメ導入で大成功を収めてきた。一方,ニッケルはアニメが自局の視聴者にとっては大人向け過ぎると見合わせて来た。ニッケルは,『スポンジボブ』のような万人向けカートゥーン(米国産アニメ)を得意とするが,今回は6~11歳に大人気ある米国産アニメを制作。
キャラデザインは一昔のディズニー風,話も単純でヒーローが悪者をやっつけるというもの-制作側は,〝これは,アジアから影響を受けたカートゥーン”とは言ってはいるが・・・』
-続く
:原稿なしで書いていますので,筆足らずでしたらすいません:
昨日,ムジュラの仮面ラストの事を書き込んだ後にYouTubeで本当に終わり部分だけ見ましたがどうやらリンク君,本当にハイラルに戻ったようですね・・・でも,「風のタクト」は戻っていないような描写でしたが・・・あれっ?!やっぱり戻っていないのでは?
あともう一つは,去年4月バカネタで米国IGNEntertainment社制作実写版『ゼルダの伝説』CM見ました。キャラや舞台は「トワイライトプリンセス」みたいですが筋は「時のオカリナ」ぽっかです。ゼルダ姫は同性ながらも余りのキレイさに食いついてしまいました。ただ,リンクがボサボサ髪の青年でちょっと埃っぽいのが気になりました・・・「トワイライト」での牧童リンクはあれはちょっとキレイすぎますが(いつもの緑の服になった途端に,何か本当に冒険者らしいくたびれた感じになるのであれもあれでちょっと笑えます),実写程埃っぽい子じゃあないですけどね,リンクは・・。ですが,このCM見る限り実写映画制作して欲しいですね。ただ,米国中心だとなんか先のIGN版みたいに埃っぽいリンクになりそう。そういえば,確か以前このブログでも紹介しましたがVIZがハリウッドに独自に映画制作所作ったそうですが実写映画作るならVIZ経緯で日本から東宝/円谷/東映3社共同特撮スタッフを組んでハリウッドの機材使用で本格的なのを・・・考えてみると『ゼルダ』系の映画は日本特撮業界では久しく作っていなかったのでは?この『ゼルダ』映画は多方面的に,今後の日本特撮映画に貢献できそうな気がしますが。
追伸:
【アメリカコミックス『ゼルダの伝説』第2話】記事,2頁分解説イラストの遅れで明日にずれ込みました。見え易いように原稿を大判にして,可能な限り内容を要約詰め込む形になっていますが原稿文章量にあわせて解説イラストを制作する手順を取っていますので,翻訳スピードによっては勢いイラスト制作に遅れが出てしまう場合が多々ありますので止まっていましたらすいません。
:原稿なして書いていますので,筆足らずでしたらすいません:
〔ここからは,一部内容全て紹介しますので見ていない方は気を付けてください(全編,英語字幕付き・・・でも,それすらよく解らなかったので僅かに読み取った単語や展開・人物の行動で内容判断)〕
◎マスク(2009年ジェローム・ブルベス)◎
短編3プログラム全て冒頭で流されました。
二つの面の戦いが見た時,一番手に浮かんだのが「ゼルダ:ムジュラの仮面」ムジュラVS鬼神のラストバトル(笑)。どう見ても,それしか浮かばなかったです・・うむ~~~。それにひっかかっるのは,なんて日本調な曲調に能か歌舞伎のような動きなのでしょうか?そこら辺が,どうも日本を意識過ぎる気もしますしエンディングでのスタッフロールで戦い描写に使われた格闘模範がボクシングだったそうですがなんかそこだけ西洋という感じです。やるんだったら,せめてタイ式キックボクシングかクンフーでの棒術にして欲しかった気が・・・・そこまで見てすっかり興ざめしてしまいました。
◎第1部=僕たちは機械じゃない(全11タイトル)
○「風車の村(2005年フロリアン・トゥレ)」
≪風車のふもとに住む村人達は,風車が回れば回るほど動き回り止まると動かなくなる。ある日,風車の部品が一つ取れ一人の男が自由に動けるようになると初めて村と風車の関係を知りゾッとする。そして,風車を壊しに行くが村人達に止められそうになる。しかし,何とかして風車をふもとの川まで落とすと今度は風車は川の流れで回るようになり,村人達も自然のリズムを取り戻す・・・≫
↑の作品は比較的控えめな方ですが,実社会の薄気味悪さを掘り下げています。作品に描かれている世界や出てくる登場人物は,まさに私達であり気付かずにこんな恐ろしい状況下に置かれているんだと再確認してしまった時間でした。明日からは,ここで見た映像が何かと浮かんできそうでなんだか怖いです。フジの「世にも奇妙な物語」を短時間でやってしまうのはやはりフランスや欧州の人ならという感じです。
◎第2部=夢見る子供たち(全14タイトル)
○「初めての旅行(2007年グレゴワール・シヴァン)」
≪おかあさんがいる駅まで,ちぃちゃなワンパク娘に振り回されつつお父さんはわが子が生まれてから今までを振り返り「いつもママというけど,僕の事も言って欲しいな」と思いながらやっとママの所へ・・・娘にパパーーといわれ大喜びのつかの間電車に忘れもの・・・≫
○「誰かの住むお城(2003年ピエール=リュック・グランジョン)」
≪小学生の遠足でとある古城に見学に。
気弱な男の子は,薄暗く不気味な城が馴染めずすぐに外に出てしまう。みなの帰りを待つその子に,切符売り場のおじいさんが案内してあげるからおいでと誘う。坊やは喜んで,おじいさんと手をつないで再び城内に≫
と,ちょっと怖い話にクレヨンしんちゃん風な子供らしい突飛な発想が出てくる昔風中国の学校を舞台にした「パピヨン(2005年ツィー・チャン)」の4篇が特に好きです。逆に子供向け教育でしょうか,美術史の紹介のようなものがありましたがやたら解説というかコメントが多すぎて嫌になりました。映像的にはすごくいいものがありそれに乗っけて,簡単にコメント付けてくれればいいのにあーーうるさかった(本気に,)!!!
ゾウがトランポリンやっているのも,はっきりいって(~_~)・・・これ本当に技法を見せたいがために見えて,かなりへこたれました。
◎社会派アニメ(全12タイトル)
○タデウス(2000年フィリップ・ジュリアン)
≪チェチェンからやってきた少年が,一生懸命にクラスに溶け込もうとするがチェチェンへの偏見を持ち本当の姿を知らない級友ともめた挙句結局学校から出て行ってしまう≫
こういったものから,戦争でのフランス/ドイツでの植民地や留置所での非人道的行為を描写したものから当世風なエコをテーマにしたものとありましたがやはり,戦況下でのおそましい出来事・行為を描いた作品をみて心の底から込み上がってくるものがありました。逆に,戦況下日本がした事を振り返り同じ日本人で全くの戦後生まれ(1972年生まれ)ながらも深く後悔の念にも捉われました。私達が,そうした惨劇を語り続け将来につないでいかなければならない使命を強く思いました。
エコについては,「小さな星の王子さま(2002年Zola・Trofimova)」はいいですね。きれいにしても,結局自分が汚しているというオチ。
でも,ここでも若干説明過多だったり技法に捉われ勝ちなものやただ同じシーンを繰り返す単純すぎるのもあったりしました。
3テーマでの短編を見たに過ぎませんが,独特な世界観でした。でも,全て2000年以降でその前の作品や子供向けに娯楽/教育,それぞれ,実際TVで放送されているシリーズをダイジェストに見てみたいです。後,以前,1990年代に日本アニメに対してかなり講義運動があったり日本アニメに対抗して自国アニメ産業と技術向上運動がなされたと聞き及びましたが,そういった事も是非カルチャー講座という形で日仏アニメ対決史も。
:原稿なしで書きますので,筆足らずでしたらすいません:
3プログラム通して,16:20~21:00の4時間40分耐久映画鑑賞してしまいました。・・・実はその前に,上映会場であるシネマ・ジャック&ベティまでに迷った挙句人に聞いて辿り着くのに1時間かかってしまい,この記事書き込む時点で疲労が・・・。
今回見たのは,
第1部=僕たちは機械じゃない
第2部=夢見る子供たち
第3部=社会派アニメ
これらの感想は,明日に回します。ちなみに,疲れているのによせばいいのに映画を観て触発され浮世絵風オリジナルキャラ&ゼルダ:ムジュラの仮面ネタのイラスト製作中(明日の記事と共に掲載します)。
実は,この映画祭は今回で2回目だと映画館スタッフからお聞きしましたが私も去年のはEIZONEで配られていたチラシで知っていましたが何故か興味がわかなかったので見に行かなかったですが後々随分後悔してしまいました。今年は,1ヶ月前に愛読しているサブカル情報サイトアニメアニメさんで知り駆けつけました。・・・フランス外務省が選んできたものだけに多少,筋よりも技を見せるようなタイプや子供向けみたいなものもありましたが政府筋からとは思えない際物(過ぎてこのブログでは殆ど内容説明できません)から本当に心に響く作品が多かったです。でも素直な話,短編でセルフ過多・技法に凝るのは考え物ですがね(それで,終始して肝心の映像がおざなりになりがちなのが多かったので)・・・・
続きは明日。
:原稿なしで書いていますので,筆足らずでしたらすいません:
以前,米国のゼルダファンによる同人ゲーム(?)パッケージ画と内容紹介記事
(⇒http://blog.goo.ne.jp/goo20030407/e/1300e1fb577f8563e1b06b34d8186244)
を書きましたが,そのゲーム発見とほぼ同時期に見つけていました。
2日前までは気にせずにいましたが,【『ゼルダの伝説』を通して日米比較論,日本マンガとアメリカコミックス編】の記事原稿がまとまらないのでつなぎの記事用に遊びでグーグル画像検索しましたが,今のところ,全く真相が掴めないでいます。先に紹介した,「The Untold Legend Of the Fierce Deity」はファンサイトまで開設し大々的にやっていた方ですがこの「Fierce Deity」は≪こういったパッケージアートが≫というコレクター系サイトで他のと一緒に写真のみでした。
根性で捜せば,詳細に書かれているサイトに当るかと思います(検索ヒット数も3500件未満でしたし)が今のところは捜してこうした形で紹介できる範囲で少しずつ謎を解明いこうかと。
しかしなんでしょうか・・・英語圏のみでグーグル画像検索すると,日本にはない面白ゼルダ映像が沢山出てきますね♪
日本語サイトにもありますが,英語圏だと日本では未発表(一部を除いて)のアニメ/コミックス/ゲームがあり,それぞれにファンが大勢います。そうしたファンによる批評/紹介サイト(日本産ゲーム/マンガを含めて)が星の数ほどあり,かなり見応えがあります・・・私達日本人でもまず知らないモノばかりなので,読むだけでもヘェー棒叩きまくりな内容ばかりです。・・・しかし,知らないからこそ落とし穴になっています。最近アメリカコミックス批評サイトの訳文を掲載
(http://blog.goo.ne.jp/goo20030407/e/f6539cebd95700cab266bef935091e08から,連続3稿入っています)
した後に,ネットで全頁揃え一応絵と展開のみで読んでみました(英文は記事制作時に,辞書片手に訳す予定です)ところ先の批評と全く違う感触に捉われました。日本人で20年後に見たからかもしれませんが,どちらかというと「ポケモン」に近い原作翻案ものに感じられました。指摘にあるように確かに
◎絵柄が一定していない
◎若干,展開と状況説明の仕方がおかしい
◎コマやキャラ表情/演技描写がうまくない
等,気になるのは多々ありますが構成&描き方に漫画的技法が見られる逸品・・・一歩手前のものでした。逆に,打ち切られたわけはきっと次に出る「神々のトライフォース」とカブるため終わりそうもないからと中止ざる終えなかったのでは?,と思っています。
でも,やらせていた割になんてあそこまでキャラ描写がバラバラだったんでしょうか?
米国では,日本のように作家を軸にしたアシスタント制度でなく本当に分担してやっているそうです。ゼルダコミックスも,各話1~10頁にあたり5人で分担していますがどうやら脚本/背景専門にしているのが各1名いるようで後は3人でキャラ担当しているようです。今のところ,バラ読みで画調に5パターン程確認できました。
◎本家アメリカコミックス調
◎日本マンガ(どちらかというと,少女系)調
◎思いっきり児童系調
◎「とにかくそれらしく描けます」といったお手伝い系調
◎かなり微妙
そういった点で,批判されるのかもしれませんが載せた方の批評に乗った私も悪い点がありました。全体的作りが悪いのが際立っていた,第2部から2話をほぼ集めた後にその批評を見つけました。手元にあるのが,批評された通りなものばかりでしたのでつい納得してそれにあわせて批評してしまいました。
ゼルダアニメに関しても,同じです。
しかし,こうしたファンによる紹介/批評無ければ詳細に解らないし何分米国のみしか収録ソフト(DVDは再生機さえあればできますが自分はそういった万能型をもっていないので)や古本もなかなか日本じゃあ見つからないです。それに米国展開のみの詳細なデータ・情報見つける殆どは,こうした同人サイトからです。
≪解らないから,ファンが書いているのをつい信じてしまう≫
というのは,知らないだけについて回る必要悪ともいえますがなるべくそういうのを紹介したあとは可能な限り詳細に調べていくつもりです。
何か,書きたいのがたまっているので本題から外れてやたら長文担ってしまいました。
追伸:
前回,紹介した横浜フランスアニメ映画祭私も今週火曜日に【社会派アニメ】【夢見る子供たち】の2プログラムを見る予定です。それぞれ,短編コレクションなので2回に分けて感想文書きます。
(アニメアニメ5月10日付記事から)
『6月20~26日まで,伊勢佐木町シネマ・ジャック&ベティで行われる。
詳しいスケジュールは, http://www.jackandbetty.net/
◎長編◎
9世紀アイルランドを舞台にした,今年公開「ブレンダンとケルズの秘密(トム・ムーア監督,フランス/ベルキー/アイルランド)」
◎短編◎
○夢見る子供たち
○社会派アニメーション
○愛の賛歌
○ぼくたちは機械じゃない
の4テーマで。
◎仏国映像/アニメ・アートスクールGobelins&芸大大学院映像研究科アニメ専攻(横浜校)のよる,学生作品。
一般1200/会員・学生・シニア1000(前売:有隣堂本店で1000円)
この企画は,6月中開催されている横浜フランス月間の一つ。フランス月間は,2005年から半年ごと。この時期には,横浜は仏国の他方面的文化を紹介。今回は,特に,リヨンと姉妹都市になってから半世紀となる記念的都市でもある』
(英語版Wikiより-米国版『ゼルダの伝説』記事,ここで一旦終了)
◎DVD発売と変更部分◎
Shout!Factoryから,2007年2月27日北米にて発売。
制作側のDiC:NBC本放送用原板複写で,複写の上の複写による画質の劣化はない。だが,その原板提供はDiCでない出処が不明なもの。DiCとも取引されていないので,開始時の広告はない。唯一,1枚目の「ビデオランドのケビン」にボーナスとして付いている。
ダブルディスク2枚組で,小冊子なし。
3期目は除外,同時期に放送されていたマリオワールドアニメに15分割り当てたので,DVDを『キャプテンN』と『ニューマリオワールド』に区分け。
DiC原板使用のため,初期版「How’s バイユー」は入っているが原盤にない#27迷場面集(?)「When マザーブレイン ルール」は,当然ない。「類人猿の女王」2分程,「崖の上にマザーブレインを巻き上げろ」キッドイカロス+ロックマン/「水面下のピラニアバトル」ケビン+サイモン・ベルモントの,各ツーショット部分が紛失。発売元は手違いとして,1期目からの編曲もないからと「The Feud of Faxanadu」から「Mega Move」楽奏に変更するか,それに近いモノにすると約束,ディスク交換を始めるとの事。
だが,その変更曲は2期目のモノでポピュラーでもないがそれでもっぱら済ませている。
◎地域別DVD版◎
・オーストラリア版
3期目とマリオワールドアニメが,全話入っている。
・日本版
3期目の3話だけ入っている。
(英語版Wikiより)
◎地方局での改変◎
独特な全34話は,NBCでの本放送(1989年9月9日~1991年10月26日)終了後(1992年秋から)の地方局での3期目編集の結果,大部分は現存している。
○「How’sバイユー(本放送:1989年9月16日OA)」
改変版での特色は,ケビンとラナ姫ダンスシーンBGMは色々な楽奏のパーツで織り交ぜたり,対話部分/再編成等,小さい変更がなされている。
Shout!FactoryのDVDで収録されている。
○3期目では,1話15分の長さで流された。
○「When マザーブレイン ルール:クリップショー」
これには,
≪BGMなしで,多方面に削られている≫
≪一連の,多くのシーンであちらこちらに変更されている≫
の2パターンが,存在する。
多くは気にならない位小さい変更で主に流行曲削除と,「The Feud of Faxanadu」から「Mega Move」楽奏に変更。
(英語版Wikiより)
◎一口メモ◎
『ナルニア国物語』を思わす始まり方,「ビデオランドのケビン」は『不思議の国のアリス』,「ドンキーコング・ジョーンズと最後のバナナ」と文学からサブカル,更には身近な話(米国人なら解る)をもじっている。特に,かのディズニーSF映画『トロン(1982年)』
≪人が,ゲーム世界に入りその世界にため,悪の巨大超高速コンピューター管理プログラムと戦う≫
の展開・世界観に類似している。
◎地方局へ◎
『Captain N:The Video Game Master(マリオランド+キャプテンN/ゼルダの伝説/マリオの冒険)』として,USAネットワーク・ファミリーチャンネル地方局:ボストンWLVIにて本放送終了翌年,1992年秋から週日16:30からの放送。番組編成には,キャプテンNのファン陣に任されるのが通例になっている。
編集版だからこそ,それぞれアイキャッチが付けられた。
同DiC製作The Super Mario Bros.Super Show!同様に,当時流行した音楽が使われ「ビデオランドのケビン」「危険領域」は,ボブ・Segerのシェイクダウン,「Mega Troule for Megaland」ではKenny Logginsだったが,地方局編集版になると元々は『マリオの冒険』用楽曲「The Feud of Faxanabu」,2期目からは「Maga Move」楽奏版に。「最も危険なゲームマスター」のBGMも,マイケル・ジャクソンの「スリラー」カバー繰り返し尺合わせている。
「The Feud of Faxanabu」は,編集版3期目OP曲として使用された。
各2話構成で30分枠。
『キャプテンN』とはかみ合わない,The Super Mario Bros.Super Show!版『ゼルダの伝説』はカットされたが,それから「生霊」「暗黒界への接触」が流された。
最終的には,マリオ部分のOP曲もカットされた。