2008年05月23日
「ここで会ったが100年目」
今日、先生に言われた一言が引き金を引いた。
goo×うそこメーカー
【本題】
2年程前に(『NHK人形劇のすべて(マガジンハウス)』を元に)ストーリーを紹介しました、≪竹田人形座SF3部作≫ラストを飾った作品。
ブックオフで入手したのは、最初の発刊(1969年、講談社 青い鳥文庫)から34年後に再版(2003年、≪SF作品群中心≫のfシリーズ)したモノ。
元々、『アオゾラ市のものがたり』という題名でサンケン(現「産経」)新聞発刊の月刊PTA内での≪ジュプナイル(子供向け)SF≫として、1968年に連載開始。翌年には、単行本化&TV化が同時に行われた程大ヒット作に。
小松氏は、2002年(『NHK人形劇のすべて』)と2003年(原作再販に合わせて)と事ある度に制作当時を振り返るコメントを残しています。
本来、≪子供好きな≫小松氏でしたので当時(60年代終わりごろ)高度成長によってもたらされた諸々の問題に未来像にカゲりが出てきた時に、【子供達にもっと明るく素晴らしい21世紀像を見せたい】と、発起。
元々、米国の児童文学『ゆかいなホーマー君』を小松氏が読みその中での未来が子供達の日常風景として表現されているのに感銘受け、≪自分も≫と思ったのがきっかけ。
#2【地下道のぼうけん】では、008を支える知られざる多くの人々と遺物について。
#4【ふしぎなロボット】では、電子頭脳の狂いで偶然遠い星の人々の電波を受け取ったロボットの話。
#6【くるった電子脳】では、008のメインコンピュータの故障による大混乱。
#8・9【月にいったうさぎ】では、月面都市とそこで生まれた地球に憧れる月の子達。
読んでいて、夢が広まる分「FREEDOM」「RD潜脳調査室」に通じる、考えなければならない事も強く感じられました。
小松氏は、この後も1980年には朝日新聞日曜版『新しい童話』で25本もSF短編(翌年、講談社 青い鳥文庫『宇宙人のしゅくだい』として、まとめられました)を、発表。発表当時、手塚大先生を中心にした≪日本SF作家≫全体が総じて【未来への希望】持つ心がなえるような目の前に横たわる科学文明に幻滅し、作品もそれに合わせたかのように暗いモノが多かったです。
こうした第1次世代(1960-80)の未来への熱い思いが冷め、≪世紀末SF≫とも称されるサイバーパンクものが台頭する第2次世代(1980- )に移行。
昨今、全体的に原点回帰≠夢・希望を持っていた時に戻ろうという原点へのぶり返し現象が起こっています。
私は、【第2次世代】なので原点(第1次)の熱気は全く分かりませんが色々な機会に恵まれその一端を、徐々に感じられてきました。
「RD」は、見ていると「攻殻」を核に60年代の子供向けアニメ+活劇モノ・・・女性ロボットが「ピロンの秘密」のミラに見えてしかたがありません(笑)。それはともかく!!制作担当のIGが、ハードアニメ専門と思っていただけに「RD」を見た時・・・
≪これなら、「ピロンの秘密」「宇宙船シリカ」「パトロールホッパ」「空中都市008」を全てアニメでリメイクできるな≫
と、勝手に確信。
そういう訳で、IGさんよろしくお願いしまーす♪
「ここで会ったが100年目」
今日、先生に言われた一言が引き金を引いた。
goo×うそこメーカー
【本題】
2年程前に(『NHK人形劇のすべて(マガジンハウス)』を元に)ストーリーを紹介しました、≪竹田人形座SF3部作≫ラストを飾った作品。
ブックオフで入手したのは、最初の発刊(1969年、講談社 青い鳥文庫)から34年後に再版(2003年、≪SF作品群中心≫のfシリーズ)したモノ。
元々、『アオゾラ市のものがたり』という題名でサンケン(現「産経」)新聞発刊の月刊PTA内での≪ジュプナイル(子供向け)SF≫として、1968年に連載開始。翌年には、単行本化&TV化が同時に行われた程大ヒット作に。
小松氏は、2002年(『NHK人形劇のすべて』)と2003年(原作再販に合わせて)と事ある度に制作当時を振り返るコメントを残しています。
本来、≪子供好きな≫小松氏でしたので当時(60年代終わりごろ)高度成長によってもたらされた諸々の問題に未来像にカゲりが出てきた時に、【子供達にもっと明るく素晴らしい21世紀像を見せたい】と、発起。
元々、米国の児童文学『ゆかいなホーマー君』を小松氏が読みその中での未来が子供達の日常風景として表現されているのに感銘受け、≪自分も≫と思ったのがきっかけ。
#2【地下道のぼうけん】では、008を支える知られざる多くの人々と遺物について。
#4【ふしぎなロボット】では、電子頭脳の狂いで偶然遠い星の人々の電波を受け取ったロボットの話。
#6【くるった電子脳】では、008のメインコンピュータの故障による大混乱。
#8・9【月にいったうさぎ】では、月面都市とそこで生まれた地球に憧れる月の子達。
読んでいて、夢が広まる分「FREEDOM」「RD潜脳調査室」に通じる、考えなければならない事も強く感じられました。
小松氏は、この後も1980年には朝日新聞日曜版『新しい童話』で25本もSF短編(翌年、講談社 青い鳥文庫『宇宙人のしゅくだい』として、まとめられました)を、発表。発表当時、手塚大先生を中心にした≪日本SF作家≫全体が総じて【未来への希望】持つ心がなえるような目の前に横たわる科学文明に幻滅し、作品もそれに合わせたかのように暗いモノが多かったです。
こうした第1次世代(1960-80)の未来への熱い思いが冷め、≪世紀末SF≫とも称されるサイバーパンクものが台頭する第2次世代(1980- )に移行。
昨今、全体的に原点回帰≠夢・希望を持っていた時に戻ろうという原点へのぶり返し現象が起こっています。
私は、【第2次世代】なので原点(第1次)の熱気は全く分かりませんが色々な機会に恵まれその一端を、徐々に感じられてきました。
「RD」は、見ていると「攻殻」を核に60年代の子供向けアニメ+活劇モノ・・・女性ロボットが「ピロンの秘密」のミラに見えてしかたがありません(笑)。それはともかく!!制作担当のIGが、ハードアニメ専門と思っていただけに「RD」を見た時・・・
≪これなら、「ピロンの秘密」「宇宙船シリカ」「パトロールホッパ」「空中都市008」を全てアニメでリメイクできるな≫
と、勝手に確信。
そういう訳で、IGさんよろしくお願いしまーす♪
NHKの人形ドラマとしては短命だったので、記憶に
残っている方が少ない、人気がいまひとつということも
あってか、資料も少ないです。
僕は確か後になって、角川文庫だったと思うのですが
(ちがったかな)で買って読みました。
引っ越しの時に処分していなければ今でも本棚に並んで
いるはずなんですけどねえ。
KAZUさんも、ブログにその話の記事を載せましたらご一報を。
暫く、こちらも周辺が忙しいので掲載が途切れ途切れになりますがのんびり記事を読んでくださいね。