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深夜テレ東アニメ「超訳百人一首 うた恋」は素晴らしい内容!!

2012年09月04日 02時54分07秒 | 日本アニメ論

:原稿ナシで書いているので、筆足らずでしたらすいません:

 ロンドン五輪前に偶然見た、↑の写真のような現代風なイケメンさんの登場人物達が百人一首の時代を演じていく話ですが・・・
■風流人と呼ばれる著名な宮廷歌人は、実はそんなに存在感がない人々
-あるエピソードで、6歌人といわれる6人が花見をしながら優雅に「宮廷の人々は私達を歌が旨い旨いというけれど、歌人としてはちゃんとした見てもらわず風流にかぶれているだけの遊び人としか見られていない」と、上層歌人が言うと、下層歌人は「歌で出生してみせる!!」と鼻息を荒くする・・・
 その後、その下層歌人の言う事が本当になっていく・・・それを気負いな事を言っていた上層歌人は「あいつ、歌の価値が認められる事を気付いていたんだな」と、彼の先見の目に感心する。
■現代女性に通じる、女流歌人
-枕草子を書いた清少納言は、紫式部と重要人物で以前、「宮中に上がって自分の能力を試したい」とまさに現代女性的考えを持つ才女
。今日の放送分では、仕えていた中宮様が皇子を生んでから亡くなってしまい、そのショックで宮中を去り枕草子を書きながら亡くなった中宮様とのすてきな生活をつづるのに人生をかける事を友人の宮廷人に語っていました。

 番組冒頭で、百人一首編集者の歌人の緩い解説がなされていますが見ていくと当時の歌人達や宮中の様子が手に取るように分かり、歌が歌われる背景もすっと理解できます。
 特に、今週の清少納言の話は詰まった物がありました。

 昨今、世界的に日本アニメが注目されていますがこうした和歌の世界はなかなか広まらない所があります。インテリ層は、好きそうですが全体的には広まりにくい所があるのでこうしたアニメが絶好の題材だと思います。
 本当にテレ東は世界レベルのTVアニメシリーズを沢山制作しますね。



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