横濱kabitanの、あれこれ話

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BS11「グスコーブドリの伝記」公開記念番組

2012年07月03日 03時32分55秒 | 日本アニメ論

 昨日のつもりが、深夜BSでの演劇「陽だまりの樹(原作:手塚治虫)」が3時20分まであってそれにポケモンスマッシュ合わせDVDに落しつつ、ブログ用にメモと記事更新に間に合わず、今回に・・・

 今回は公開直前特集で、冒頭は先日あった原作者・宮沢賢治の郷里・石巻にて完成記録イベント報道映像-公園で劇中音楽のコンサートがあり、賢治の農業学校で上映会が行われました。
 そして、作品の摩訶(まか)不思議な部分を解説-
■持つと飛べる青い玉-ヒントは宮沢短編集、ブドリにとって大事なものを暗示しているそうです。
■奇妙な文字群-ブドリ文字という、造り物。
■近未来的街並-≪古風な未来像(≠レトロ・フィーチュー)≫的描き方。
■キャラが猫-猫の方が、見る人も話やキャラに入り易いと、監督の考え(人だと少年の物語になってしまいリアルになり過ぎるから、という考えから)。
■妖怪キャラ-上記の猫人間の話と、見られたくないという監督の思いから出た物。
■前作「銀貨鉄道の夜」にもあった、金色の三角形の物体-これは宮沢作品にもあって、≪見えない大事な存在≫とする謎の物体。
■監督も声で出演-「ハイ、望遠鏡」という、キャラだそうです。
 スタッフのこだわり部分-
■主な舞台になっている近未来的街の発展する都市のゆがんだ描写は、原作にもあるそうです。街の建造物は、世界のを集めたものでそれが無国籍感を生み出しています。全体の構図もしっかりされていて、公共施設からエレベーターも≪初めて造られた≫というのをモデルに描かれたそうです。街の人々にも細かく設定され、それぞれそれに合わせて動いていてリアルな生活観を生み出している。
■キャラ造型は前作からきているので、知っている人が見ればそれに気付くのが沢山出てきます。
■作中の、「雨ニモマケズ」は原作にはない部分-「雨ニモマケズ」は賢治が晩年自分の思いをメモに書いたもので、死後、遺族によって紹介されたもの。童話集は、発表するつもりで書いていたそうです。
 映画グッズで、番組一押しはアニメ絵本-前作と同じ、良質な児童書を出すので評判の出版社から出されています。今回、ブドリは返事のセリフが多いので文章書きと相談してまとめたとの事。

 先月放送できなかった分は、22日に放送されるそうでテーマは劇中音楽とその担当の日本人男性バンドネオン奏者を、特集するそうです。



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