横濱kabitanの、あれこれ話

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横浜フランスアニメーション映画祭2011:ラスト

2011年07月15日 04時12分06秒 | 海外アニメ研究

 ここ1週間ほど,最初にサイトインして記事作成にオフライン作業して投稿しようとする接続拒否され,結局,再起動してまた一から記事立ち直しする羽目になるのですけれど・・・

 初めて,ヨーロッパ高等映像学校(フランス文化コミュニケーション省監督下)学生作品見ました(2009年での,欧州最古のフランス映像・アニメーション学校ゴブランとは別です)が,1999~2010年で制作されたモノ-前記事での≪韓国人作≫とは作中にハングル文字があったというだけです。
(以下の数字は,前記事に記載と対応しています)
 3・6・11・15のハングルものを除いて,2・4・5・7・12はほぼ無声で1・10・13・14は台詞過多。4・5・12は一応な出来ですが,1・2・7は技術を見せるがための見本にしか見えず10に到っては延々言葉と映像の繰り返し-見る気失う。13は,一応の筋と映像が成立していますが皮肉たっぷりなのに,殆ど記憶に残らないオシャレな教訓報道CMな作品に感じられました。
 ハングルものが全体的に出来が良かった分-果敢に東洋の美術伝統的世界観を映像化した6は,≪東洋的なものが全て奇妙なもの≫に捉えている西洋人的表現に非常に残念に思えました。同じく芸術をテーマにした4も含め,文芸的なものを映像化する時はかなり覚悟して取り組まなければならないと思います。表面的ならいくらでもマネできます-ですが,それは奇をてらしただけのもので,それに関わるもの全てに悪影響与えるだけです。
 それに関しては,一番気を使っているのはやはり子供向娯楽作品ではないでしょうか?国内外で息の長い人気ある作品見れば,どの位注意払って造られているか,分かります。さらには,今は忘れられている昔のものも研究するのも大事だと思います-こうした温故知新な姿勢が弱まってきているように見え,特にアニメ文芸資料や一部のマンガ原稿/雑誌が散逸しているのにかえりみられないのが,残念でなりません。



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