横濱kabitanの、あれこれ話

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西洋と東洋の、アニメの捉え方

2005年08月08日 03時28分32秒 | 日本アニメによる、異文化比較論
 日本アニメ専門ブログ「アニメアニメ」から、米国と中近東の日本アニメへの接し方の違いがはっきり解る記事が5本ありました。

《中近東編》
 『サウジアラビアで増加する日本アニメファン』(2005,8/1)『イスラエルの日本アニメファン』(2005,8/4)
 双方、全く違う文化に住んでいる人々ですがお互い、日本アニメファンで全体的に好意持っているというのはとても嬉しいです。
 現在の《世界の、日本アニメ熱》はポケモンが発端、という点ではファンのヒイキ目でも信じられませんでしたが、『ポケモンアワー』などで関係者の話を聞くだけでも本当だと知りましたが、2000年以降は断絶的に米国の情報ぐらいしか国内では聞こえなかったのでこういう最新の記事は本当に有難い事です。
 こちらの報道の仕方はかなり驚いた様子で報道されていたと、「アニメアニメ」では書かれていました。例の、米国で1999年に公開されたポケモンの映画(『ミュウツーの逆襲』)の大ヒットに対しての米国側の報道のされ方は、私が買ったり図書館からコピーしてきたものを辞書片手に必死になって訳した(ここでの、内容は中途半端な訳しなので一部間違っているかもしれません)だけでも、相当批判的で『子供に、毒だ』というような文調だったり原作者の田尻氏も間違った略歴で『学校の落ちこぼれ』とか、『ゲーセン通う(これは本当で、後の《ゲームフリーク》の原点になる同人会を発足させている)不良』とか、田尻氏の人間性を疑わせるような物までありました。子供向けでは、全体的には良心的内容が殆どですがやはり一部、あきらかにポケモンをからかいひやかす俗悪なものもありました。その点、中近東やアジアの報道は日本アニメを素直に受け止めて『なぜ、こんなに好かれるのか』と真面目に研究しています。あんまり、褒めたり研究熱心なので私達、日本人の方が腰引けてしまったりしてしまいます。・・本当は、胸はってもいいんですが日本人の国民性でつい・・。

《米国編》
『タイム誌が選ぶ日本アニメベスト5』2005,8/3『インディゴ米OTAKONでライブコンサート』2005,8/6『米国美術館でアニメ展開催』2005,8/6
 なぜ、米国は大人の日本アニメファンが目立って子供や親子やご年配の人達は見えづらいのでしょうか?確かに、「アニメアニメ」にあった『なぜ、日本のアニメは強いか?(2004,7/27)』の記事にもあるのように美術・文芸面では世界トップですが、見せる相手はあくまで子供と青少年です(最近は、ご年配から幼児まで広まって)。それから考えれば、なんて米国から子供やそのご両親の生の声が聞こえないのでしょうか?多少、発信側の日本のも問題があると思いますが受信して視聴者に配信する米国の放送局にかなり重い責任があると思います。
 日本よりも、利益優先でちょっとした理由で放送カットするのは宜しくない。日本アニメは、じっくり観ないと解らない。その点では、アジアンの人々は解っています。

 しかし、日本側も胡坐かかずにもっと内容をソフトにして深いテーマ(自然環境・人間関係といった、今現在の問題について)を書いて欲しいです。

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2 コメント

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残暑お見舞い申し上げます。 (すな)
2005-08-16 16:36:23
いつもブログをお読み頂き、誠にありがとうございます。社長は不定期と言いながら毎日、膨大な情報からニュースを探しては、なるべく私心を入れずに客観性をもった文章にしております。現在、法人としてのWEBコンテツを見直しながら私の担当コーナーを開設予定です。(社長はちょっと怖がっておりますが)

継続することは、なんでもたいへんなことだと思います。横濱kabitanさまも楽しく、お続けられますことをご祈念申し上げます。

まだまだ暑い日が続きますので、お身体ご自愛ください。
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すなさんへ (横濱kabitan)
2005-08-18 00:27:35
 わざわざのコメント、有難うございます。

 私も、《大衆文化研究発表》という体制でこのブログを立ち上げている以上、なるべく私情にかられないよう細心に気遣いアニメには関心が無い一般の方でも観れる記事を目指していますが、時々、違うジャンルのコメントやトラックバックがあって面白いんですが・・・、一つは困るようなものまで書き込みされています。こういう、世界のサダですがね。
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