あっちこっち歩いて楽しむおタケさん

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山に登ったかと思えばメタボな食事、お花、キノコ、いろいろ~

四国南予歩き遍路四日間 (第四日目・43番~伊予大洲へ)

2011-12-26 01:26:30 | 歩き遍路四国八十八ヶ所
>>>第四日目・明石寺からの続き
 
さぁ~~今日は残りの20キロ
もうお参りのお寺はありません
日が暮れてもお宿になんとか到着すれば問題ありません
 
明石寺の裏山を登って本来の遍路道を行きたくてお坊さんに尋ねましたが
今は、道が荒れて踏み後もなくお勧めできませんとのことで仕方なく
卯之町の街並みを見ながら歩くことにしました
 
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下りきって卯之町に到着 10:55
 
蘭学者も脱獄してこの地に留まったこともあるのですね
 
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由緒ある旅館は有名なお方も利用されるようです
 
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町は白壁が続き時代を感じさせます
 
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町を抜けて県道を行けば遍路小屋があるのですが
旧道を延々歩きますが随分お腹が減ってきました
先に一軒あるコンビにまでまだまだですので適当な畑の石積みの畦で
おにぎりを食べます
向かいの家の玄関で昼寝をしていたワンちゃんを起こしてしまい
暫く吼えられました
ゴメンよ、上げたいけど何でもかんでも食べちゃいけないだろ~
なんて話しているとおとなしくなりました
 
さぁ、ちょっと力を蓄えてまた歩きましょう
あの旧道はこの辺りに出てくるのではないかな
等と山の方を眺めて見ます
するとなぁんだ、ここまで頑張って歩けば良かったね
地図に載っていない真新しい遍路休憩小屋
お接待のミカンも備えてあります
でも、さっき休憩したから素通りです
アスファルトの県道に合流してだらだらと歩いて行くとやっと
1件だけのコンビニが見えてきました 12:15
トイレを借りてパンを1個買いました
 
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道の両側、西予の山並みもグラデーションになり綺麗です
 
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なかなか次の峠の表示が無く少し焦ります
道の高いところに草に隠れてました
 
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やっと今日の二つ目の峠に差し掛かりました
 
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もちろんトンネル回避
峠を越えて行きます
峠の入り口で丁度良い杖になる枝を見つけて登って行きます
 
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林道に出会い少し休憩 14:00
 
 
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横切ってまだ登ります
下に今さっき歩いてきた町が見えます
 
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やがて町も見えなくなり峠の頂上にやってきたようです
 
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石垣の上に小さなお地蔵様がちょこんと鎮座されていました
手を合わせて下りにかかります
 
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下りが始まるとやはり小さなお地蔵様がいらっしゃいます
ここも手を合わせてずんずんと下って行きます
 
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道が林道に出てそのまま進むのかと思うと遍路道表示があり脇道を下ります
 
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下りの長いこと
たいがい車道に出ても良い頃なのにと地図を眺めてはまだだね
 
登り始めて下って1時間
やっと降りてきました
何処から何処までを基準に50分だったんだろうね
10分オーバーか、残念
 
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民家の手前に
札掛大師堂(松下庵)が荒れ果てた様子で佇んでおり門の奥に
お大師様がお立ちになっていた
ここも拝観はせず門外から手を合わせるだけで通過
 
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国道と出会い旧遍路道に進むはずが表示に従って歩いていたら国道の歩道に出てしまった
もう迂回する元気も無く国道のレストランセキショでたまらず
たこ焼きを6個入りを二人で仲良く分けて食べた 15:30
外のテーブルで腰掛けて待っているとなんと親切に
お水をサービスしてくださり中で休んで行ってくださいねと声を掛けてくださった
誠にありがたいお接待である
 
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そろそろ今夜のお宿に電話を入れましょう
Kさんが電話すると宿のご主人が出られて
その場所からならあと1時間少々ですから気をつけて、とのこと
お店にお礼を述べてトラックが飛ばして行く国道をとぼとぼと歩いて行きます
 
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松山自動車道を左に見ながら大洲北只に入り
川沿いになって歩道を学校帰りの子供たちが向こうからやってきたので
この川が有名な肱川なのか聞くとこれは高富川だと教えてくれ
肱川はまだこの先の合流地点らしい
 
なんとか大洲大橋に差し掛かかり橋が二手に分かれているのでまた宿に電話する
今度は女将さんが出られたようで市役所の通りを真っ直ぐ進んで橋を渡ったら直ぐですとのこと
二つの橋を挟んでうろうろしているのを通りがかりのオバサンが見かねて道を教えて下さる
ここからまだ2キロも先でどの橋を渡っても宿のあるところへ出るらしい
お礼を述べて左の橋を進むことにした
 
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まぁなんとか行き着くでしょうよ~
なんて言いながら進むと看板が
あ~!おはなはん通りやて~~ おうてるおうてる~!!
是が解る二人だから間違いない
 
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調子に乗って街中へ迷い込み煉瓦敷きの道を右往左往して大きな川に出てしまった
そうや!! 是があの肱川あらしで有名な川や
鵜飼も有名なんや~
屋形船が繋いであるし~
と平然と眺めている
 
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赤レンガの建物を素通りして
あれが有名な
おおず赤煉瓦館やったんや
と、引き返し一枚写真を撮る
 
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そしてどこまでも不思議な二人は
お~はなはん~♪と歌いながら、良かったね道迷いして~~と遊んで進むのです
 
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でももう暗くなってきましたし疲れました
そろそろお宿を探しましょう
 
左に大洲城を見ながら肱川にかかる橋を渡り宿のあるJR予讃線大洲駅前方面へ向かいます
 
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なかなか表通りには見当たりません
ふっと一筋奥の道を見るとありました
今日のお宿です
ごめんくださ~い、遅くなりました~
やれやれの到着です 17:10
 
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すっかり日暮れて着きました
札幌からの男性ももう先に到着して出迎えてくださいました
古い旅館で中庭に大きな鯉が泳いでおり
お部屋には迷路のよな階段や渡り廊下で案内してもらいました
荷物を降ろして先ずはお風呂です
今日は二人一緒に入れます
直ぐに洗濯して頂き乾燥までサービスしてくださいました
時間も丁度食事の時間
さっぱり汗を流して今日の泊まりの男性3人とワタシ達でいただきま~す
ハモの照り焼きを竹にロールしたのはお初です、美味しい~~
宇和島牛づくし~
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ワタシ達は今回はこれにて歩き遍路の区切り打ち納め
後の男性陣はこの先も通して歩いて行かれます
二日後ぐらいの久万高原はもう寒いかも
峠は農祖峠か鴇田峠を行くのか
宿は何処にするのか
そして何より宿のご主人はまだお若く
高野山町石道を歩いて来られ
熊野古道にも興味があるらしく
古道マップを広げて話し込んでしまった
今は先の台風の影響で立入禁止のところがあって春になったら
多分復旧されるでしょう
などなど話して明朝6:00の食事までは一緒にすることになり
其々の部屋へ戻り
20:00には休んだように思う
 
 
 
2011.11.30(水)
 
疲れもとれてぐっすりと眠り心地よい朝を迎えた
昨夜の泊まりの5人で朝食を6:00にともにする
 
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ワタシ達2人はもう歩かないのですがしっかりと朝食を頂き
バナナは途中の車中でのおやつにと頂いて行きます
 
男性陣にどうぞこの先気をつけて八十八番さんまで無事に結願をと挨拶して分かれます
ゆっくりと旅館を出発して伊予大洲駅に向かい列車に乗って松山まで移動します
 
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松山でKさんとまたいつか一緒に歩けるといいねと言い別れます
彼女は今治まで列車に乗ってそこからバスで広島へ
ワタシはここ松山からバスで大阪へ
其々の家路へと向かいます
 
不安もあったし荷物の多さに閉口した日もあったが
雨に降られることなく無事に四日間をKさんと歩き通せたことが何より嬉しかった
 
Kさんお宿の手配、全部お任せして道中の地図もお任せで頼り放しでしたが
一緒に歩いて下さって心丈夫でした
本当にお世話になり、ありがとうございました
 
そして道中で出会った幾多の親切な人々に感謝して
この四国南予歩き遍路四日間の旅を締めくくりたいと思います
 
         長長とした遍路紀行、お読み下さった皆様もありがとうございました   ((完))
 
                       また、花遍路にでも行けたらいいなぁ~と思っています
 


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30 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (はっさく)
2011-12-26 05:31:00
こんな田んぼの中にコンビニが・・・!?
遍路さん用?
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Unknown (エディ)
2011-12-26 05:58:00
大洲の川の所は風光明媚という言葉がピッタリなんですよね。
いつも仕事で通過するだけなので、一度はゆっくり景色を眺めてみたいと思ってるんですが・・・・。
朝食、どの宿も美味そうですね!
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Unknown (sowaka)
2011-12-26 13:26:00
4日間のお遍路歩きお疲れさまでした!
たっぷりな写真と細やかな説明の記事で、こちらも
楽しく興味深く読ませていただきました♪ポチ☆
最後のお宿の夕食「宇和島牛づくし」が食べたいです~~~~!
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Unknown (えこさん)
2011-12-26 16:15:00
健脚ぶりに脱帽です。
女は強い?
嫁と同じに歩いていても足の故障は私が必ず先です。
たいじゅうの関係かな。
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Unknown (はんちくてぃ)
2011-12-26 17:00:00
峠を越え、橋を渡って、一日20kは大変ですね。
歩き遍路さんには、頭が下がります。健脚に、ポチ☆
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Unknown (ひよっこ)
2011-12-26 18:52:00
歩きも、記事作成もお疲れ様でした
自分が歩いているかのように擬似体験させていただきました
遍路宿もそれぞれにおもてなしの心や出会いがあって楽しそうですね
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Unknown (mannmaruogojyo)
2011-12-26 20:25:00
はっさくさん
国道や県道を通過する車が多くて結構な利用があるようでしたよ
遍路さんはトイレを借りてジュースかおにぎりを買うだけだから採算があいませんよ(^^;
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Unknown (mannmaruogojyo)
2011-12-26 20:31:00
エディさん
大洲の市中を流れる川は‘肱川(ひじかわ)あらし’という現象が見られることで有名で高台には展望所まであるらしいですよ
3月から10月の風の強い日に見られるそうです
大洲の市中は古い歴史のある建物や庭園、大洲城の城下町の風情が残っています
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Unknown (mannmaruogojyo)
2011-12-26 20:34:00
sowakaさん
四日間の記録をまとめる方が歩いてるより疲れました(笑)
大洲の宿での牛肉づくしはとても美味しく最後にパワー頂きました(^^;
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Unknown (mannmaruogojyo)
2011-12-26 20:37:00
えこさん
何も遍路は女だから男だから強いなんて思いません
要は自分とどう向き合い折り合いをつけて歩くかだと思います
無理な計画は立てません、無理なら直ぐに変更します
先ずは体調を万全にして出かけることです
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