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四国南予歩き遍路四日間 (第4日目・歯長峠を越えて43番へ)

2011-12-25 21:57:36 | 歩き遍路四国八十八ヶ所
2011.11.29(火)
 
いよいよ今回の歩き遍路の予定の最終日
朝は6:00の朝食です
 
民宿のご主人の真心のこもった温かい食事を頂戴して
バナナとKさんが飲まなかった牛乳は途中の水分補給の足しに頂いて行きます
 
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6:30 今日の30キロの行程に向けて宿を後にします
ご主人がまだ暗い庭先でほんのり見える山の上の鉄塔を指して
あそこまでぐるっと道が巻いて登って行きそこから先は下りになるから気をつけて御参りを
と見送って下さる
 
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田んぼ道をなんとかライト点けずに案内板を頼りに峠を目指します
 
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峠の登り口に着いてもまだ薄暗く登るほどに雑木林の中は暗く淋しくなります
 
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ようやく一登りして峠を抜けたのかと喜んだのも束の間
車道を横切って登りはここから本格的でした 7:00
 
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これからがきつい登りだからここでゆっくり休んで行きなさいと書いた遍路小屋
でもまだ30分ほど登ってきたところ休まずに登ります
すると木の根の急な登りになりロープも張ってあり次第に二人で
「こんなん山登りと同じや~」とフーフー息も絶え絶えになんとか平らな巻き道に出ます
 
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薄暗い道に何か白いものがいます
近づくと亀の石に賽の河原の積み石が乗ってました
暗いとこんな物でもビクッとします
 
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なんとか歯長峠の頂上に着いたようです  7:30
 
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お不動さんが祀られています
 標高480m お宿の辺りが190mぐらいですから290mの急登だったんですね
地元の方がお参りされているのか手入れが行き届いています
そういえば宿のご主人がこの峠道は」地元のオバチャンたちの散歩道だから大したことない」
なんて仰ってたが、なんときつい登りだったよ~、オバチャンたちは流石だね!!
 
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僅かに開けた木立の間から小さく昨夜の泊まりの宿のある集落が見えている
 
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四方も山また山で雲海も見られる眺めを楽しみ
今度は下って行きます
すると後ろからなにやら人の声
ビックリして振り向くと昨夜同宿の札幌からの男性
昨日、お接待に貰ったミカンが重いのでと分けて下さる
やれやれ軽くなったと、すととこと走り行かれる
さすがは北海道の山を駆け回っているだけの健脚さん
宿は7:00頃に出てきたそうな
 
登りも大変なら下りも侮れない
遍路道とはいえ一端の登山道のようで荒れているので気を抜けない
 
先に行きながらKさんに「ここ滑るよ、ここは急だからね~」と声をかける
 
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明石寺の石標が現れてくる
 
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結構長い下りだね
まだ終わらないのかしらね
と、言いながらの下りもどうやら終わりのようです
 
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舗装道路に出て安心して一休みです 8:10
 
 
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工事がなされていたのか道しるべがなくなり少し不安になりながら歩き始めて
やっぱりこのマークに出会うと「お~~あった~」と声が出ます
 
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西予市宇和町下川
肱川の上流の様です、橋の袂に遍路墓と歯長地蔵様
誰かが遍路さんの墓と書き加えていた
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軽く手を合わせて先へと急ぎます
 
橋を渡り集落に差し掛かり見逃しそうな小さな祠が道引大師
中を覗くと扉の中に人が一人なんとか横になれそうなスペース
布団が丸めて置いてある
野宿の人が泊まるのだろうか
 
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アスファルトの平坦な道になるとスピードが落ちてきます
宇和町の町中を少し辛そうに歩いて行きます
松山自動車道の下を潜り複雑な道標に惑わされながらもなんとか宇和高校の前にやってきました
 
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もうそろそろ明石寺の案内板があってもおかしくないのだけれど
愛媛県歴史文化博物館への道の分岐でやっと現れました
 
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分岐から暫く進むと前方に見事な椛が見えてきましたどうやら参道への入り口のようです
 
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参道は車道になっていますが両脇はそれはそれは見事な紅葉です
結構きつい斜度の参道をやっと山門まで登ってきました 9:45
小坊主さんにいろいろとお話を伺うとこの地は四国でも紅葉が有名で冬は40cmは雪が積もり
屋根は60cmぐらいは積雪があるらしいです
まさか、四国にきてこんな素敵な紅葉を楽しめるとは思いませんでした
 
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山門を潜り本道への階段を喜び勇んで登ります
 
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ご本尊は千手観世音菩薩様
おん、ばざら、たらま、きりく(そわか)
佛前勤行集を見て読み上げるだけなんですけど
それでもきりりと気持ちが引き締まります
続いて大師堂へ
南無大師遍照金剛
 
 
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無事御参りも済ませて今回の歩きのお参りの寺はこれにて納め
記念に二人で写真を撮ります
近くにいらしたお遍路さんにお願いしました
 
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時間は10:30 一息入れてバナナや牛乳を食して今日のお宿までの
残りの20キロの歩きに備えます
 
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