あっちこっち歩いて楽しむおタケさん

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熊野古道大辺路を行く

2011-01-27 15:48:22 | 熊野古道・古座街道歩き
2011.01/12,13 (木,金)
 
田子~田並~串本~潮岬~古座
 
快晴に恵まれて、先月(12月)に辿り着いた田子からのスタートです
 
双島を眼前に今日も水平線を眺めながら心地よい歩きかと思いきや、なんだか
スピードが上がります
語り部さんも時計と睨めっこしながら早足で進んでは遅れている後方を気遣いながら
説明してはまた早足で進みます
 
 
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枯木灘を右手に眺めながら平見(ひらみ)と呼ばれる海成段丘の間を大辺路は
上下しながら通ります
海岸に山が迫る地形の為、人々は敢えて水利の便が良くない平見を開墾して集落を
形成したので、この辺りには石畳や石段が比較的残っている古道が多い
 
 
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田並の港はカツオのケンケン漁発祥の地
 
 
この集落から有田へと飛渡谷の石畳の道を進む
語り部さんは「大辺路刈り開き隊」の開拓者のお一人でこの辺りを整備されたそうである
 
 
 
藪椿が咲く照葉樹林を歩きやがて串本にさしかかる
海中公園の入り口には澤信坊の道標地蔵が昔のままに祀られている
そこから更に足が速くなり今日の目的地、無量寺に到着しました
 
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16:30までに入山しないとならなかったのでした
無事、入山して、かの有名な応挙と芦雪の襖絵の観賞が出来ました
「竜虎図」実物を拝見して芦雪の迫力を感じました
このお寺は十四代将軍徳川家茂も宿泊したという格式のあるお寺です
庭のフェニックスも大きく聳えていました
 
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串本港まで歩いて一日目は終了です
 
翌朝は大辺路から少しそれて海の道を潮岬へと歩きます
本州最南端の潮岬に立てば遙か太平洋の沖合いをゆっくりとタンカーやフェリーが行き交います
太平洋戦争の時はこの岬に海軍の望楼所があったそうです
高浜虚子や山口誓子の句碑も見られました
 
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また一旦、串本港へもどり「ここは串本、向かいは大島」と歌われた大島を目前にしながら
橋杭岩でお昼休憩にします
 
今日の語り部さんはこよなく、この熊野古道を愛し「刈り開き隊」のメッセンジャーであり
歌まで作詞作曲されている<ひめひじき>さんとおっしゃる地元の市会議員さんです
 
 
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お昼を済ませていよいよ古座へと進みます
 
姫という地区に入ってきますと国道と海が並行してきます
この辺りは山側のくじの川街道を行く道とこの海の道を行くのと二手に分かれるようです
本来はくじの川街道を行くところですが、この海の道も眺めが捨てがたく、今回はこちらを歩きます
 
右前方に鯛島が見えています
鯛の目に朝日がすっぽり入ると黄金に輝く目の鯛が現れるようです
 
 
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いよいよ古座川の河口に近づき渡し跡から第五福竜丸建造の地記念碑を訪ねて
今回の大辺路街道歩きも終了です
 
 
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今回も歴史の石畳や石段、平見の段丘の上り下り、無量寺の拝観、潮岬ウオーク、戦争の爪あと
等など盛りだくさんの歩きでした
次回は古座から峠を越えて那智へと近づきます


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