あっちこっち歩いて楽しむおタケさん

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山に登ったかと思えばメタボな食事、お花、キノコ、いろいろ~

大台ケ原~大杉谷、二日間の渓谷巡り(二日目)

2013-05-11 21:17:49 | 今日はいずこへ?
 
 
2013.05.01(水)
 
一夜明けていよいよ本番の大杉谷の滝&渓谷巡りのスタートです
 
 
6:00 先ずは朝ごはん
今朝はすっきりお目覚めで食欲ももうすっかり戻ってます、完食です
皆さん安心してくださいました
 
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6:20頃、荷物を預けたまま空荷で小屋の前の階段を下りトイレの横を抜けて渓谷に沿って進みます
 
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吊り橋を渡り渓谷がますます磨きをかけて美しくなります
 
 
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右側、鎖がずっと続く岸壁を足元に注意しながら進みます
 
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6:50 七つ釜滝に到着です
 
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いやいや表現は控えてその眺めを楽しみましょう
 
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堂倉の滝から通行不能になった道はあの上にも名残を見せています
完全に吊り橋は落ちて谷は大石で塞がれたようです
 
 
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そしてこの通行止めの場所へと旧道は繋がっていたのですね
今は幻となった光滝や与八郎滝から堂倉の滝へと、日出ケ岳の表示が見えます
いつか、いつの日か通れるようになるにはかなりの時間と費用がかかりますね
 
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七つ釜滝を堪能したら来た道を引き返します
 
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お世話になった桃の木山の家のご主人に
いろいろとご意見をちょうだいしました
我々の様に遅い山小屋への到着は他の利用者さんへの迷惑になるどころかもってのほかです
とりわけ山小屋の朝は早いので到着が遅れると全てが狂います
 
7:40頃、謝罪とお礼を重ね小屋を後にします
 
 
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吊り橋を渡って昨日の分岐から渓谷を左に見ながら進みます
 
ギンリョウソウが大きな一つ目を光らせています
 
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7:55 大杉谷の案内板の向こうはまるで彼の国の蓬莱峡の様です
 
 
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小屋の前の吊り橋から二つ目です
 
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吊り橋の中央からまた見上げる岩山
 
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8:35 渓谷を渡り山を下り右手に見えてきたのはニコニコ滝
 
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展望小屋を通して見る、二段になってますね~
 
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今度は渓谷が右手になりましたよ
がけっぷちをアップダウンしながら進みます
 
時に大きなマンモスも通せんぼします
 
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別にふざけていたわけではありませんが
少し広くなった右断崖の鎖場の道でほんの少しの岩の尖がりに蹴つまずいて左膝を強打
しっかりと両手は鎖を掴んで離しませんでしたが背中のザックが弾んで激しく前のめりになりました
あ~~滑落とはこのように何でもない瞬間に思わぬ力が働いて起こるということを身をもって体験した
怖~い一瞬でした
同行の皆さんも一瞬、肝が冷えたようです
 
そこから馬鹿丁寧なほど鎖を掴んで一歩一歩更に慎重に歩きました
 
 
 
増水時にはこの門は閉まります、どっちから来ても戻るしかないようです
 
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9:05 しし淵に到着
振り返ると先ほどのニコニコ滝が淵の向こうに見えています
 
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進行方向も素晴らしい淵です
 
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う~~んとこどっこいしょ!
これ以上は開かないですよ天岩戸潜り~~
 
 
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延々と鎖場の連続です
 
 
崖をよじ登るように登り切ったかと思えば大きな木を見上げてまた下る
 
いきなり下って平坦な道になったかと思うと頭上に一角獣~~!!
 
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反対側から見たら何の変哲もない木の根でした^^;
 
まだ新しい太くて頑丈な杭に通された鎖のお蔭で安心して歩けますが
やっぱり緊張の連続です
 
本日のハイライトの千尋の滝まであと500m
 
 
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鎖場を慎重に下り岩場のヒメレンゲやイワタバコの葉っぱに癒されつつ
 
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何やら右前方に白く流れ落ちる一筋の滝が見えてきました
それにしても天井から落ちているかのようです
 
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10:15 
ようやく千尋の滝に到着です
 
 
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高い高いところから落ちてきます
あの上はどうなっているのか探検に出かけたいですね~^^;
 
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名残は尽きませんが先を急ぎます
ゴールには奈良から車で迎えに来てくださっている同行の方の友人が待っておられます
 
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白い花を着けた木があるんだけど花ががけっぷちで確認できないよ
なんとかサクラ?かも?
 
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ひうらすぎ吊り橋通過~
 
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山に入ると椿が鮮やかな真紅を通り越して黒に近い赤だ一枚撮っておこう
 
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気が付かないうちに水越谷出合は過ぎてました
 
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この辺りから炭焼き窯の跡が目立つようになりました
渓谷を利用して筏か何かで下流へ運んだんでしょうか?
 
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11:15  京良谷出合の砂地でお昼休憩にします
 
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桃の木山の家の肉チマキ弁当を食べて昼寝したくなるような河原で暫く寛ぎます
エアー渓流釣りを楽しんでる方もいます^^
 
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待ち人を待たせてはいけません
長居はせず先へ進みましょう
おやおや四方八方からがんじがらめでは降参ですね~
よっぽど気に入られたのか芯まで吸い取られたようです
 
 
 
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水量測定所?
 
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石楠花の咲く道で我々に道を譲ってバックして待って下すってたお嬢さん
桃の木山の家の従業員さんでした、これから小屋に行かれるようです
HPにもトップで顔写真載ってるようですよ
ご本人さんに承諾を得て撮影しております
 
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地獄谷吊り橋渡りま~す
 
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12:25 熊谷川原
 
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ずんずん行きましょう
 
 
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大日吊り橋から大日を望む
 
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そして青の洞門が見えてくる絶景~~~だ!!
 
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青の洞門近くまで全く携帯も通じないのでと奈良から車を回してくださったご友人が迎えに来てくださった
 
 
もう直ぐだよの声にきつかった鎖場の緊張からやっと解放された
 
 
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青の洞門の出口には今度はこんな柵が設けてあった
 
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12:55 なんとか三重県側の宮川登山口へ到着です
 
 
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宮川第三発電所の横を通って舗装道路に出ます
 
 
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少し行った所に車が待ってました
 
ありがとうございます
 
無事に二日間の歩きを終えることが出来たのもお誘いしてくださった皆さんの
暖かい見守りと励ましのお蔭です
 
 
 
本来ならここからまだこの車道を歩いて大杉の第一乗船場のバス停まで
かなりの時間歩かねばならないのです
 
バス停からチャーターしたジャンボタクシーしか今は手段がないようです
 
マイカーならピストン
 
しか致し方ないですね
 
悠々と車で大杉のバス停、観光船の乗船場までやってきました
 
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ここで飲み物を自販機で買い求めて喉を潤しました
 
そして大杉谷の道中で行き合った青年に聞いた行方不明者の捜索隊の方とお話して
未だ見つかっていないとのことで胸が痛くなりました
 
どうやら連休初日の27日に大杉側から仙千代ケ峰へ入られた
ご夫婦のご主人が行方不明の様です
5/1現在四日経過してもなお発見されていないとのこと
 
捜索隊の方々の労をねぎらい一日も早い発見を祈り
帰途に着きました
 
温泉に立ち寄りましたが運転してきていただいた方が風邪気味ということでいずれ来る日の為に
奥伊勢フォレストさんの確認だけでした^^;
 
ここの主催で年間を通して近辺の山登りが遂行されています
 
HPを確認して参加してみたいと思いつつ奈良へと帰りました
 
 
 
ふ~~~~~~~長~~い記事になりました
相変わらず中身はありませんが  m(--)m
 
 
大台ケ原~大杉谷の歩き紀行

 
 
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読んでいただいてありがとうございます
 
 
 
 

大台ケ原~大杉谷、二日間の渓谷巡り(一日目)

2013-05-11 18:24:01 | 今日はいずこへ?
 
2013.04.30(月)
 
前々日の28日の勤務終了時にチェックした携帯の着信に返信すると
何と~~30日から一泊で大杉谷に行かないかとのお誘い
あ~~~何と残念なの~30日は休みだが5/1は仕事だ(--;
 
あ、待てよ!!
隣にいる同僚に相談すると気持ちよく代わりに出てあげるよ~~ですって!!
 
お~神様、お大師様~~m(^^)m
 
という、ありがたい同僚の応援でやってきました
 
大和上市駅から9:00発の定期バスに乗って大台ケ原に着いたのは11:00です
 
当初の天気予報に違わずキッチリ雨で名物の大台ガスに覆われています
出足から合羽を着こんできっちりとスパッツ、ザックカバーを施してスタートです
 
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11:55 日出ケ岳の小屋で早目の昼食を済ませます
じっとしていると寒くなってきます
 
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20分も休憩したらさっさと身支度してシャクナゲの坂を下ります
 
偽の木段が整備されたように思います
肝心の石楠花の花芽はがっかりするほど見当たりません
 
 
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12:55  シャクナゲ平に着きましたが花芽はあまりありません
 
 
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ボーイスカウトの付き添いで大杉谷への案内でガスに呑まれた隊員を救助に向かい
自らもガスの為に谷に落ちて一命を落とされた方の遭難の碑を見て下って行きます
 
 
足場は決して平易ではありません
 
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13:40  シャクナゲ坂に来てやっと沢山の花芽の群生です
 
 
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14:15 堂倉小屋まで一気に下ってきました
お花摘みして一休み
雨もどうやら止んだようですので脱ぎましょう
 
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ここからは林道歩きの緩やかな下りです
 
14:30  右に進むと少しして堂倉滝への降り口ですが今日は立ち寄ってる時間がありません
以前(もう10年も昔でしょうか?)はこの滝から先へと大杉谷のハイライトの滝が続き
それはそれは素晴らしくスリルに富んだ道が七つ釜から桃の木山の小屋へと続いていたそうです
今以て通行は不能ですので大きく林道を迂回です
 
 
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さて林道歩きは7㎞にも及ぶようです
まだまだガスがかかったままです
 
 
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のんびりと言う訳にもいかないのですが歩く先にミツバツツジの鮮やかな紫色が広がり
果てはヒカゲツツジまでがコラボして楽しませてくれると一同撮影会になります
 
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下るにつれて左側や前方に素晴らしい眺めが広がります
 
 
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下方にはエメラルドグリーンの谷が姿を現します
 
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岩の天然の洞窟を利用した作業休憩小屋後?を覗くとヘルメットが転がっていました
 
 
 
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岩の間から湧き出る清水
 
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15:15  何とか堂倉谷橋までやってきました
まだ桃の木縦道まで4.7㎞もあるんですって~
 
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テクテクと歩いていると廃屋の宿舎のような建物がありました
 
 
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16:05   沖見橋で小休止
 
こんな谷あいで沖見橋とはこれいかに?
答えは先に少し進んで解明
この右手に沖見高という山がありその峠への登り口がありました
きっと山頂から熊野灘が見えるのでしょうね
 
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おや~?カーブミラーの先に何かが待ち伏せしてますよ!
 
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16:30  林道の大きく開けたところで大杉森林の案内板を見ていると
数人の若者がこれから堂倉小屋まで行くと元気に
ワタシ達がやって来た林道を重いリュックを背負って行きました
 
 
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凄くカッコイイ山が見えてますね~~
 
 
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16:35  やっと桃の木縦道分岐に到着
 
モノレール小屋の横の細い道を山に分け入ります
 

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山に入って暫くは植林の平坦な道が続きますがやがて激下りの道になります
 
時間もとっぷり17:00を過ぎて気が気ではありませんが何しろ急な下り
一時とて息つく間もありません
 
それでもどこ吹く風の方々はアブラちゃんを目ざとく見つけて
ほんの少し?山の幸として恵んでもらっておられます
 
 
 
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17:30 足が疲れてきて何だか目先も霞んだ頃
目に飛び込んできた鮮やかな紫の木立
たった一株ですが大木です
見事です
またまた道を外れて撮影タイム
 
それでも人を寄せ付けない距離
確認はできませんがアケボノツツジだということにしておきます^^;
 
 
 
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下りに下り危なげな橋を渡ります
すると先行した彼女が「すべるよ~~、気を付けて渡って~!!」と忠告
 
恐る恐る渡ります
 
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いつまでこの下りが続くのやら
道は時々案内の先行者にはぐれると完全に迷うようなガレガレの急な下り
 
頭がボーっとして早く着かないかな~と半泣き状態で着いて下ります
 
この道を逆には絶対に~~登りたくないよ思いながら・・・・
 
するとそこに!石楠花が咲いていました!
ちょっと元気回復
 
 
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 そしたら明日歩く大杉谷への分岐までやってきてました
もう、既に限界を超えた視力はカメラのピントも合わすことができません
 
文字板も到着した吊り橋もブレブレです
 
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18:05 やっと今夜の宿の小屋に到着です
 
小屋のご主人と従業員の女性が出迎えてくださり
先ずはお風呂へ
 
今夜はワタシ達5名のみの貸切です
男湯だけ沸かしてあるので女性から先にと促されて二人先にお湯を頂きます
疲れて冷えた体に熱いお湯は最高!!
シャンプー、石鹸類はご法度です
 
 
男性陣にお先に~と声掛けして暫く部屋(大部屋)で寛いでいると
男性陣もお風呂を終えて夕食です
 
19:00 山の小屋の食事はボリュームたっぷりで熱々
 
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なのに何故か?
おタケさん全く食欲なく
エビフライ一つと豚カツ一切れにご飯一口が関の山
本当に申し訳ないことです
こんなことは今以て初めてです
どんな夏の暑い時期の歩き遍路でももりもり食べました
どうしたのでしょう?
お茶だけが美味しくて何杯もお代わりして早々に休んだのでした
 
 
 
小屋の夜は更け
夜中の1:00にトイレにライト付けて行き二度寝です
 
 
・・・・・・・・・・二日目に続く・・・・・・・・・・