あっちこっち歩いて楽しむおタケさん

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山に登ったかと思えばメタボな食事、お花、キノコ、いろいろ~

高野山へ黒河道を登る、午後の部  (和歌山県)

2013-05-07 23:12:38 | 高野山
 
午前の部の続きです(^^)
 
廃校なのかと思いながらグラウンドから校舎への中央の石段に向かうと
グラウンドより一段と高い作業小屋のあたりで賑やかな声がします
見上げてると私たちに気づいて一人の男性が降りてきてくださいました
 
「こんなマニアックな道をよう知ってましたね~」とおっしゃるので
かくかくしかじか・・・と説明するととても喜んでくださいました
 
集まっておられる皆さんは森林ボランティアの方々で方々から連休を利用して来られてるようです
どおりで神戸や和泉ナンバーの車が駐車してたんですね
 
ここは久保小学校で現在休校中
児童がいればすぐにでも開校出来るけれども
何せ校区の住人は80代の方が3人、山村留学も受け入れが無理なようです
 
ボランティアさんの手でグラウンドにはシロツメクサを植え
向かいの小高い丘には向日葵を植えます
夏にもう一度来てくだされば見事に咲いてるでしょう
四月は校庭の上の山桜がそれはそれは見事なんです
何度でも来てくださいね
そして黒河道の整備も進めて町石道に負けない参道作りにとりかかっています
 
と、いろいろとお話をしてくださいました
 
 
そして古い校舎ですがきちんと手入れされて
立派な温水便座のトイレまで拝借できました
 
皆さんもお昼の休憩を済ませて午後の仕事に行かれるようでしたので
この先高野山までの時間をお尋ねすると
下に行く古黒河道(こくろこみち)なら3時間
上に行く子継峠への道なら2時間
と教えていただき、子継峠への道はギンリョウソウがびっしり出る道だといわれりゃ
もちろんそちらへと
それにもう13:00を悠に過ぎていますので2時間コースで丁度、奥の院へ15:00頃に着けそうです
 
お礼申し上げて簡単ながらブログにまとめますと約束して別れます  13:20
 
 
 
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コメツツジが咲いている参道への入り口で皆さんに別れ山に分け入ります
 
すると真っ赤なキノコが沢山
そして先に歩を進めるとあっちにもこっちにも真っ白いギンリョウソウが一つ目で見つめています
 
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前から一人男性が下ってこられ
「今から登るんか?」と少しびっくりした顔で下って行かれた
 
それじゃ~急がねばなりませんかね~
 
程なくお堂らしき小屋を過ぎて
 
 
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やっと高野山という案内板が現れ喜んで先へと行きます
 
 
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斜面の細い道を登ります
 
 
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うっそうとした植林地で何度も立ち休憩をしながら登ります
 
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藪の中にシュンランを見つけては止まり
 
同じような風景に少し飽きてきて、ほんまにどこまで登るんやろ~
 
と、思っていたらやっと子継峠か、と、
いやいやそう簡単には着きません、まだ分岐でした 14:25
 
 
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閉口するほどの細い巻き道をまだかまだか~と行きます
 
 
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なんとか子継峠に到着 14:45
ここは四月の終わりにバスハイキングで三山縦走した時に楊柳山から下ってきたところ
見覚えがあります
 
子継地蔵様にご挨拶
 
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ここからはズンズンと下って行きます
 
下りきると湿地帯に出るのよ~
あの草はどうなってるかしら
 
あ、ほんの少し赤くなって蕾がふくらんでる
 
サクラソウかクリンソウか?
 だけど確認したところたった二株しか見当たらよねないのよね
 
 
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平坦な湿原から一本杉の出合へと
ここから天軸山へと登った方が奥の院早いかもですが足がくたびれました
 
 
 
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一般車両は進入禁止の車道を連休とあってか袈裟衣を着た人の運転する車がひっきりなしに通ります
 
三本杉までやってきました 15:15
古黒河道を登ればここに出てくるのですね
この道も銅山跡やトロッコ後のレールも残っていて素晴らしい道だということです
 
 
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ほ~らトリカブトの葉っぱだよ~
お持ち帰りはダメよ!!
ショウジョウバカマもまだまだお達者ですよ
 
浄土橋を渡って暫く歩くと
 
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なんとか着きましたね 15:30
奥の院です
本当に本当に
ありがとうございました
御線香を手向けてしっかりとお参り
 
 
今も入定されたまま現世におわします
お大師様の御廟を拝し
南無大師遍照金剛
 
 
これでやっと一巡目のワタシの歩き遍路が完了です
 
次、いつまた四国へ行けるやら
今度は通しで行けるように願いましょう
 
 
今日、一緒に歩いてくださったブロ友のKさん
本当にありがとうございました
 
心からお礼申し上げます
 
 
さてさて、当初のお気楽な計画では
奥の院から大門を経て町石道を矢立まで戻り
焼き餅を食べて帰るつもりでした
 
が、7時間の登りの歩きは疲れました
一昨日、昨日と1泊2日で奈良県の大台ケ原から三重県の大杉谷を歩いてきた疲れも出ています
高野山駅からケーブルカーで下山することにします
高野山町の宿坊の枝垂れ桜はまだまだ満開です
 
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それでも歩けるところまで歩きます、バスは満員です
女人堂の前で丁度バスがやってきたので乗ることにします
意外に座れました
 
やれやれ高野山駅に着いた~~
途端にお腹がグーグー
 
お店でゴマ豆腐蕎麦を頂きました
 
Kさんはお昼沢山食べたからとミルクティだけでした(^^;
 
 
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このケーブルカーは乗車は初めて
そして高野下駅から橋本駅までの乗車も初めて
 
大阪難波行の特急券はすべ売り切れ
 
橋本駅から急行にて帰ります
Kさんは途中下車で別れます
 
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高野七口の一つ
黒河道(くろこみち)はとっても素晴らしい参道でした
 
とても感動すべき歩き遍路の締めくくりになりました
 
紹介してくださったHさん
一緒に歩いてくださったKさん
 
橋本市にお住いのお二方
 
ほんとうにありがとうございました
 
 
そして二部になった長長の記事にお付き合いくださった皆さん
 
誠にありがとうございました
 
 
 
 
 
 
 


 
 
 

高野山へ黒河道を登る、午前の部 (和歌山県)

2013-05-07 20:36:39 | 高野山
2013.05.03 (金)
四国八十八ヶ所歩き遍路の締めくくりとして高野山へ御礼参りするのに
前回4/20にバスハイキングでお手軽に高野三山を縦走ついでに済ませていた
が、やはり九度山から歩いて登るのが本望と思案していたら
地元のブロ友さんが「黒河道(くろこみち)」がお勧めと教えてくださり
奇しくも同じ地元の別なブロ友さんが一緒に歩いてくださることになった
こんな寄寓はまたとないこと、喜び勇んで出かけました
 
朝 8:00に南海橋本駅で待ち合わせでした
ちょっと遅刻しましたが(ホンマ、途中で用事が出来るんですわ~--;
 
駅で昼食用のおむすびとサンドイッチを買い込み、トイレも済ませて(待たせてゴメン・・・)
何とかスタートです
 
橋本橋を8:30渡ります、もちろん下を流れるのは紀ノ川です
 
 
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定福寺を右に見るころから坂道にさしかかります
流石は地元の方です、右、左に路地を抜けてきました
ここまで一人だったらなかなかたどり着けなかったと思います
 
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道端の紫のカキドオシやタツナミソウに見とれながらも少しづつ高度を上げて行きます
 
ブロ友さんはネットで調べた道がきちんと頭に入ってますので迷うことなく指標に従って進みます
 
祠(黒河道)の案内板に誘われて行きましょう
 
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二体のお地蔵様に見送られ
 
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振り返ると紀ノ川にかかる橋本橋が右下に、その後方には和泉山脈、金剛山
ここでお別れです
 
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祠の案内板が山道へと示しました
山道に入った途端、チゴユリの群生に悲鳴を上げるとブロ友さんは少し怪訝な顔に
先に釘を刺されていたんですけどね。あんまり花に夢中にならないでくださいね~、と、
 
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祠とはこの祠を示していたのでしょうか
綺麗に手入れされています
 
 
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祠を左に見て先に進んで行くと築山の素晴らしいお宅の庭先に出てしまいました
丁度、住人のおかあさんがいらっしゃったので
「黒河道はこちらですか?」とお聞きすると
「いや違うよ、あっちを上がって行くんだよ」とのこと
「あらら、すみません、ありがとうございます」と元の祠へと引き返すと
ありました、分岐、 9:30
おしゃべりしてたのでうっかりと民家のお庭へと入ったようです
 
 
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竹林の急坂を登りきると舗装された林道に出会いました
 
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舗装道路をテクテク歩いて行くとワンちゃんが真ん中に見張り番
ちゃんと繋いでありますがロープは長いです
下調べしたブログでは「犬に吠えられた」とあったそうですので
触らぬワンちゃんには吠えられぬ、で、そ~~っと通り過ぎます
 
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民家の先の分岐に綺麗な石楠花が満開でした
左に進むように指示されて行くとややこしい三叉路
国城山頂上へ行ったらあきません
真ん中の急な下りには何も表示がありません
左斜め前に少し進んだ所に丹生川への案内板を見つけました
こちらへ進みます
 
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幅の広い気持ち良い山道をどんどん進むと左へ行きたくなるような分岐に差し掛かりました
ブロ友さんが地図を確認してくれます
 
すると一人の男性が後ろから歩いて来られて真っ直ぐに迷うことなく進んで行かれました
こんにちはと挨拶だけして黙々と速足であっという間に見えなくなりました
 
 
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歩いてる方もあるんだね~、しっかし足早いね~~もう姿かたち見えないよ
 
追いかけるように歩くが全く気配もしなくなった
 
雑木林を抜けると急に視界が明るくなり柿の葉の新芽が眩しくも見えた
 
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民家の庭先を通過、はさがけにするのだろうか横に渡した丸太が高く組まれている
 
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 柿の産地だけあって斜面の畑は柿の新芽が萌えたっている
畑から急なジグザグの道を下って県道に出会うところで
落石防護ネットの中に何やらバサバサ~と音がする
何かいる!鳥だ!羽を広げると7、80㎝くらいの目の鋭い鳥だ!鷹だ!
 
必死でもがいて脱出しようとしているが上手くいかない
歯がゆい思いで手出しをしてみるが何の役にも立たず断腸の思いでその場を後にする 10:40
 
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県道に出ると直ぐに左下は渓谷になって流れている
玉川峡へやってきたようだ
 
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一軒の民家の庭先におばぁちゃんを見つけて
先ほどの鷹の話をして「よろしくお願いします」と先へと歩く
 
以前はここに吊り橋がかかっていたのだが老朽化した為に撤去されている
400m下流の市平橋を渡って500m戻る、回り道になる
 
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橋の上から左方向の渓谷が素晴らしい
 
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結構きつい勾配の車道を上がると右側にはイワタバコの葉がビッシリ
ブロ友さんに花の説明をする、来月花の頃に見にくるのが手っ取り早いよと^^;
 
 
吊り橋の撤去の看板があり少し進むと道が急に右へと曲がる案内板
見失うと直進してしまいそうだ 11:05
 
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柿畑の斜面を登っていよいよ山道に入る
 
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柿畑を過ぎて直ぐに右に曲がるところで立派な石段を見つける
九度山町の指定樹木のカツラの巨木、以前は数本あったようだが今はこの樹だけ
 
 
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ますます急な登りになってきた
杉の枯れ枝をバリバリと踏みしめて進む
道はジグザグと登って行く
 
やっとこさで黒河道の案内板が出てきた、とてもシンプル
 
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小さな石板のお地蔵様
 
その先道を少し逸れた所に祠も祀ってある 11:40
 
 
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なかなか山頂に着かないね~
せめて峠でもあったらもうお昼にしたいわ
お腹が空いた~~ーー;
 


 
 マムシ草はもういいやというほど茂っている
真っ赤なキノコを見つけて「毒キノコ?、キノコ博士を連れてくるべきだったわ」と気を紛らしながら登る
 
やっと広い林道に合流
暫くはこのまま楽チンで歩けるんかな~?
とルンルン気分になっていると
ほえぇ~~~~~~~~~~なんか~~長いのがクネクネと道の真ん中を~~~~!!!
あかん!!
慌ててブロ友さんの後ろに隠れて立ち止まる
 
まだ~?
あ、もう大丈夫、藪に入りましたよ~
 
ほぅ~やれやれ==;
 
一人で歩いていたら声も出せずに固まっていたかも~ーー;
 
 
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やがてまた林道を離れてお助けロープの着いた細い道を進むようになり
 
朽ちた小さな板の橋が渡してあるが、どうもワタシの目方では渡れそうにないので
湿地を迂回すると石積みの段々が残る谷あいに入る
植林されているが昭和の初めころまでは田圃だったのだろう
 
道は荒れてきて倒木をくぐったり跨いだり四苦八苦しながらまた登る
山頂らしきところに出たら今度は下る
 
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 なんか~やっと着いたみたい~
小学校後のようです
 
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 門が開いていて校庭に入れるようですのでお昼にさせていただきましょう
 
木造の校舎が綺麗に残されています
中央の石段に座らせていただきましょう  12:40
 
 
                                                                                                  記事 が長くなりました、一旦ここで休止
 
                                             午後の部の歩きは一息入れてからです