あっちこっち歩いて楽しむおタケさん

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山に登ったかと思えばメタボな食事、お花、キノコ、いろいろ~

熊野古道・伊勢路 (馬越峠~始神峠~熊ケ谷道) 二日間 ②

2011-06-21 21:23:43 | 熊野古道・古座街道歩き
2011.06.16(木)
 
朝の目覚めは窓越しのシトシトピッチャンシトピッチャン~♭♭
あ~~誰やねん(--) 今日は昼過ぎまで曇りではなかったのかい  
 
今更、そんなことでグズグズ言っててもしゃぁないやん!!
朝風呂にでも行ってこうっと
5:00 ではまだ迎えのバスがないので
浴衣の裾を捲り上げてパターゴルフ場の近道を抜けて傘差して走ります
 
海底から汲み上げている温泉らしくちょっぴり塩っぱい
 
帰りはバスが送ってくれました
 
部屋に戻って着替えて仕度して送迎バスに乗り込んで朝食です
7:00  バイキングの朝食は其々のテーブルで干物も七輪で炭火焼出来ます
 
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お粥さん一杯ではお腹が持ちませんから御飯もお代わりです
 
大内山牛乳にヨーグルト、お腹はダイジョウブかいな~??
 
 
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たらふく頂戴して出発のコテージ前まで送迎バスに乗ります
 
 
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しっかりと忘れ物はないか
確認して部屋をあとにします
ルームキーは最後に持って出ないといけないよ、と、言ったのに
最後の二人はあなた任せで置いてきてしまいました
支配人が取りに行ってまだ集合していない三人組の女性たちを迎えに行きます
 
そうこうしてバスに乗り込んで出発です
添乗員さんが今日の日程と注意事項の挨拶をして暫く進んで
一人の女性(最後に遅れてきた三人組の一人)が、
<あ~部屋の衣装架けにベストを忘れてきた~>
<もういいですから着払いで送ってもらってください>
と、発するではありませんか
添乗員さんもあれだけ注意したりしてたのに
まだそんなに走ってないのと先発の神戸組と離れて歩くためにもUターンして
コテージへ戻ります
鹿も散歩している長閑な公園ですから皆笑って許しています
宿泊所に連絡して有ったので女性が慌てて部屋へ行き戻ってきました
そしたら
<私の他にこんな物も残ってました~>と
もう一枚のベストを掲げて帰ってきました
同室の別の女性の方の物でしたが当の本人は現物を見るまで気づきませんでした
朝から大爆笑です
お二人とも雨になったので雨具の事で頭がいっぱいになっていたようです
一騒ぎあって昨日のゴール地点から歩きます
語り部さんは今日の峠は傘差して大丈夫ですから下だけは合羽着て
上は汗をかくから合羽にするならTシャツ一枚ぐらいで歩いてくださいね
と、おっしゃり歩き出します 9:00
振り返ると昨日の馬越峠は雨に煙る雲の中
 
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またしても昨日のオジサン、国道歩きなんか意味ないのに、、、とつぶやいています
 
大きなダンプやトラックが行き交うので正直歩きたくない区間です
 
始神峠への標識が見えてきました
左へ大舟川に沿って峠の登り口を目指します
増水していなければ旧道からこの川を渡って歩いてくるはずだったんですが
靴を濡らしてしまいますので国道を余分に歩いて遠回りです
 
 
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峠の登り口でトイレ休憩です昼食の場所までトイレがありませんので
済ませて行きましょう
桑の大木と枇杷の木がありました
 
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灌漑用の溜池、宮谷池
ここにもブラックバスが棲息しているそうです
 
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明治道を緩やかに薄暗い古道を行きます
 
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途中には幾つもの丸木橋があって雨に濡れて滑りそうでとても慎重に渡って行きます
ご主人が奥様の到着を待っておられます
 
 
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明治道と江戸道の合流点にきました
江戸道はこれから急な下りとなりとても危険だそうです
逆に明治道は軍隊が行軍した道で歩き易く道幅も広いです
当然、明治道を行きます
でも、天気の日には江戸道を行ってみたいですよね
 
明治道にはところどころ見事な石積みが見られます
 
 
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標高147mの始神峠までやってきました
もう何回口にするでしょう
晴れていたなら、見事な展望が開けているはず
 
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10:55
 
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ここからの眺めは熊野古道伊勢路の小冊子の表紙なんですがね~
溜息ひとつ、、、
 
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雨~の熊野~峠ひとつまたひとつ~~♪何の歌か? 替え歌を口ずさみながら下って行きます
 
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赤い実のなる低木がありました
語り部さんが<一両の木>と説明してくださいました
万両、千両、一両と庭に植えればいつもお金がアリトオシで別名アリトオシとも言うそうな
金に目がくらんでもこれから残り少ない人生つまらないから山で見るだけでいいわ~
でも、先立つものはカネだしなぁ、、、、、、ま、分相応で~~等と雨でも笑いが絶えない
 
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雨に打たれて黄色が一層鮮やかに
先月の八鬼山の登り口ではまだ蕾固しだったけど満開です
ハンカイソウと言う花だそうです
花茎が直立する姿を中国の漢の時代の武将、樊噲に例えた名だそうです
キク科タカラソウ属
 
 
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峠を下りてきましたよ
 
宮川第二発電所
これからはこんな設備がどんどん見直されて行くでしょうね
 
 
 
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始神桜広場には紫陽花が満開でした
春は桜で満開で先ほどの始神峠からの遠望は小冊子の表紙を飾っています
 
なんじゃもんじゃ?の木、、ワカリマセン
 
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およそ桐とは似つかわしくない白い花がいっぱい落ちて綺麗でした、ナントカ?キリの木
落ちた花を撮影すれば良く判ったのに~~
 
 
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11:30 
始神公園で昼食休憩ですが
雨はちいっとも止む気配がありません
バスの中で20品目こだわり弁当をいただきます
朝にご馳走を頂いたので8分目でお控えなすってです
 
そう言えば昨夜、夜食にと出された目張り寿司のミニ8個(4人前)
だ~れも要らないとのことで貰ってきてるんだよなぁ~~
 
12:00 午後の部がスタート
 
合羽無しで歩いていた方も着込んでいます
もう三浦峠道(熊ケ谷道)へと登ってきました
ここには丸木橋が架かっていたそうですが
世界遺産登録を前に立派な頑丈な木の橋に架け替えられたようです
 
 
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雨に洗われた綺麗な羊歯の古道はとっても素敵
 
 
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切り通しの三浦峠をあっさりと越えて下ります
 
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足元は水が流れて注意散漫では怪我の素
 
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なんだか疲れますね~
前の方との間隔を保つのは、、、、
またまた、晴れていたなら紀伊の松島の景色が~~
 
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道瀬海岸の堤防沿いに赤い橋を渡り若宮神社にお参りして
横の急な丸木の階段を登りサボ鼻展望所も通過し、もう、どんどん進んで行きます
 
 
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真っ赤な大粒の野いちごに思わず手が出そうでした
                                 昨日通った42号線の古里トンネルの横に降りてきました
 
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また少し国道歩きして
平方峠、一石峠と越えて進みます
ひょいと左へ草むらを入りゲートの横をすり抜けて林道に入ります
 
 
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どっちから来てどっちが左なのでしょうか?
                     土台は最近新しく作りかえられたみたいです
                     古いのは持ち主が自宅に持ち帰られたとか、、、
 
 
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あら~もう峠もお終いですか~~?
このお地蔵様の後ろの木は冊子にはまだ立っていたような、、、写真のとは違うのかな?
一石峠の伊勢側からの登り口にあるはずだから間違いないと思いますが、、
 
 
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紀勢線の踏切を跨いで今回のゴール地点、古道の駅付近です
 
 
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バスが待ってくれていました 14:15
 
 
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お寺の山門で合羽を脱いでいたら
雫だけ掃ってさっさとバスに乗って!!と促されました
急いで乗り込んで道の駅{まんぼう}まで飛ばして
男性は着替えを持ってバスの外に出るように、、なかなか最後のお方が出てくれません
 
早くしないと脱いじゃうよ~~ 見たくもないでしょうけど~~と一斉に一応レディ達が急かします
 
女性はバスのカーテンを引いて俄か更衣室を設えて早代わり、、、
あ~スッとしたね~~、温泉があれば最高だけど、、、等と言いながら着替えて
道の駅へトイレとお買い物
 
15:15 にバスは出発して皆オヤスミタイム
伊賀上野のSAにトイレの為に立ち寄って 19:00 には梅田に到着
途中事故が起きたばかりのところも難なくすり抜けてスイスイと帰ることが出来ました
お陰で家にも予定より2時間近く早く着いて楽楽でした
 
二日目は一日中雨でしたが、それはそれは楽しい美味しい熊野古道歩きでした
二日間で34キロの歩きでした
 
来月もまだ梅雨の最中、でもそんなのどうでも良いのです、昔人を思って歩くのですから、、、
だんだんと伊勢へ^^  え~じゃないかです
                                     
 
 

熊野古道・伊勢路 (馬越峠~始神峠~熊ケ谷道)二日間 ①

2011-06-21 17:07:14 | 熊野古道・古座街道歩き
2011.06.15(水)
雨の八鬼山越えから早くも1ヶ月が過ぎたんですね~
なのにまたもや雨ではありませんか(><)
まぁ~台風直撃か警報の出ない限りは催行されるツアー、予定通りに出発です
 
現地の尾鷲に到着したのは前回に同じく昼食後
前回のゴール地点、尾鷲節の記念碑の所から歩き始めです
語り部さんが尾鷲節を歌って下さるのを楽しみにしていたのですが
今日は喉の調子が今一つとのことでお聞かせ願えませんでした
なんとか曇天ながら雨の心配は要らないようです
 
12:45 歩きのスタート
尾鷲市の市街地を歩いて行きます
かつての多くの巡礼者が行き交った矢の浜道にかかる袖片橋は、
昔この湾を挟んでお互いの存在を知らなかった2人の若者が偶然にこの橋で知り合い
別れの際に2人が出会った証しとしてお互いの片袖を交換したという言い伝えが残るそうです
今は、横断歩道の先に記念碑が残されているだけのようです
 
藩政時代の津波に備えた郷倉が残っていました
この地の旧家、土井家にはタイサンボクが咲き誇っていました
この土井家と関係あるのでしょうか
日本屈指の古玩具を展示する「土井こども暮らし館」も近くにあるようです
 
 
 
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旧市街地を抜けていよいよ峠の登り口にやってきました
 
高台に続く墓地を通って行きます
 
徳本上人様の記念碑や津波の供養碑を過ぎて正面に聳え立つ山が現れました
馬越山ですね、あの頂上より少し左手の峠を越して行きます
 
 
 
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野口雨情の「尾鷲小唄」の一節がありました
 
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早くも急な登りの始まりに一行は汗が吹き出て小休止 13:50
 
伊勢まで100kです
 
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ここを左に5分ほどで馬越不動尊や不動滝がありますが寄り道無しで馬越公園から峠道へと
 
あらぁ、何方か休憩の時間内に一人走って行かれました
お元気です
 
 
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雰囲気のある石畳の急登を登って行きます
 
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沢の流れも雨が続いて豊富でヒンヤリ気持ちいいです
 
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桜地蔵様は確か三つの名前があったよな??
(説明ちゃんと聞きませんでした)
 
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14:35 更に登ってやっと馬越峠に到着です 325m
 
右に登るととても眺めのいい天狗倉山 522mです
去年は登りましたが今日はパスです
左に行けば便石山 599m ハイキングコース
ここもまたの機会に
(写真は登って来た方とは逆からでした)
 
 
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峠からはあいにくの曇りで尾鷲の市街が霞んでいます
 
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休憩を済ませて下って行きます
 
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雨だとちとタイヘンかもなどと言いながら下りが恐い人の後ろから
ユックリと行きます
さすがにおっとっとと追い抜いてしまうこともあります
 
 
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ここでは少し前に違う会社のツアーの人が端っこの石を踏んで落ちて肋骨を折る重症を
負ったとかで語り部さんが待機して全員通過を待ちます
 
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ここは皆さんも良く熊野古道のパンフでも目にされる石橋ですよ
 
 
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いかにも古道歩きの趣ですね
こちらもパンフに登場する夜泣き地蔵さん
旅の安全を祈願する為に建立されたようですが
地元では子供の夜泣きに霊験あらたかな石仏様として哺乳瓶のお供えが絶えないそうです
 
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暫く石畳の道を下ってそろそろ今日の古道歩きもお終いのようです
 
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鷲家で国道42号線に飛び出ました
 
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15:20 道の駅海山でトイレ休憩して不要な荷物はバスに置いて
ちょっと辛い国道歩きが始まります
 
ここから銚子川沿いに左へ遡ると「種まき権兵衛」さんの里がありますよ
 
<<ごんべが種まきゃカラスがほじくる・・・ズンベラズンベラ・・♪>>
この地の俗謡ですがあまりご存知の方がなく
隋道に描かれた絵にもふ~ん?な感じで通り過ぎて行かれました
語り部さんもお話はなさいませんでしたしね
 
でも実在の人物だったんですけどね、、権兵衛さんは母親思いのね、、、
さっきの馬越峠から象の背を経て便石山から権兵衛さんの里へ下りるのもおもしろいだろうなぁ
 
興味があるのはワタシだけ
 
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なんと「なんで無意味な国道歩きなんかするんや
バスで送ってくれたらいいやんか」とぶつぶつ言ってるオジサン
もともとが古道やったんやで、、と心の中で意見しているワタシであった
 
国道や旧道を通りながら今日のゴール地点、海山郷土歴史館前にようやく到着
16:40  整理のストレッチを行い泊まりの<<季の座>>へとバス移動
 
 
今日は大宴会が出来るほどの宿泊施設
しかし、今回は本館でなくコテージに分散しての宿泊
いちいち本館まで食事や入浴には出向かないとならない
面倒ですなぁ
 
でも食事や温泉が素晴らしくコテージも綺麗で広々としていたので
良しとしましょう
 
本館までは二人であろうが大勢であろうが送迎バスが往復してくれたしね
 
温泉からの眺めは曇ってましたが海を見渡して結構な湯加減で~~
 
(温泉にはまだ二人だけでしたのでカメラ持ち込みましたが夕陽もなくこれっきり)
 
 
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さぁお待ちかねの夕食
始めにお刺身と煮魚はシェフのお勧めの4品と2品からチョイスできます
 
イシダイアオリイカのお造りとイサキのトマト煮をいただきましょう
 
食前酒・・・梅酒
酒肴・・・千代口(白ダツ 梅肉)
鱧蒸し びわ玉子 から笠海老 白子豆腐 南京麩 他
 
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お造り・・・ブリフィックス「「本日の作り四種盛り」」
写真撮るのを忘れて堪能~~
 
煮物・・・・魚子豆腐
 
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煮焼物・・・これも写真無し
 
台物・・・・黒毛和牛石焼
青唐 和風たれ グリーンサラダ
 
 
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留肴・・・・あわびのやわ煮
これも無し
 
御飯・・・たこ飯、、今日は蛸がとれなくてじゃこ飯でした
汁物・・・赤出し 豆腐 えのき 三ツ葉
香の物・・・・三種盛り
これも~~無し
 
食べるのとおしゃべりに忙しくて、、、ゴ~メンナサイ
 
本日のデザート
別腹でご馳走様でした
 
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送迎バスでコテージに戻って22:00頃にもう一回お風呂に行こうねと約束しておきながら
20:00には寝息を立ててしまったワタシに合わせて皆も入眠
ベッドが二つと畳の間
一番先にベッドを占有してゴメンネ~~ワタシここ~~と我がまま振りを丸出し
でも、畳でないとダメなのの人もあったしね、、、、
 
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明日の朝はどうかなぁ~~
昼まで曇りの天気予報を信じてオヤスミナサイ