『書斎の競馬』元編集長のひとりごと

馬・車券歴40年以上50年未満。いつの間にかいい歳になった。

神戸新聞杯

2006-09-24 12:28:11 | 競馬
メイショウサムソンが1.5倍、アドマイヤメインが4.4倍。ダービーをふりかえると妥当なオッズかもしれない。馬単は表が4.8倍で裏が7.2倍、これが魅力的かどうかは人によって分かれるが、2=16を買うならどちらか一点のギャンブルというのがぼく的なスタンス。ドリームパスポートが届くような競馬は、メイショウが早めにライバル潰しをかけたときなのだが、3冠ほしいメイショウにここがなにがなんでもというレースなのかどうか。

同じ3冠といってもメイショウの立場は、無敗で負けが許されない雰囲気だったディープインパクトと比べるとかなり気楽なものである。
3冠ボーナスを前にして、なにがなんでもしゃかりきになって勝たねばならないという意欲はそれほどないように思う。
おそらくダービーとちがって速いペースで逃げるであろうアドマイヤの脚を測るような競馬で無理はするまい。
負けてもいいレースというと語弊があるかもしれないが、メイショウにとってはそういう性格のトライアルなのである。

逆の立場がアドマイヤメイン。
ここで自分の競馬をしてメイショウに借りを返したいという気はあるだろうと思う。
アドマイヤメインはダービーで青葉賞より前半1000メートルが2秒4も遅いペースで逃げたが、そのぶん追走したメイショウサムソンには楽だった。
もしあの奇妙な乗り替わり劇がなく、豊が乗っていたならば毎日杯、青葉賞で見せたような持ち味とする平均ペースの逃げでメイショウを苦しめていたにちがいない。
今の中京は逃げ馬に有利な軽い馬場、前半1000メートルを59秒台でいけばメイショウといえどもそう簡単にはつかまらない。
重戦車のように威圧感のあるメイショウに比べると脚長でスマートな体型でタイプはちがうけれど、どちらが上とはいい難い。
能力的には大差ないと思う。

ドリームパスポートはしまいかならず伸びてくる。
ダービーは上位2頭に差をつけられたが、コースロスはあった。
自力勝ちはさすがにきついが前崩れの競馬になればチャンスはある。
中団でメイショウから6馬身くらいの位置を追走すればギリギリ届くだけの末脚はある。皐月賞時はかなりうるさい面を見せていたが、ダービーはかなり落ち着きが出て気性的な成長がうかがえた。
きさらぎ賞では前記2頭に先着している。

いずれにしても今回はアドマイヤから買いたい。
1点にするか、2点かで思案中