『書斎の競馬』元編集長のひとりごと

馬・車券歴40年以上50年未満。いつの間にかいい歳になった。

チューリップ賞は岩田にチャンス

2006-03-04 03:24:33 | 競馬
 重賞がふたつ。
 どちらも考えるほどに答えが遠くなりそうなレースだ。
 どうせ外れだろうから、配当のありそうなところをパラパラ程度に狙う。

 阪神のチューリップ賞。
 人気になりそうな馬がすべて真中より外に入った。
 テイエムプリキュアは11番、阪神JFがフルゲート18頭で12番だったのだから目くじら立てるような枠番ではない。
 この馬のセールスポイントは勝負強さだが、不安材料は速さ対応力、桜花賞で勝負になるかどうかテイエム陣営にとっても皆目見当がつかないだろうから目先の1勝狙いはまちがいなく、トライアルでも手抜きはない。
 しかし勝てるかどうかは? パラダイスクリーク産駒だから中距離タイプの力馬というイメージ、前走は重でパワーが生きた。
 2~3着あたりかと思う。
 
 豊アドマイヤキッスが、かなりの人気。
 SS産駒といっても、6カ月半ぶり、14番枠と2重苦でスピードの裏づけもない。
 
 一見良血っぽいプリムローズヒルだが浅キャリア馬に大外はきつい。

 ファンタジーS3、4着のラッシュライフ、ニシノフジムスメはそれぞれ牡馬混合重賞の函館2歳S、新潟2歳Sの2着馬で能力は高いと思うが、たぶん桜花賞出走権利安全圏の休養明けでいまいちピンとこない。

 残るは阪神の時計と岩田騎乗で8番枠が魅力のシェルズレイ、主導権を取るか番手かわからないが好勝負するでしょう。
 馬券は8-9、3-8だけ。

 オーシャンSはアイルラヴァゲインが人気。
 3着、3着で叩き3走目、NHKマイルC3着、高松宮杯出走への賞金加算と売れる要素は揃っている。
 しかし重だった前々走はともかくとしてタマモホットプレイ、マイネルアルビオンにズブズブに差し込まれた前走はなんとも情けない。
 この馬について何度か書いたが、500キロある大型馬なのにこじんまりした感じで威圧感がない。
 実際デイープサマーに1200メートルで2度も先着を許しているくらいだから、強いとは思えない。
 もう少しは走るのか知れないが馬券を買う気にはなれない。
 
 シンボリグランは2キロ増量が微妙、勝ち鞍は56キロまでで、マルカキセキ56キロ、ギャラントアロー57キロあたりに比べるとかなり不利。
 高松宮杯前の試走という感じ。

 マルカキセキの前走は道悪、前々走は直線詰まって行き場がなかった。
 決め手は鋭いが、前がそうとうやりあってくれないと届かないおそれがある。

 ギャラントアローは中山得意だ。
 行くだけ行って粘り込むタイプで2番枠なら先手確実、前々走の59キロでの勝ち馬が57キロは恵まれた。

 ギャラントアローの逃げをラチぞい前で目標にできそうなコパノフウジンが展開有利、中山向きの小器用な脚が生きそうだ。
 馬券は1-2、1-13。

 中山10レースは展開的にはシャドウゲイトの逃げが有利だろうが、前走仕上がっていたアポインテッドデイが狙い目、9-13、8‐13。

 中山最終は、目方ならオープン馬にも負けない600キロの超大型馬ゲンキナシャチョウが人気だが小回り向きの器用さがあるようにも思えない。
 久々もガリンシャの素質上位。