ＩＨＩ、超電導モーターの船を販売 - CO2排出削減

　日経ECOLOMY(-環境+経済+私-)ニュースコーナー3月17日付記事を取り上げる。
　タイトルは、「ＩＨＩ、超電導モーターの船を販売 - CO2排出削減」である。記事タイトルにリンクを張っておくので、ニュース記事やコラム記事コーナーで取り上げられている、その他の記事も参考にすることをお勧めする。

　記事は、IHIが超伝導モーターを推進装置とする船舶を販売するというもので、従来型のディーゼル駆動装置と比較して15-20%燃費が向上し、CO2排出削減に貢献するというものである。

　現在、国際貿易に伴い、大量の貨物が船舶で輸送されている。この、船舶での海上輸送に伴い、排出されているCO2の量も無視できない。この点に着目して、IHIが福井大などと365キロワット級の超伝導駆動装置を開発したというものである。
　この種の駆動装置を含む船舶建造費コスト全体にどのように影響するのか不分明であるが、海上輸送分野におけるCO2排出削減が進展していくことを期待したい。
　記事を引用しておく。

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　記事引用
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(IHIが公開した、超伝導モーターを搭載した船舶用推進装置)

　ＩＨＩは17日、超電導技術を応用したモーターを組み込んだ船舶用推進装置を横浜市で公開した。2009年度からこの装置を搭載した船の販売を始める。

　推進装置は、福井大などと共同開発した365キロワットの超電導モーターなどを備えている。船舶の分野でも、二酸化炭素（ＣＯ２）の排出削減が課題になっており、この推進装置を搭載した船は従来型のディーゼル駆動船と比べ燃費が15―20％向上するという。

　超電導は低温状態で物質の電気抵抗がなくなる現象。ギアがないため通常のモーターと比べて省エネ効果が高く、騒音を抑えることができる。ＩＨＩは船舶以外の分野にも、超電導モーターを使うことを検討している。〔共同〕
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　Written by Tatsuro Satoh on 21st Mar., 2008