ウェザーコック風見鶏(VOICE FROM KOBE)

風の向くまま、気の向くままに……

さらなる進化を遂げる、ロンドンのジャパニーズ・レストラン

2008-01-13 09:56:17 | 文化・学術

 日経BP社のTRENDYnet Life Creative Site、L-Cruiseのコーナー、World Trend Watchのコーナー12月26日付記事である。タイトルは「さらなる進化を遂げる、ロンドンのジャパニーズ・レストラン」で、ロンドンで日本食レストランが大きなブームになっているとのことである。
 記事のタイトルにリンクを張っておいたので、興味のある方はチェックしてみるとよい。
 記事は、写真を追うだけでも楽しめる記事であり、写真でロンドンを楽しむことができるやも知れない。。。

 いわゆる「日本の食文化が海外で受け入れられる」という意味では、嬉しく感じることができる。
 しかし他方で、「日本の地盤沈下」にともない、「ポンドの通貨価値に対し、日本円の通貨価値が相対的に安くなっており、ロンドン塔で生活する日本人の生活を直撃しているところがある」ため、残念ながら手放しで喜べず、複雑な気持ちである。

 現状は、ロンドンの日本食ブームはとどまるところを知らず、回転寿司チェーン店が瞬く間にブームになっているとのこと。また、ミシュランの星を持つ、京懐石の店などもあるようである。 
 写真等も楽しめるように、記事を引用しておく。

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 記事引用
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 ロンドンの日本食ブームはとどまるところを知らない。回転寿司チェーン店が瞬く間にブームになり、「セルフリッジ」や「ハービー・ニコルズ」などロンドン有数の百貨店に進出し、また大手スーパーでもスシを売りはじめて大きな話題となったのは、今や昔の話。最近では、ロンドンの中心地をはじめ様々なエリアで、テイクアウェイ(お持ち帰り)のスシ・バーが乱立、“ベントー・ボックス”や“エダマメ”など、日本食に関するボキャブラリーが次々と市民権を得つつある。

 …(中略)…

ロンドンで唯一、ミシュランの星を持つ日本料理店

ウムのヘッドシェフを務める、久保田一郎氏。実家は京都祇園の割烹料理「八寸」。後に「料亭つるや」で懐石の修行の後、フランスへわたりミシュランの星を持つ仏レストランで修行を重ねたというつわものだ

 ロンドンにいながらも、「妥協のない本物の日本料理を作り続けていくことが自らの使命」と真摯に語るのは、高級ショッピング街メイフェアにある、英国で初の京懐石料理のレストラン「ウム(生)」のヘッド・シェフ、久保田一郎氏。

 3年前にオープンして4ヶ月でミシュランを獲得、その独創的な料理でロンドンの料理評論家たちもこぞって賞賛をよせる店だ。“京料理はダシが命”ということで、日本の軟水を空輸し一番だしをとる。「日本料理というと、“天ぷらと寿司”と思っている英国人たちに、京都の伝統の味を理解してもらいたい。近い将来、“カイセキ”という言葉を英語の辞書に載せるのが目標」と久保田氏は意気揚々だ。

 昨今のヘルスコンシャスをも反映し、ロンドンだけではなく、NY、LA、パリと、セレブリティーたちのからのお墨付きを旗印に、まさに自由闊達に世界を一人歩きしはじめた感があるジャパニーズ・フード。しかし、久保田氏のように、頑固なまでに日本料理のスピリットを守るシェフの存在こそが、これから世界に向けて、さらなる進化し続けていく日本食業界にとって必要不可欠なのだろう。丹精に彩られ究極の美が表現された扇も、その“要”の質が重要であると同じように・・・。ロンドンのジャパニーズ・レストラン・シーンに、これからしばらく目が離せない。


日本の自然美を体現する、ナチュラルな素材が多用された、“和”と“ヨーロピアン”が見事に融合されたインテリア。また160種類もの高級銘柄を揃えた、ヨーロッパ一を誇る日本酒コレクションでも名高い。日本食に合う、600種類以上の膨大なワインコレクションも、ロンドンのワイン通に定評あり
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 Written by Tatsuro Satoh on 13th Jan., 2007


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1 コメント

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こんばんわっ (なつめ)
2008-01-13 23:35:14
いい感じのブログですねっ、これからちょこちょこ覗かせていただきます♪
そうそう、だまされたと思ってやってみてww
ココの女みんな本気だからwwww
http://dvxvb.net/dp/637