ウェザーコック風見鶏(VOICE FROM KOBE)

風の向くまま、気の向くままに……

今日の関西地区の天候状況 =中国大陸からやってきた珍客=

2007-04-02 12:40:59 | 地球環境
 今日の朝、神戸三宮から大阪にJRで通勤したが、妙に街が黄ばんで見える状況であった。
 自宅を出、三宮に向かう過程で見た六甲山系の状況、先程、昼食を終え、目にした大阪の町の状況、黄ばみがかり、くすんでいるように見えた。
黄砂―その謎を追う

紀伊國屋書店

このアイテムの詳細を見る

 中国大陸からジェット気流に乗りはるばるやってきた黄砂の影響である。
 季節的にいまの季節に黄砂が中国大陸からやってくるのか否かはわからないが、いずれにしても黄砂の影響であることに間違いはない。
 そういえば、今日の朝のニュースで、中国大陸内陸部の空港等で、「黄砂の影響で便の欠航が多発した」とのことである。
 そうした、中国大陸内陸部で発生している現象が、はるばる、東シナ海、日本海を越えて、関西一円に影響しているということになる。
黄砂と桜

徳間書店

このアイテムの詳細を見る

 日本の天候の状況、特に、気温の面から考えると、昨日は、静岡地区で30度を越えたとか、東京でも29度くらいに達したとか、25度を越える夏日であったところが多かったようである。
 これは、他方で日本が高気圧にすっぽりと包まれたことがひとつの要因を考えられ、高気圧が作り出す上昇気流、つまり、地表に近いところで気圧が低い状態を作り出し、そこにジェット気流に乗った黄砂が入り込んできていることが論理的に考えられる。
 この時期に、5月から7月の気温を記録すること自体が、「異常気象の産物」であると考える場合、中国内陸部でこの時期に「黄砂による航空便の欠航の多発」ということも、深く考えると「異常気象のもたらしたもの」ということになるのかもしれない。
黄砂に舞う

近代文芸社

このアイテムの詳細を見る

最新の画像もっと見る