気取らずにワインとカメラを勉強しよう♪

★ワインとカメラのだらだらした備忘録

カステッロ・ディ・アマ キャンティ・クラシコ

2012-10-17 05:00:01 | 日記
キャンティ・クラシコが「早く飲める安ワイン」という存在だった
時代に、このカステッロ・ディ・アマの栽培・醸造責任者に就任した
マルコ・パランティ氏は、「5年経っても美味しく飲める=
熟成するキャンティ・クラシコを造る」と目標を掲げました。

その目標を実現するためにブルゴーニュ的な『クリュ』ごとに
収穫・醸造する方法と、収量を約50%に制限すること、
手間とコストが掛かるこの2つの手法をキャンティクラシコに持ち込み、
品質改善を実現したのです。

また畑を見直し、品種に適した土地に絞ってブドウを栽培することで
サンジョヴェーゼのクオリティをさらに磨いていくことに努力します。

やがて『クリュ』ごとに仕立てる方法から、所有地全体の中から
それぞれに育った葡萄を集め、ブレンドすることで最上のワインを仕立てる
方法へと移っていきます。 そのためそれまで『1つのクリュ』としてリリースされていた
2つの区画のワインを廃止して、スタンダードキュヴェである
『カステッロ・ディ・アマ キャンティ・クラシコ』に統合。
以前の単一畑の品質が、今の『カステッロ・ディ・アマ キャンティ・クラシコ』で
実現できるようになっているのです。

年産平均15~20万本。畑面積等からいえば45万本造れるところを、
実際はその半分も造っていません。
これは本当に良いブドウを使い、収穫量を低く抑えてワインを造っているためです。

収穫はすべて手摘みで、収穫の際は小さなバスケットや選果台を使用しています。
発酵は伝統的で長いマセラシオン、12ヶ月間バリックで熟成し、
1年間瓶内熟成をさせてから出荷されます。
他のワイナリーでここまで手をかけているところはほとんどありません。





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