ひねもすのたりのたり

塾やってます。愚痴多め。好きなものは、ビール、旅行、本・漫画、ゲーム、音楽。にわかダムラー。おばちゃんです。

田舎の家のこと

2022年09月12日 | Weblog
色々なことがあって今年の夏、
田舎の家(父の生家)を人に譲りました。
その時のことを書こうと思います。


春に父の一周忌があり、
その後母が高齢者ホームに入って、
不動産屋さんを通して家の空き家登録をしてもらったところ、
しばらく経って買い手が見つかりました。
あんなド田舎のめちゃ維持費のかかる&手入れを要する家を買いたいなんて
なんて奇特な人だろうとびっくりしました。

最寄り駅からは車で20分くらいですが、
その駅を通る電車は1時間に1本くらい。
庭にたぬきとかが普通に出る田舎です。
おまけに築200年近く、江戸時代からある家で
部屋の数もよく分からない(20くらい?)。
色々手を入れてはあるので、
風呂とかトイレとかはそこそこ新しいですが、
ちょっと意味の分からない家です。
ただあの地域はみんな家は広いので、
うちだけ特別めちゃくちゃでかい家だってわけでもないかもしれないですけどね。

契約の話になったのが6月で、
8月末に完全に引き渡しということになりました。
なので、
7月から長い休みのたびに母と私たちの姉妹の誰かが何日間か行って片付けるを繰り返し、
今回お盆休みで片付けを終了させました。
もうパニックになる程忙しく
最後の日は泣き泣き(終わらない)。
母以外は次の日から仕事があるから、
夕方には電車に乗らないといけないけど、
もう焦るはイライラするわで最悪。

今思えば、
「あの時は本当たいへんだったよねーーー」と
笑い話になりそうですけどね。

身バレしそうなので、
少しだけ加工した写真あげますね。

門のとこでお嬢様風の娘😅


入り口の道(敷地内)を歩く娘。


庭を行く娘。


娘と私と姪っ子。


入り口横の濡れ縁みたいなとこ。
ここで座って写真を撮るのが代々の慣わし😅
私達が小さい子供の頃から、ここで写真を撮ってた。

枠の内の天井に設置してある神様。
ほんとの名前は分からない。子供のころから神様と呼んでいた。


そもそもこの部屋のことを枠の内と呼ぶのも、
今回売却書類の間取り図で初めて知った。
ずっと広間と呼んでました。
20畳くらいある、馬鹿でかい部屋。
子供の頃は走り回ってた。

わりときれいに撮れた、座敷の写真。







生活感溢れてるけどこの写真は結構好き。



飾りガラス、洒落てた。
今はもうこういうガラスは作れないらしいね。







昔あった蔵。
これは去年壁が崩れちゃって壊した。




中から出てきた謎の狩衣?


帯の中から大正時代の新聞が出てきました。


この狩衣もどきは解体されて暖簾に生まれ変わり、今うちの教室とリビングの境にかかってます。


桐箪笥や仏壇、長持ち、火鉢、衝立、屏風や売るほどあった座布団などなど、
近所の人やお寺が引き取ってくれた。

ただ、むかーーーしから詰め込んであった謎の生活用品とか着物とか食器やもろもろのもの物はみんな処分ですが、
分別がめちゃ細かくて大変でした。

最後は業者さんにコンテナを頼んで
そこに入るだけのゴミはバカスカ捨てていいやつにしました。
液体は入れちゃいけないとか
食べ物はダメとか色々制限はあったけど、
分別しなくて済んだのは楽になりました。

予定してた新幹線に乗る時間に、
近所の方が車で駅まで送ってくださってありがたかったーー。
でもそのお迎えが来た時間にまだ着替えが終わってなくてめちゃ焦りました。
バタバタしすぎてしんみりする暇もありませんでした。


ただ、
今こうやって写真見てると、
もうあの家には入れないんだなあという思いと、
長年の思い出がぶわぁーーっと湧きあがって、
たまらない気持ちになっています。

でも
あの家にはもう誰も住めない訳だし、
母が売ると決めてありがたいことに買い手もみつかった。
今後かかるはずだったはずのメンテナンス代や最悪更地にする費用もかからずに済んだ訳だし、
どう使うかは知らないけど、
しばらくは利用してくれるのであれば
本来はwinwinなんだよね。
といってみんな気持ちを慰めてるのです。


あの家の片付けを経て、
私はとりあえず、
①物を増やさない
②使わないものは捨てる
③同じ系列のものは一箇所にかためてしまう
を心がけて暮らそうと思いました。  

とかいいつつも
大量に引き取ってきた陶器類や父の作品を入れるところがないので、
もう食器棚兼レンジボードみたいのを買おうと思ってる。
コメント (4)
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