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くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

お別れ。

2013-02-23 | 日記

                       

                楽今日会のIさんから 「 今日はええ話じゃないけんどね 」 とtelがあったとき

             思わず  「 えっ  もういっぺん言うて 」  と聞き直しました。

             あの元気な山ちゃんが亡くなった との報せでした。

             同じ職場で 忙しさに追い回され ブーブー言いながらもこなした仕事で

             彼は同志でもありました。

             あれからもう何年経ったのか‥‥

             山ちゃんは楽今日会のメンバーではないが 昨年暮れに定例飲み会をやったとき
 
             具合が悪いなんてだれからも聞かず わずか2か月前にはだれも知らなかったことです。

             昨年秋 体調がすぐれん と診察を受けたときは すでに肺がんがあちこちに転移しており

             お正月は 本人が希望し家で新年を迎えたとのことです。

             高新のお悔やみ欄には 享年72歳と載っていたが 暮れに満70歳になったばかりです。

             やりきれない気持ちでお葬式に参列しました。

             40歳過ぎて結婚した山ちゃん夫婦には子供がおらず 私と同世代の 喪主を務める奥さんの

             憔悴しきった姿は痛々しいほどでした。

             出棺前のお別れを 楽今日会のメンバーに誘われたけれど お棺の顔は見ません。

             闘病生活でやつれた彼でなく 私の中の山ちゃんはいつでも若々しく

             人柄の出た はにかんだ笑顔に愛嬌がある 彼の印象を壊したくなかったからです。

             ちょうど1年前 90歳をすぎた母上を見送ったばかりで こんなに早く逝くなんて

             天国へ行ったらお母さんに怒られるよ 山ちゃん

             母上を看取って これからの人生は奥さんとの充実した時間が持てたはず。

             父上が戦死したとき まだ幼な子であった彼は様々な苦労をしてきたろうね。

             たび重なる私の仕事のミスも 大らかな心で庇ってくれたね。  

             なんのお返しもできないうちに遠いところへ行ってしまって‥‥

             出発する霊柩車が涙で二重に見えました。

             

             


                            
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8 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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くりちゃんへ (れもん)
2013-02-23 07:49:02
お早う。
心にポッカリ穴が空いたような寂しさですね。
職場の同僚は男女を越えた同志、時には家族のように過ごしてきた仲間ですものねぇ。
お気持ちお察しします。
思わぬ別れにならないよう先ずは自身の健康管理ですね。
お互いに気を付けましょう!
返信する
れもんさんへ (くりまんじゅう)
2013-02-23 10:09:41
何年も一緒に仕事をした仲は お互い長所も欠点もさらけ出した心の友でもあります。
おばばになってからも直らない私のわがままを 大らかな
心で包んでくれた人でした。
病気がもっと早く見つかっていれば と残念でなりません。
返信する
残念ですね。 (ラジオ)
2013-02-23 17:47:39
私の父もおととしの夏、肺がんで亡くなりました。
病気がわかった時、「三ヶ月」と余命宣告され、一緒に入院していた方々がとても励ましてくださり、それなのに、皆さんを父が見送り、父は五年目の夏に亡くなりました。

職場のよき先輩を見送くられて、本当に残念ですね。
くりまんじゅうさんの文章から、山ちゃんさんの人柄が偲ばれます。

出会いを大切にしていこうと思いました。
返信する
ラジオさんへ (くりまんじゅう)
2013-02-23 19:26:44
以前 ラジオさんblogで父上が1昨年(あのUP時は昨年でしたね)亡くなったことを知りました。
ラジオさんの父上ならお若かったことと思います。
父上は余命3ヶ月の宣告を5年頑張ったのですね。
いつかは鬼籍へ入らなければなりませんが 急に悲しい報せは心身ともにこたえます。
ラジオさんの言うとおり 出会いを大切にしていきたいと思います。
返信する
Unknown (ぽこ)
2013-02-23 19:50:51
今まで何度か悲しいお別れがありました
仲が良かったママ友や同級生とのお別れは
祖父母の時より辛かったような気がします
子供たちの事を心配しながら亡くなった彼女たちの事は
絶対忘れることはないと思っています
亡くなりそして忘れ去られてしまうのは悲しすぎます
きっとくりちゃんの心の中には笑顔の素敵なやまちゃんが
ずっと生きていると思います
返信する
くりまんじゅうさんへ (まりも)
2013-02-23 20:16:44
春の訪れが 別れの日になんて
寂しいですね
しかも これから奥様と仲良く
楽しく 色々出来たのにね
やはり お互いのために
健康診断 必要ですね
ワタシも 以前住んでいた社宅で
ワタシより 年上の新婚さんが
ご主人が 癌でお亡くなりに
遅い結婚 何時も手をつないで歩いていました
そんな 彼の姿が
今でも 目に浮かびます
同志の方は
大きな愛を 持っている方だったのですね
きっと 奥様も幸せだったことでしょうね
くりまんじゅうさんも プールで鍛えて
元気で また海外旅行に!!
返信する
ぽこさんへ (くりまんじゅう)
2013-02-23 20:41:30
ぽこさんのママ友や同級生のお葬式とは 何と若い見送りでしょう。
子供たちの事を心配しながら亡くなるなんて辛すぎます。
若い人のお葬式は ご遺族へもかける言葉もありませんね。
ラジオさんの言うとおり 人と人との出逢いやつながりを大切に生きて行こう
と改めて思いました。
返信する
まりもちゃんへ (くりまんじゅう)
2013-02-23 20:55:48
3-40年前は 享年70歳といえば別に早い死亡ではなかったけれど
世界に誇る長寿国となった日本では若い死亡となります。
まりもちゃんも今まで辛い別れをたびたびして来たのですね。
いつかは友に見送られ次の世界へ行くけれど 番狂わせでなく
順番に行かなければ‥‥
まりもちゃん あなたは私を見送ってね。
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