もぎたての文旦をもらっても すぐには食べません。もいですぐの文旦は酸が強く
歯がきしみますが 皮にしわが寄るまで待つと 甘くまろやかな味になりますので
しばらくの間 転ばしておきます。
生り口がポロリ落ちましたので 表皮を剥ぎました。柔らかくなった皮は包丁が進まず
時間がかかりました。 ↓食べたことないですが アーティチョークみたいです。
ワタを茹でこぼし一晩水にさらしたのち 両手に挟み絞ります。切れやすいので
優しく絞ります。苦みがある砂糖漬けが好みでしたら さらす時間を短くします。
白砂糖のシロップを作り(濃さは好みで) 絞ったワタを入れ炊きます。長くは炊かず
沸いてきたら火を止め そのまま一晩置きます。三温糖やきび糖を使うと それぞれ
お砂糖色にでき上ります。
翌朝がお天気なら 土佐の農家で広く使われる えびら という名の竹編み平かごに
広げ 風通しのよい場所に置いて干します。途中で数回裏返したら 乾きが早いです。
お日和がよく 風のある日が2-3日続けば乾きますから 切ってグラニュー糖をふり
終りです。 かちかちになるまで干さず 中が少し 柔らかめが美味しいです。
文旦の砂糖漬けは天気が作るようなものですから 天気予報を見て 3日ほどお日和が
続く日に始めます。 晩白柚やザボンなど ワタが厚い柑橘類なら どれでも作れます。
果肉をお砂糖とはちみつで煮て コンポートもどきを作りましたが 形が崩れ
失敗しました。 捨てずに今から ジャムにリメイクいたします。
かつては、お茶や切干し大根などを干していました
父が足が弱り、車にも乗らなくなったので
お茶を摘まなくなってから
使っていません
こちらでも、えびらです
綿は捨てていました
あのわたでおいしい砂糖漬けができるのですね
驚きです
でも手に入ることはめったにないのですけどね
岡山の我が家でもここ数年、この時季になるとあちこちから文旦が届きます。
大きな実の割には皮が厚すぎるとケチな私いつも思うのですが・・・。
今年は上手に作ってみようかと・・・。
あの籠、「えびら」というのですね。
これもまた芸術品のようにみえるすぐれものの民芸品ですね。お値段の良さも納得です。
日にちをかけての砂糖漬け、こんな手仕事大好きです。(^_^.)
昔は 似たようなものでは 九州土産のざぼん漬けが多く 子供の口にも
砂糖が多すぎると思いました。
手づくりは砂糖の加減もできるし 乾き加減もいいところで食べられていいですね。
えびら 素敵です。
ぴっちり隙間が無いのでいいなあと思いますが やっぱり
けっこういいお値段なのですね。
一生ものですね。
亡くなった高知出身の先輩同僚からよくいただきました。
オレの一家のション〇ンで育った文旦やから絶品やで!と。
なんでも高知が一番! そのつぎに四国! の先輩でした。
野球は高知商業、土佐高、 魚は一本釣の鰹、英雄は坂本龍馬…。
私は高知でも四国出身でもないのに とても良くしていただきました。
定年退職され 「さぁこれからがオレの人生」 と仰っていたのに
退職して僅か半年で大腸がんが判明、翌年旅立たれました。
文旦をみると 「さだやん」と呼ばれたその先輩を思い出します。
何年か前までは大きな 晩白柚がお店に並んでたら
買ってきてワタをきれいに買って何回かゆでこぼしをして作っていたのです。
でもなぜか最近は作っていなかった。
しかも私の作り方より丁寧!おいしそう。
最近は 晩白柚が店頭に並んでいないことも作らなかった原因かもしれない。
今が時期なのですか?
近くのスーパーを覗いてみます。
でも この白いワタの部分を食べるのは 知らなかったぁ!!
何時 捨てていました
今度は 捨てないように気を付けます
お漬け物にする白菜を割って干したり ふかし芋を切って干し東山にします。
干し大根や干し野菜など えびらは年中活躍しています。
お茶の木があるなら摘んで 茶葉をえびらで干し自家製の
番茶を日常にお使いください とても贅沢です。
買っていましたが少ししか入ってなくて もっと食べたいとcookpadを見て
土佐文旦のワタで作りました。皮の薄い水晶文旦では出来ません。
レシピでは 外の黄色い皮を使ったものも載っています。
晩白柚が手に入るならぜひ試してください。厚いワタで美味しく出来ます。
https://blog.goo.ne.jp/gongonmasako/d/20130224
今年は文旦の裏年でしょうか 毎年大玉が1個2-300円で産直に出ますが
今年は1つが500円もします。作るなら4玉は欲しいので買ってまでは
作れないところでした。そちらには えびらはないですか?
竹虎さんは国産の竹を使い丁寧に作っていますので高いです。
うちのはだいぶん年期が入っています。実家で使っていたものです。