ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「日の名残り」

2022年10月08日 | ドラマ映画
1994年公開の映画の紹介です

監督は、ジェームズ・アイヴォリー。
カズオ・イシグロの小説が原作の、ドラマ映画です。
主演・出演は、アンソニー・ホプキンス、エマ・トンプソン、ジェームズ・フォックス、
クリストファー・リーヴ、ピーター・ヴォーン、ヒュー・グラント。




執事ジェームズ・スティーブンスは、以前職を共にしていたベン夫人から手紙をもらいます。
スティーブンスは現在の主人・アメリカの政治家ルイスから兼ねてから薦められていた骨休めの旅行をすることに決め、
ルイスのダイムラーで英国西部に旅立ちます。
スティーブンスは道中、ベン夫人、その頃はミス・ケントンとの出会いを思い出します。
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1950年代のイギリス、オックスフォードシャー。
使用人の面接に来たミス・ケントンに、スティーブンスは冷たく対応します。
使用人の女性と副執事が駆け落ちしたばかりだというスティーブンスの話に、ケントンは強く否定し勤めることになります。
同時に副執事として勤務する男性は、スティーブンスの高齢の父親・ウィリアムでした。
ある日ウィリアムの行動がおかしいと、ケントンはスティーブンスに助言します。
余計なことと思うスティーブンスですが、盆を持ったウィリアムは客の目の前で転んでしまいます。
その頃の主人・ダーリントン卿はスティーブンスを呼び、
2週間後に控える国際会議ではウィリアムの仕事を軽くするよう言うのでした。
しかし、客が集まる中ウィリアムが倒れたとスティーブンスは他の使用人から伝えられるのです。
スティーブンスが向かうと、ケントンはてきぱきと医師に連絡を取っていました・・・

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この映画はアカデミー賞で、
「主演男優賞/アンソニー・ホプキンス」「主演女優賞/エマ・トンプソン」「美術賞」「衣装デザイン賞」「監督賞」「作曲賞」「作品賞」「脚本賞」のノミネートがあります。

≪ 付録 カズオ・イシグロ作品 ≫

漢字では、石黒 一雄。
イギリスの小説家です。
『日の名残り』では、英語圏最高の文学賞・ブッカー賞を受賞、
2017年にノーベル文学賞を受賞しています。
長編著書は、
「遠い山なみの光」「浮世の画家」「わたしを離さないで」「忘れられた巨人」など。

「わたしを離さないで」は映画や日本ドラマ・舞台が作られています。

映画「わたしを離さないで」(2010)
監督:マーク・ロマネク
出演:キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイ
※ 本人も製作総指揮に参加

テレビドラマ「わたしを離さないで」(2016年1月~3月)
出演:綾瀬はるか、三浦春馬、水川あさみ

舞台「わたしを離さないで」(2014年)
キャスト:多部未華子、三浦涼介、木村文乃




スティーブンスが勤めている屋敷


皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
「忘れられた巨人」は最近読んだばかりです
不思議な世界に入り込むストーリーでした

コメント (6)    この記事についてブログを書く
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6 コメント

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静かに… (ななもりうぃるまま)
2022-10-08 21:51:06
派手さも無く、静かに…静かに過行く物語ですけれど、
とても魅惑的で忘れられない作品ですよね。
人の心の奥に秘められた心情も、深く…。

そして、己も年齢を重ねた事で、この作品の奥深さをより理解できるようになりました^^
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こんばんは (ななもりうぃるままさんへ)
2022-10-08 23:25:22
とても素敵なコメントをありがとうございます 
アンソニー・ホプキンスがとてもよかった映画でもありました
執事の目を通しての、第三者的な視点が新鮮でした
小説も読んでいますが本当にお気に入りの作家さんです
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Unknown (princesspippa)
2022-10-09 01:11:37
小説も映画も大好きです。アンソニーホプキンスは登場した瞬間執事でした。
素晴らしいアクターですよね。
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こんにちは (princesspippaさんへ)
2022-10-09 18:07:25
ご訪問とコメントありがとうございます 
まさしく!!
「アンソニーホプキンスは登場した瞬間執事」です!!
小説を先に読んでいまして、父も務める設定なのでアンソニーはすでに高齢ではないかと思ってました
全く不要な懸念でございました 
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こんにちは (hisa24)
2022-10-10 09:07:31
まさしく傑作だと思いました。映画を観て、小説も読みましたよ。どちらもイギリスを感じさせる作品でした。
アンソニー・ホプキンスもエマ・トンプソンもよかった。大人の映画ですね。
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おはようございます (hisa24さんへ)
2022-10-11 06:33:21
やはり小説も読まれてましたか 
私は小説が先だったので、アンソニーは年齢が高すぎるのではと思っていました
・・が、まったくもって素敵な執事でしたね
カズオ・イシグロは、本当に素晴らしい作家です
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