ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「潜水服は蝶の夢を見る」

2021年10月09日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2008年公開の映画の紹介です

監督は、ジュリアン・シュナーベル。
ファッション誌『ELLE』の編集長、ジャン=ドミニック・ボービーの回顧録が元になっているフランスの伝記・ドラマ映画です。
主演・出演は、マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、アンヌ・コンシニ、マックス・フォン・シドー。


ジャン=ドー(ジャン=ドミニック・ボービー)が目を覚ますと、ぼやけた視界に声が聞こえてきます。
「ボビーさん、目を開けて下さい。
長い眠りから覚めたんですよ」
『なんなんだ、ここは病院か?』
その後医師は、海軍病院である事や、ジャン=ドーが3週間近く昏睡状態であった事、
脳血管の発作でほぼ全身が麻痺している“閉じ込め症候群”である事を伝えます。
間もなく機能しない右目も閉じられ、ジャン=ドーは左眼しか動かせない状態になるのです。
若くて美しい理学療法士と言語療法士・アンリエットがジャン=ドーの担当になり、アンリエットはコミュニケーションをとる方法を伝えます。
比較的よくつかわれるアルファベットをアンリエットが読むと、伝えたい単語の場所でジャン=ドーが瞬きをし、書きとめて行くという方法です。
ジャン=ドーは絶望の中、海底を漂う潜水服姿を時々思い浮かべます。
しかしある時、左目の他に「想像力」と「記憶」があり、ジャン=ドーは潜水服を抜け出せると気がつきます。
以前ジャン=ドーは出版社と本を出す契約をしていて、文章を綴る為の口述筆記者・クロード・マンディビルがジャン=ドーの担当になるのです・・・

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“閉じ込め症候群”(Locked-in syndrome)とは、
重度の脳卒中の一つで、意識と記憶は正常だが全身が麻痺した状態の事のようです。

この映画はアカデミー賞で、「監督賞」「脚色賞」「撮影賞」「編集賞」のノミネートがあります。

ジャン=ドー役は、マチュー・アマルリック。
この映画では、セザール賞主演男優賞を受賞しています。
「007/慰めの報酬」(2009)、「グランド・ブダペスト・ホテル」(2014)、「永遠の門 ゴッホの見た未来」(2019)、「オキシジェン」(2021・劇場未公開)などの出演があります。




実際の著書、未読なので速攻で購入しました

お立ち寄りありがとうございます
本人の目線で綴られ、やってはいけないことが多々あることがわかりました
コメント (6)
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