ごんぎつねの独り言 ~技術士試験(建設部門:道路、総合技術監理部門)の受験記録・ブログ~

不器用で、愚直で、貧乏くじを引くのが大得意な "ごんぎつね" が本音で綴るブログ。 恐縮です(^^ゞ

失敗から学ぶ

2009年05月03日 | 普段力 etc.
昨日、花粉の飛散も終盤を迎えたので、久しぶりに屋外でテニスを楽しんできた。
コートは2面×2時間、ダブルスで参加は8名なので休む暇は一切なし。
屋内とは違って、風、日差し、そして暑さといった自然との闘いも必要。
体はクタクタになったがストレスが発散でき、そして、アフターのビール、筍ご飯は格別だった。

さて、人事院が「失敗事例」をまとめるようだ。
「行政の失敗を分析することが問題解決能力をはぐくむのに効果的だ」との判断によるものだそうだ。

政策決定のプロセスにおける問題点を検証するとのことだが、実際の問題点はプロセスだけではなく複合的なものだ。
何をどのレベルの失政と認識するかについても、意見調整が必要となるだろう。
失敗事例をまとめあげる過程で、議論が加速されることが重要なのだと思う。
失敗の原因、因果関係を明らかにして、将来への教訓を残してほしい。
形式的な、表面的な整理にとどまることがないように強く願う。

成果物は、入省1年目と課長補佐級の研修資料として使用されるようだ。
事例紹介に留めることなく、MBAにおけるケーススタディと同様に、考え抜くための素材に使ってほしいものだ。

「明らかな失政」の事例と書かれているのが気になる。
誰が見ても明らかなものだけを対象とすると、考える必要はなく、表面的な理解にとどまってしまう恐れがある。

以下、読売新聞の記事。

「公務員よ失政に学べ」BSE、薬害、事故米…研修教材に

人事院は、行政が政策判断を誤った「失敗事例」を、国家公務員の研修の教材として積極的に活用していく方針を決めた。
BSE(牛海綿状脳症)問題で不十分な規制により国内の発生を許した農林水産省の事例や事故米、薬害をめぐる旧厚生省の対応などのケースを具体的な候補として検討している。
人事院の「公務研修・人材育成に関する研究会」が今年2月、「行政の失敗を分析することが問題解決能力をはぐくむのに効果的だ」と指摘する報告書をまとめたことを踏まえた措置。
入省1年目と課長補佐級を対象とする研修に、「明らかな失政」の事例を取り入れる予定で、夏以降に教材を作成する。
BSE問題では、関係者への聞き取りなどを行ったうえで、政策決定のプロセスにおける問題点を検証する。



追伸:
最近印象に残った言葉。
「なにものにもとらわれず、なにものも恐れず、心のままに」

土木学会誌 第54回 『劔岳 点の記』映画監督 木村 大作さんに伺いました   [聞き手] 遠藤 和弘 ☆

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