先ほど田園調布や、芦屋六麓荘なんかの高級住宅地の事を書いてて、ふと思った。
金持ちって、何をどうやったらなれるんだろう。
あくどい事をする?売り上げをごまかしてプールする?税金を払わずどこかに隠す?
そんなチンケな事ではあの高級住宅地には住めないだろう。
大阪北浜にある高級タワーマンション。タワー式の駐車場には案内員がいて誘導してくれる。
夕方5時を過ぎると続々と帰宅の車が連なる。ポルシェ、アウディ、ベンツ、ベントレー、ロータス、フェラーリ・・・。YANASEか東京モーターショーかここは?って思うくらい高級外車ばかり。レクサスがちゃちく見える。何をやったら郊外の中古家が一軒買えるくらいのこんな車に乗れるんだ?
昼間も周辺は路駐が多い。フェラーリやマセラティなんかが平気で路駐してる。いくら路上駐車禁止のマークの横に平気で違法駐車する大阪でも、この高級外車の路駐は警察もミドレンジャーも見て見ぬ振り。だって下手にレッカー移動したり車輪止め付けて、傷でもつけたら大変だもの。
中国窃盗団が見たらよだれをたらしそうなもんだが、平気でアルファロメオやロータスのオープンカーが幌も閉じずに停めてあるのはかえって不気味。盗られない自信があるのか、それとも盗られても屁とも思わないのか。
金持ちの考えは庶民には理解できない。
だからかな。金持ちを登場人物にした漫画も多い。だいたいは金銭感覚のずれた金持ちと庶民の話。
ある日突然莫大な遺産を相続するって、夢のような話は現代のおとぎ話だ。
メイちゃんの執事。おぼっちゃま君。主人公だけではなく脇役でも金持ちは登場する。古くは巨人の星の花形満、こち亀の中川圭一、うる星やつらの面堂終太郎、ドラえもんのスネ夫、ちびまる子ちゃんの花輪君・・・。
その中でも圧倒的に金持ち漫画と言えば「花より男子」と「俺の空」だろう。
本宮ひろ志原作の「俺の空」は安田財閥の一人息子安田一平が、後継者試練の為に旅に出る漫画。
お金を使った10分後にはまた同額がプールされる。カジノ編は圧巻。どれだけ憧れたか。
続編にあたる刑事編でも、初詣客で賑わう境内で、スリ犯を捕まえる為にお札を空にばらまき道を造る。証拠をつかむ為にビルを一棟買い取る。その使いっぷりに我々庶民は「へへぇ-」って思うしか無い。
そして「花より男子」。漫画コミックスも累計6000万部突破の人気漫画だが、TVドラマ、映画も大ヒット。
実写版で井上真央が演じた主人公のつくしは貧乏だが、嵐の松本潤演じる道明寺司の実家は世界に名を轟かせる大財閥のひとつ。その総資産は数千億。F4と呼ばれる4人すべてお金持ち。小栗旬が演じた花沢類も花沢物産の跡取り、松田翔太演じる日本一の茶道の家元「西門流」の跡取り息子西門総二郎、 阿部力肯んじた総合商社・美作商事の息子あきら。その他にも財閥令嬢だの、息子だのが登場する。どいつもこいつも信じられないくらい金持ちで、庶民感覚からずれまくり。
そのセレブ感覚と庶民のつくしの意識や行動のずれが面白い。
実際、金持ちって自分が金持ちで、庶民とずれがある事を気がついてない。
「キャビアって食べた事無いなぁ」って言ったら「えっ?飛行機に乗ったら出るでしょ?」って答えられた事がある。ファーストクラスとエコノミーの差を知らない。
いつも何かと差し入れをくださるお客様に、サンフランシスコのお土産のワインを渡したら「わぁ嬉しい、私のワインクーラーに入れとこう」って。私のって何だよ。家族分のワインクラーがあるのかよ。
「来週ハワイに同行してくれない?」って突然言われて「なんで?」って聞いたら「あっちの別荘2軒あったんだけど、どちらも結構良い値で売れたのよ。でもね、別荘が無いと困るでしょ?だから新しく購入しようと思って。もしよかったら一緒に見てくれない」って。別荘なくても困らねぇよ俺は。
もっとひどいのは「あさってパリに行ってくれない?」って。新規オープンのプロデュースしてる店のオーナーに電話でいきなり言われた。
店のディスプレイや装飾品を買い付けるのに、パリ迄行けと。フランス語なんて喋れネェよ。この時はさすがに「ごめんなさい、パスポートが切れてるの」って言い訳したよ。
他にもバンクーバーの別荘地を買ってくれないか?だの、ミャンマーに美容学校作るのを共同出資しないか?とか。何故か自家用チャーター機を使用できる権利を買わないか?顧客には歴代米大統領やマライヤキャリーやマドンナ等のセレブ、球界、財界の大物の名前がずらりと並んでるパンフレットが送りつけられた事もあった。
Who The am dam?俺を誰だと思ってる?勘違いはやめてくれ。こちとら庶民なのよ。
アメリカンエクスプレスカードのプラチナカードの申込書が届いた事があった。タヒチの夕陽がどうだの、N.Y.の夜景がどうだの、オーストラリやエーゲ海のリゾート地が満載された写真集のような豪華パンフレットが同封されてた。
どうせ審査で落ちるだろうと思い申込書を見たら、最後のページに自筆でサインするだけ。まぁどうせ冷やかしだしって思い郵送したら、数日後書留でカードが届いた。プラチナ色のカードが三枚も。
何で三枚?記載してある番号はそれぞれ異なる。アメックスに電話を入れて質問したら平然と「一枚は本人用、一枚は仕事用、一枚は海外用ですが?」って。このあと年会費の高さに辟易してしまうのだが、さすがAMEX、年末や盆でもホテルや飛行機押さえてくれるし、ホテルでもVIP待遇で別室でチェックインさせてくれる。つかの間のセレブ気取りね。宿泊費の高さとこの気分の良さが引き換え。
話は元に戻すが、前述の「花より男子」の続編が今連載されてる。
本編の36巻で完結してるのに、読み切りを集めたその後編で37巻が出たくらいだから「花男」の人気まだまだあるんだろう。
続編タイトルは「花のち晴れ」。帯にも「花より男子新章」って堂々と記載。
何故かマーガレットコミックス(少女漫画)ではなく、ジャンプコミックス(少年漫画)だ。
人気漫画の続編と思って気楽に読んだら、設定に少々無理があるものの、めちゃ面白い。昔の花男ファンもすんなり読める内容だ。
ただ、あの頃と違って、よほどのスケールで描かないと今は凄いお金持ちには見えないから、作者も大変だろうね。
これって貧乏人のひがみかね。
金持ちって、何をどうやったらなれるんだろう。
あくどい事をする?売り上げをごまかしてプールする?税金を払わずどこかに隠す?
そんなチンケな事ではあの高級住宅地には住めないだろう。
大阪北浜にある高級タワーマンション。タワー式の駐車場には案内員がいて誘導してくれる。
夕方5時を過ぎると続々と帰宅の車が連なる。ポルシェ、アウディ、ベンツ、ベントレー、ロータス、フェラーリ・・・。YANASEか東京モーターショーかここは?って思うくらい高級外車ばかり。レクサスがちゃちく見える。何をやったら郊外の中古家が一軒買えるくらいのこんな車に乗れるんだ?
昼間も周辺は路駐が多い。フェラーリやマセラティなんかが平気で路駐してる。いくら路上駐車禁止のマークの横に平気で違法駐車する大阪でも、この高級外車の路駐は警察もミドレンジャーも見て見ぬ振り。だって下手にレッカー移動したり車輪止め付けて、傷でもつけたら大変だもの。
中国窃盗団が見たらよだれをたらしそうなもんだが、平気でアルファロメオやロータスのオープンカーが幌も閉じずに停めてあるのはかえって不気味。盗られない自信があるのか、それとも盗られても屁とも思わないのか。
金持ちの考えは庶民には理解できない。
だからかな。金持ちを登場人物にした漫画も多い。だいたいは金銭感覚のずれた金持ちと庶民の話。
ある日突然莫大な遺産を相続するって、夢のような話は現代のおとぎ話だ。
メイちゃんの執事。おぼっちゃま君。主人公だけではなく脇役でも金持ちは登場する。古くは巨人の星の花形満、こち亀の中川圭一、うる星やつらの面堂終太郎、ドラえもんのスネ夫、ちびまる子ちゃんの花輪君・・・。
その中でも圧倒的に金持ち漫画と言えば「花より男子」と「俺の空」だろう。
本宮ひろ志原作の「俺の空」は安田財閥の一人息子安田一平が、後継者試練の為に旅に出る漫画。
お金を使った10分後にはまた同額がプールされる。カジノ編は圧巻。どれだけ憧れたか。
続編にあたる刑事編でも、初詣客で賑わう境内で、スリ犯を捕まえる為にお札を空にばらまき道を造る。証拠をつかむ為にビルを一棟買い取る。その使いっぷりに我々庶民は「へへぇ-」って思うしか無い。
そして「花より男子」。漫画コミックスも累計6000万部突破の人気漫画だが、TVドラマ、映画も大ヒット。
実写版で井上真央が演じた主人公のつくしは貧乏だが、嵐の松本潤演じる道明寺司の実家は世界に名を轟かせる大財閥のひとつ。その総資産は数千億。F4と呼ばれる4人すべてお金持ち。小栗旬が演じた花沢類も花沢物産の跡取り、松田翔太演じる日本一の茶道の家元「西門流」の跡取り息子西門総二郎、 阿部力肯んじた総合商社・美作商事の息子あきら。その他にも財閥令嬢だの、息子だのが登場する。どいつもこいつも信じられないくらい金持ちで、庶民感覚からずれまくり。
そのセレブ感覚と庶民のつくしの意識や行動のずれが面白い。
実際、金持ちって自分が金持ちで、庶民とずれがある事を気がついてない。
「キャビアって食べた事無いなぁ」って言ったら「えっ?飛行機に乗ったら出るでしょ?」って答えられた事がある。ファーストクラスとエコノミーの差を知らない。
いつも何かと差し入れをくださるお客様に、サンフランシスコのお土産のワインを渡したら「わぁ嬉しい、私のワインクーラーに入れとこう」って。私のって何だよ。家族分のワインクラーがあるのかよ。
「来週ハワイに同行してくれない?」って突然言われて「なんで?」って聞いたら「あっちの別荘2軒あったんだけど、どちらも結構良い値で売れたのよ。でもね、別荘が無いと困るでしょ?だから新しく購入しようと思って。もしよかったら一緒に見てくれない」って。別荘なくても困らねぇよ俺は。
もっとひどいのは「あさってパリに行ってくれない?」って。新規オープンのプロデュースしてる店のオーナーに電話でいきなり言われた。
店のディスプレイや装飾品を買い付けるのに、パリ迄行けと。フランス語なんて喋れネェよ。この時はさすがに「ごめんなさい、パスポートが切れてるの」って言い訳したよ。
他にもバンクーバーの別荘地を買ってくれないか?だの、ミャンマーに美容学校作るのを共同出資しないか?とか。何故か自家用チャーター機を使用できる権利を買わないか?顧客には歴代米大統領やマライヤキャリーやマドンナ等のセレブ、球界、財界の大物の名前がずらりと並んでるパンフレットが送りつけられた事もあった。
Who The am dam?俺を誰だと思ってる?勘違いはやめてくれ。こちとら庶民なのよ。
アメリカンエクスプレスカードのプラチナカードの申込書が届いた事があった。タヒチの夕陽がどうだの、N.Y.の夜景がどうだの、オーストラリやエーゲ海のリゾート地が満載された写真集のような豪華パンフレットが同封されてた。
どうせ審査で落ちるだろうと思い申込書を見たら、最後のページに自筆でサインするだけ。まぁどうせ冷やかしだしって思い郵送したら、数日後書留でカードが届いた。プラチナ色のカードが三枚も。
何で三枚?記載してある番号はそれぞれ異なる。アメックスに電話を入れて質問したら平然と「一枚は本人用、一枚は仕事用、一枚は海外用ですが?」って。このあと年会費の高さに辟易してしまうのだが、さすがAMEX、年末や盆でもホテルや飛行機押さえてくれるし、ホテルでもVIP待遇で別室でチェックインさせてくれる。つかの間のセレブ気取りね。宿泊費の高さとこの気分の良さが引き換え。
話は元に戻すが、前述の「花より男子」の続編が今連載されてる。
本編の36巻で完結してるのに、読み切りを集めたその後編で37巻が出たくらいだから「花男」の人気まだまだあるんだろう。
続編タイトルは「花のち晴れ」。帯にも「花より男子新章」って堂々と記載。
何故かマーガレットコミックス(少女漫画)ではなく、ジャンプコミックス(少年漫画)だ。
人気漫画の続編と思って気楽に読んだら、設定に少々無理があるものの、めちゃ面白い。昔の花男ファンもすんなり読める内容だ。
ただ、あの頃と違って、よほどのスケールで描かないと今は凄いお金持ちには見えないから、作者も大変だろうね。
これって貧乏人のひがみかね。