戦争について真剣に考えてみないか？

安全保障関連法案に反対して各地でデモ等がおこなわれてる。
「戦争反対」「平和を守れ」「憲法違反だ」「憲法9条改正反対」「安倍政権NO!」
言わんとしてる事はわかるんだが、いつも疑問がつきまとう。

「じゃぁ戦争ってなんなんだ？」

反対派は短絡的に安保改正=戦争って結びつけてる（更には徴兵制に繋がるなんてのもある）
中には「子供達を戦争に行かせたくない」って訳の分からないスローガンもある（自分たちが行く気はないのね）

「戦争」ってじゃぁ何を指すのよって思う。

武力で他国を制圧して侵略する事？
他国からの侵攻を防ぐ事？
利権を守る為に戦う事？
理不尽な主張に立ち向かう事？

軍艦、戦車、戦闘機で戦う事が戦争なの？
ミサイルや銃で戦う事が戦争なの？

「戦争したいですか？」と聞かれて「したいです」って答える奴は、日本にほぼいないだろう。
「平和を維持したいですか？」と聞かれたら「勿論です」ってほぼ100%答えるだろう。

違う聞き方をしてほしい。

「竹島や対馬に韓国軍が上陸して占拠を公言したらどうしますか？」
「尖閣諸島に中国軍が上陸したり埋め立てをはじめたらどうしますか？」
「北朝鮮がノドンを日本に向けて発射してきたらどうしますか？」

「追い払いたい」「戦いたい」って殆どの人が答えるのではないかな？
じゃぁどうやって追い払う？アメリカにお願いするの？
動いてくれる？
アメリカは中国や韓国とも取引してるんだから、日本のカタを持ってくれる保証は無いよ。

武器を持って戦かって追い払う。これが一番手っ取り早い。
でも、それを避ける為に「外交」って手段がある。「金」とか「交渉」ってのを駆使して直接血を流すことを避ける。
これも一種の「戦争」じゃないのか？

イスラム国に軍隊を送り込むのではなく、周辺被害国に支援金を援助する。これも戦争だ。
中東和平、後進国支援だってある意味戦争だ。
TPP交渉で米をはじめ農作物の関税を交渉してる。これも戦争だろう？
慰安婦問題をはじめ反日教育を徹底してる韓国と水面下で交渉してる。これも戦争だろう？
国後、択捉、歯舞、色丹・・・北方領土を返還しないロシアとの交渉も戦争だろう？

なにも武器を取って直接戦い合う事だけが戦争じゃない。
株価マーケット、車や工業製品、ビッグイベントの開催権、国際会議での発言、これらもすべて戦争だろう？
「平和」ってやつを維持する為の手段として「戦争」がある。

「戦争反対」って騒ぐのは簡単だ。
誰だって戦争はしたくない。武器を持って見も知らない誰かを殺したくはない。
ゴルゴ13じゃ無いんだからお金を積まれたって人殺しはしたくない。これが本音だろう。
（そうじゃない奴は狂信的な退廃主義者だけだろう？）

平和がいいに決まってる。
誰もが武器を手にしては戦いたくない。

だけど、戦争ってこの交渉や取引がうまくいかなかって、決裂したとき、武器で戦う戦争をしなくてはならない。
戦う事を放棄したら負けるだけ。相手の要求を受け入れるしか無い。

いじめられてる子は戦っていこうしてはいけないのか？
会社で上司のセクハラやパワハラ、理不尽な要求に戦ってはイケナイのか？
福島原発で被害にあった住民が東電や政府相手に戦ってはイケナイのか？

そう、いまの「安保改正反対」「戦争反対」ってデモしてる奴こそ戦争してる事に気がついていない。

戦争って何だ？
もう一度冷静にこの原点を考えてみないか？