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バーボングラス片手のロックな毎日

黒田の15番を永久欠番に?

2016-10-31 03:12:15 | Talk is Cheap
広島の黒田投手が引退する。
で、その広島は黒田の背番号15番を永久欠番にするらしい。
まぁ球団が決めることだから好き勝手にやってくれたらいいんだけど、何をそんなに熱くなってるんだか。
まるで金メダル1個で国民栄誉賞だって騒いでるのと変わらないくらいレベル。

黒田ってそんなにすごいか?
そら、日米通算203勝の投手だから、いいピッチャーである。メジャーでも結果残せてるしね。
だけど、彼は永久欠番にするほどの選手なのか?

広島ファンにこんなこと言うと
「何言ってるんだ!黒田はメジャーの高額のオファーを蹴って日本に帰ってきてくれたんだぞ」
などとマスコミが作った美談をそのまま鵜呑みにしてるからまた怖い。
考えてみろよ、日本でさえあと2年しかプレーできない選手に、メジャーが本当にそんな高額オファー出してたのか?
パドレスが21億円でとか言われてるが、あの歳の選手に複数年契約するわけないし、そんなに出すか?だいたい当のヤンキースは来季契約をしなかったんだろ?

それに高額オファーを蹴ったのが美談だというなら、逆のパターンだが、新庄の方が凄くないか。
当時阪神から出された高額年棒を蹴って、奴は年棒は最低額、報酬は出来高制という、ほぼノーギャラのような契約でメジャーに行ったんだぞ。
それもあのイチローと同時期にだ。イチローはメジャーで通用するだろうと期待されてたが、新庄はメジャーでプレーする事さえできないだろう、せいぜいマイナーリーグだろうなんて言われてた。なのにだよ。彼のチャレンジ精神と黒田のチャレンジ精神はどっちがすごい?そんなに変わらんやろ。

野茂が行った時なんかもっとひどかったな。日本のマスコミや野球関係者はボロカスだったなぁ。メジャーも全然相手してないで、最低額くらいで契約してたもんな。結果はトルネード旋風が巻き起こったくらい大活躍だったがね。ドジャースは棚からボタ餅、坊主丸儲け状態だったはずだ。
彼の後、ピッチャーはかなりメジャーにチャレンジしてる。長谷川、伊良部、吉井、木田、佐々木、石井、高津、ダルビッシュ、松坂、田中、岩隈、前田・・・。
結果を出せた人もいれば、藪や井川のように「あぁ行ってたよな」くらいに思われちゃう人もいる。上原のように「もっと早くに行かせておけば」って人もいる。
その道筋を作ったのが野茂だ。だが彼は古巣の近鉄(現在オリックス)から永久欠番されてないし、国民栄誉賞ももらえてない。

日本に戻ってきて数年プレーしてから引退したメジャー経験者は多い。
殆どはもう限界だから(いい条件では契約されないから)戻ってきてるパターンだろう。
今回の黒田もそのパターンでしかないだろ?それを、いかにも
「まだまだメジャーが高額で契約してきて続けろってうるさかったんだけど、俺は日本のプロ野球で骨をうずめたいんだ」
とかって美談に仕上げてる。
もしこれが本当だとしたら「それなら最初からメジャー行くなよ。」ってツッコむくらいの話だ。
行きたくて断煙した選手がどれくらいいると思ってるんだ。上原だってもう2-3年早くメジャーチャレンジできてれば、結果は違ったのにな。
あんまそういうのって好きじゃない。

藤川球児のように古巣に帰ってきても、あまり歓迎されない人もいる。それに比べたら広島は黒田を大歓迎で迎え入れた。
戻ってきてくれた〜って。そりゃ、高額なお金を捨てて日本に、古巣に戻ってきたってした方が美談だろうさ。
広島の契約年棒はいくらだ?興味なかったから覚えてないし、わざわざ調べる気もないが確か4億とか5億じゃなかったか?これだって高額だろうよ。
今、まるで黒田のおかげでリーグ優勝できたようなことになってる。
そして今回永久欠番まで。

広島球団の気持ちはわからなくはない。
しかし、山本浩二や衣笠のように広島の永久欠番にするほどなのか?後で後悔しないか。

日本のプロ野球で永久欠番って14人しかいないのよ。
ジャイアンツでは王貞治の1、長嶋茂雄の3、黒沢俊夫(この選手は俺は知らない)4、沢村栄治の14、川上哲治の16、金田正一の34。
阪神では藤村富美男の10、村山実の11、吉田義男の23。
中日の選手は俺は知らないのだが、服部受弘の10、西沢道夫の15だそうだ。
西武のっていうより多分西鉄とかだろうな、稲尾和久の24。
それと広島の山本浩二の8と衣笠祥雄の24。

黒田はこれらの名選手と並ぶくらいすごい選手なのか。
盗涙王の福本豊も、捕手兼監督で活躍した野村克也も、日本最多安打記録を持つ張本勲も、日本球界にセーブという役割を作った江夏豊も、サブマリンの山田久志も、神様仏様バース様と呼ばれたランディ・バースも永久欠番されてない。星野も掛布も落合も古田も松井もだ。広島球団では、黒田はこれらの選手よりすごいという評価か。
ごめん、俺にはわからないや。

おばはんは駐車が下手

2016-10-28 02:48:53 | Talk is Cheap
車の運転が下手なのは、おばちゃんと決まってた。
車が途切れてるのに右折をなかなかしない。(タイミングがつかめないのか?)
スーパーや大型家電店の駐車場で、トロトロ走る。(できるだけ入り口に近いところに止めたいのか?)
駐車場にまともに車が入れられない。
これらを見たら必ず運転手はおばちゃんだった。
しかし最近のおばちゃんは上手い人も多い。っていうより、ヨタヨタ走るジジイドライバーが増えたせいなのか、あまり気にならなくなったのかもしれない。

しかしやはりまだ存在してたよ、下手くそおばちゃんドライバー。

スーパーの駐車場。車を停めてサァ行こうと思ったら、スマホにゴースやゴーストが。
昨日あたりからポケモンGO!は、出てくるモンスターがちょっと変わった。
ハロウィン仕様になったのかね。
ゴース、ゴースト、ゲンガー、ニャース、カラカラ、スリープ、ズバット、ゴルバットなどがしょっちゅう出てくる。
今まで飽き飽きするほど出てきてたコラッタやポッポ、ビードルなんかは全然出てこないの。

まぁ、それはいい。
モンスターを捕まえてから店内に入ろうとしてたら、俺の車に当たるんじゃないかというくらい接近してくる車がある。
知り合いか?って思ったが知らんおばちゃん。どうも俺の前の軽自動車専用駐車場レーンに入れたいみたい。
そこまでせんでも入れれるやろってツッコミたくなるくらい下手。
不思議なんだけど、車庫入れとか駐車場入れが下手な人って、なぜか窓を開けて後ろとか見ないのよね。雨が降ってるとかならまだしも、サイドミラーだけで入れようとか無茶だぜ。ナビ画面ににパーキングアシスト機能とかバックモニターとかついてるのかね。窓開けて見たほうが早いけどなぁ。
で、ようやく停めた。よかったね。
・・・・。
おい、ちょっと待ておばはん。
それは何の線を基準に停めたんだ?
不可解な止め方をした車から降りてきたのはやっぱりおばはん。
店内に入るために俺の車の横を通り過ぎる時、車の中でスマホを持ってる俺を見てなぜ睨む。悪いの俺?

やれやれ、相変わらずおばちゃんは下手なんだねって、結論付けて店内に入ろうとしたらもう一台。
これまた俺の車に当たるんじゃないかっていうくらい接近しては、さっき止めたおばちゃんの車に当たるんじゃないかというくらい接近したりして悪戦苦闘。そんなに入れにくくないぞ、ここの駐車場。
タイヤがどっちを向いてて、このまま進むとどうなるかが全く把握できてないような動き。
このおばはんも窓を開けずに頑張ってる。
で、結局止めれたみたいでおばはんはエンジンを切った。
・・・・。
ちょっと待ってくれおばはん。はみ出てるよ。
ナニコレ、最近の流行り?
あんだけ頑張って結局枠内に停めれなかったのか・・・。

このおばはん達は絶対日航ホテルの駐車場は停めれないな。
大阪の日航ホテルの地下駐車場は、ホテルという場所柄高級車が多いんだが、なぜか駐車場は異常に狭い。枠内にきちっと入れても隣の車のミラーに当たりそうなくらい狭い。あそこで一発で停めれる人はかなりの上級者。(今は改善されてるかもしれない)
そういや、ホテル阪急インターナショナルのあの広い駐車場でも、いきなり呼び止められて「あのぉ〜申し訳ないんですけど、車入れてもらえません?」って頼まれたことあったなぁ。大阪堂島の駐車場でもあったし、高槻の西武百貨店の駐車場でもあったなぁ。

男でも下手なやつはとことん下手だからおばちゃんばかり悪く言っても仕方ないけどさ。
でも、おばはんとジジイ。この二種族には下手くそが多いのは間違いない。

DEAD OR ALIVE ピートバーンズ死去

2016-10-27 04:23:40 | MUSIC/TV/MOVIE
DEAD OR ALIVEのピート・バーンズが亡くなられた。
知ってる人は知ってるが、知らない人は全く知らないだろう人。
80年代のDiscoシーンを駆け抜けたポップスターだ。

ディスコ・カルチャーなんてバブルと一緒に吹っ飛んだが、ボディコン・ワンレンの姉ちゃんたちと、DCブランドスーツで決めたにいちゃんたちが、週末になるといそいそ獲物を探しに朝までGOしてた場所。今で言えばクラブですか。そんなDISCOの最大手マハラジャなどで、盛り上げる時か、エンディングに必ず使われてたのが、DEAD OR ALIVEのYou Spin Me Round。

MTVによって外国ポップが身近になり、ワムとか、デュラン・デュランなんかが、アルミを履いてエアロパーツを決めた車のカーテレオから平気で流れてた時代。マイケルジャクソンやマドンナなどが表のポップスターだとしたら、デッド・オア・アライブは裏のポップスター。
ユーロビートってジャンルに入れらてしまったからか、知る人は少なかったな。同じバイセクシャルでもカルチャー・クラブのボーイ・ジョージの方がメジャーだな。

80's当時、小沢健二(ピチカートファイブ)とか南佳孝を聞いて、表参道でティラミス食ってたような人はまず知らないと思う。サザンや山下達郎を流しながら、茅ヶ崎でサーフィンしてたような人もまず知らないと思う。黒ずくめのY’sやコム・デ・ギャルソンを着こなしてた刈り上げのマヌカンたちは知ってると思う。ピンクハウスや、ジルなんかが好きな子も聞いてたはずだ。ティアーズ・フォー・フィアーズや、PET SHOP BOYSなんかが好きな人は知ってたはずだ。きみの身の回りにいるであろう、バブル時代の生き残りの人に聞いてみてくれ。


DEAD OR ALIVEのボーカル、ピート・バーンズの人気は何と言ってもそのルックス。
黒ずくめのゴシック系ともいえるコートに、スパイラルパーマのロングヘア、化粧した整った顔に片目は眼帯。
楠本まきの「KISS xxxx」とか谷村ひとしの「横須賀O.P.」なんかでも、「どう見てもピートだろこれ」ってやつが出てきてたくらいだ。
バイセクシャルで妖しい雰囲気。って言っても後年整形を繰り返し、元の状態がまったくわからない顔になっていたが。俺の中ではピートバーンズは、ボーイジョージ、マイケルジャクソン、BOAと一緒の同じ箱に入ってる。

シングル曲You Spin Me Round(アルバムはユースクエイクYouthquake)で一気に有名になったDEAD OR ALIVE。

次に出したアルバム、ブランド・ニュー・ラヴァー(Mad, Bad, and Dangerous to Know)は売れたねぇ。

Brand New Lover、Something In My House などシングルカットで売れたしね。
調子に乗って、出した次のアルバムがメドレー形式のリップ・イット・アップ(Rip It Up)。あれ?NUDEだったかな。もうだいぶ前の話だから忘れちゃったよ。これは買ってません。レンタルで借りました。

で、日本来日。(「日」がかぶってる。「【来日】とは日本に来る事なので【日本】は要りません」って校閲ガールに叱られそうだ)
プラチナチケットを当時の業界ネットワークを駆使して手に入れ、大阪城ホールまで観に行ったよ。
キャッチコピーは
「大阪城ホールがディスコになる!!」

期待して行きました。
口パクでした。
演奏はレコード(Rip It Up)のままでした。
ガッカリでした。

それでも連れて行ったスタッフなんかは、喜んで踊ってたからまぁいいんだけどね。これならディスコの方が安上がりだなぁって思ってる俺。
せめて演奏音源だけでも新たにミックスダウンしたやつを使うとかしてくれればいいのにね。Rip It Upはメドレーのアルバムなんだからさ。いくらなんでもフェードしたってばれるよ。
マドンナが来て、マイケルジャクソンが来て、それからいろんな洋楽アーティストが来日公園した。結構いろいろ見に行ったんだが、口パクも結構あったな。演奏もバンドの音じゃなくてレコード音源だったりね。
そういやボン・ジョヴィも口パクだったな。ベイシティローラーズじゃないんだからよ。
当時は日本はなめられてたんだね。CHEAP TRICKやQUEENは日本ありがたがってくれたのにね。バブル時だったから金にあかせて連れてきたのかね。
マドンナは西宮球場(あれ大阪球場だったけ)のステージを縦横無尽に踊って走り回ってるのに、ボイオケさえ一切使わなかったし、演奏も生バンドでの演奏だった。
なのに、ピートよ、君は口パクか・・・。

話がだいぶそれてしまったが、ピート・バーンズさん、ご冥福お祈りします。
また一人、好きなアーティストがいなくなった。

被害者意識の大人たち。

2016-10-25 01:28:29 | Talk is Cheap
電通が24日、本社・支社とも午後10時に消灯した。
先日、過労自殺と認定された人が出たからの対策。
これはこれでいいんだが、なんか腑に落ちないの。
電通といえば博報堂などと並ぶ、誰もが知ってる広告代理店最大手。
TVや映画、本や雑誌、イベントから何でもかんでもやっている。
したがって、労働時間は曖昧だ。
事務や総務ならいざ知らず、営業なんかはこれでやっていけるのか?

印刷所やタレントや現場は担当者がいなくててんてこまいにならないか?
やっと見つけたら「会社の方針で早くに家に帰ってた。シャワー浴びてもう寝るところ」「だって労働基準局がうるさいから」とか「労働基準法に則って仕事してるんですが何か?」なんて言われたらやってられねぇぞ。ゆとりじゃあるまいし。
実際のところは結局、会社にはいないが外でPCうってたり、打ち合わせや同行してたりしてるんじゃないのか。

そろそろ労働基準法の8時間労働とか、週40時間労働とか、見直す必要がないか。
この基準法に当てはまる職業と当てはまらない職業が無いか?農家とかなら休みが週2日なんて取れないぞ。サービス業もきつい。技術習得やトレーニングの時間も就業時間内扱いで?TVタレントやメディアの人間も8時間労働?映画撮っててもすぐ撤収だな。

こんなことを書くとすぐ「こんな人がいるからブラック企業が増える」とか「こんな人のせいで労働者は虐げられる」なんて、わけのわからない理論を振りかざしてくるバカがいる。現にtwitterやFaceBookではすぐ反論を書き込まれる。
「アナタみたいな人がいるから」
そう言うのはわからなくは無いけど、そのほとんどが経営をしたことが無い奴ばかり。経営者だけじゃ無い、ノルマをクリアして高給とってたり、スキル活かして仕事に充実してる人からはほとんど無い。その業界をほとんど知らないくせに狭い見識で喚きたてる。
成果=給料、とか売り上げ=給料に直結してることを知らないのか、知っててわざと知らんぷりしてるのか。

蟹工船を読んで、日本は経営陣に搾取されてる世の中って未だに思い込んでるバカなのか。
トリクルダウンは夢物語で、経営陣だけがおいしい思いしてると被害妄想にとらわれたバカなのか。
自分たちの権利、主義、主張に間違いはない、だって法律がそうなってるんだものって勘違いしてるのか。

で、いざその法律が変わったり自分たちに有利じゃない判決が出たら、これまた「おかしい、断固として戦う」とかいう。
会社相手に労働条件や報酬が見合わないなら、会社を辞めれば済む話なのに、止めずに文句だけ言う。誰の会社だ。
まだこいつらだけならいいのだが、ここに“弱者の味方”と勘違いした有識者とか団体が入ってくると、ますますおかしくなっていく。

沖縄のヘリパット移設でもそう。
国会で決まったのにまだ反対して「俺たちの声を聴け」って。
シールズとかいう大学生が作った団体もそうだったな。民主主義に則って国会で決まった法案を、戦争法案だ、撤回しろとか騒ぐ。あげくに民主主義ってなんだ?とか言い出す始末。
どこかの政党や政治団体とか組合とかいう奴らが一番厄介だ。

卒業式の君が代斉唱の際に、起立しなかったから減給処分になった先生達が「憲法が保障する思想・良心の自由の侵害だ」と起こした裁判の第二審。24日に大阪高裁は大阪府の条例に基づく処分を適法とした一審を支持し、教諭側の控訴を退けた。
この判決に教師側は「非常に残念、いろんな考えがあるということを示すのが教育だと思い、子供達には「立つのも立たないのも自分で考えるんだ」と教えてきた」「ってマスコミの前で語った。
おいおい、、自分たちの主義や思想を押し付けてるくせに自由に教育してると勘違いしてるバカだったのか。
訴訟で「君が代が国民を戦争に駆り立てた」などと言ってた口で、負けたら子供達への教育を口に出してどうする。だいたい、ルールやモラルがまだ形成されていない子供たちがどうやって自分で判断するんだ?しんどいからとか面倒だとかいうのも許してたってことか。そりゃこんな考えの先生ばかりなら、学級崩壊とかモンスターペアレンツが生まれるわ。
「俺は君が代が嫌いだ。だが、歌えとか起立斉唱しなければならないって条例(ルール)が決まったのなら、従う。」
が正しいだろう。
そしてなぜ君が代が嫌いなのか、なぜ起立斉唱に抵抗感を感じるのかはちゃんと説明してみろ。
太平洋戦争の・・とか、軍国主義の・・とか無理矢理流投げようとするなよ。オリンピックでの国旗掲揚と君が代、サッカーの試合前の君が代とかを見せながら説明してみてくれたまえ。

だいたい先生とか教師のほとんどは実社会の企業や組織で働いたことがない。
だから、自分の主義主張が通らないとすぐ不満をいう。それが民主主義と勘違いしてるやつも多々いる。この世の仕組みや今の政権が悪いという。実際、俺の知ってる先生とやら教師とやらは「共産党?」とか「なんか変な宗教してる?」とかルールを守るどころか、自分をレジスタンスと勘違いしてる人が多い。
それこそそんな大人を見て、子供らは「決められたルールは守ろう」とか「決まったことだから従うのは当然」と思うのかね。

だいたい文句を言う奴は責任を取らない。
言うだけ言ったら、そのあとのことは知らんぷり。

賞味期限や消費期限だって昔はなかったのに、安全とか安心を盾に表示させた。結果、食料廃棄が増えた。
テレビの演出にいちいち文句を言う。そして最近のテレビはつまらなくなったと嘆く。
アメリカにずっと守ってもらってて、これからはこのままじゃいけない、自分たちでもと改正しようとしたら「子供達を戦争に行かすな」とトンデモ理論を持ち出す。
スキャンダル起こしたタレントを徹底的に叩き、失言をした人を責め、トラブルが起こった企業には謝罪をさせなきゃ気が済まない。
市会議員だろうが、国会議員であろうが、弱みを見せたら責め立てる。

そしてこんな社会を作った今の内閣が悪いとか言い出す。

いや、違うね、この社会を作ったのは、お前らなんだよ。
お前じゃないよ、お前たちだよ。
お前たちが選挙で選んだ政治家が国会や議会で決め、今の日本を作ってきた。
それさえ気づかないふりして、いつまで文句を続ける気だ。
被害者意識はそろそろ終わりにしてくれないか。

子供にルールを教えられない大人

2016-10-24 23:55:33 | Talk is Cheap
しつけのできない大人が増えている。
というより、しつけのなってない大人が増えているといったほうが正しいか。

電車に乗っていつも思うこと。
通勤時間帯の満員電車ならあまり気にならないのだが、昼下がりの電車は傍若無人の嵐。
席に余裕がある時に子供を座らせてるのはいい。しかしその座ってる子供の姿勢や態度、行動が酷すぎる場合が多い。
靴を脱がずに座席に立ってる子。
靴を脱いでだらけて体を投げ出して寝てる子。
ここはお前の家か?

おとなしくじっと座れない子もいる。
走り回ってる子。
なんか意味不明の言葉をずーと喋ってる子。
どっかいったかと思えばまたダッシュで戻ってきてうるさい子。
学校でもそんな調子なのかね。

ずーとゲームをして窓の外の景色に興味などない子。
これはいい。俺の邪魔をしてないし。
泣く子。ぐずる子。
これは仕方ない。子供は退屈だしつまんないし、眠たかったりすると泣くかぐずるかしかできないから。
ただし、それを親や大人がちゃんと注意したり、たしなめたりすれば・・・だが。

傍若夫人に振る舞う子供を注意しない親が多い。
ほったらかし。
無視してるのか気にならないのか、たいていのこういったガキの親はスマホを操作してる。
子供のしつけより大事なLINEなのかね。

しばらくは「ウルセェなぁ」とか「じっとしてろよ」とか我慢してるのだが、モノには限度がある。
だいたい我慢というリミッターが俺の場合は異常に低い。
結局
「ウルサイんじゃボケ、じっとさせとけ」
とか
「ようこんだけ騒いでるのに注意もせぇへんでいられるなぁ」
とか怒ってしまう。

その時の親の反応は大抵、こうだ。
「ほら、怒られるからじっとしておきなさい」
「あの人が怒ってるから静かにしておこうね」」
って。
何を勘違いしてんだ?このバカ親は。
俺が怒ってんのはお・ま・え・にだ。

ある日の阪急電車で親子連れが前の席に座った。
男の子(推測小学2年くらい)と女の子(推定幼稚園くらい)を連れた母親は、ゲームに夢中の男の子が画面を凝視しながら歩くことを叱りもせず、席に座った途端シートの上で飛び跳ね出した女の子を叱ることもせず、自分も靴を脱いでスマホに夢中。女の子は靴も脱がずにずっと飛び跳ね、歌は歌うわ、なんかわけのわからない単語を喋り出すわ。うるさくて目障り。
当然、俺に注意されたんだが、スマホ画面から目を離さず「●●ちゃん、怒られたから静かにね」
おいおい、お前は何様だ。この時ばかりはスマホごと蹴飛ばしたろうかと思ったが、とりあえず静かになったので我慢した。

ある日の地下鉄堺筋線。
おばあちゃんと孫二人。男の子は退屈なのか座席シートから滑り落ちそうな姿勢でぐずってる。女の子は寝てた。
靴を脱ぎ捨て、ぐずりだらだら姿勢の男の子に「ちゃんと座りなさい」とか「みっともないからやめなさい」って、いつおばあちゃんが言い出すの待ってたが、全然その気配なし。
それどころか「何々食べる?」とか言い出す始末。
孫に好かれたいのか嫌われたくないのか?叱ると嫁や息子に怒られるのか。こりゃダメだ。ちなみにそのときの画像が掲載してる写真。

分別を知らない、ルールをわからない、まだマナーを知らない子供。
親(もしくはジジババ)が教えるのが当然だろう?
人の迷惑にならない、こういった場所ではこう振る舞え、ここではそれはできない。みっともない。恥ずかしい。
マナーやルール、常識を教えるのはおまえらの仕事。
それを放棄しておいていざ注意されたら、なんで人のせいにして言ってるねん。
これじゃぁ「社会でのルールではこうしなきゃいけないんだ」と子供は思わない。
ましてや「電車の中で騒ぐと人に迷惑なんだ。走り回ってると人に不快感与えるんだ」なんて思わない。
「見知らぬ人がなんか言ってきたから黙らせられた、静かにさせられた」って被害者意識で思うだけじゃないか。

だいたい人のせいにして教育するなよ。
「いい子にしてないとサンタさん来てくれないよ」
とか
「悪いことばかりしてるとなまはげが来るよ」
ならわかるけどさ。ちょっと違わないか。

悪さをしたから罰として校庭を走らされたら、「先生にそんな権限はない」と文句言う。
授業中歩き回って騒いでても「うちの子はじっとしてられない病気なんです」と嘘を言う。
モンスターペアレンツな親がすぐ庇い、子供にしつけも教育もされない。
こんなガキは大人になった時に、被害者意識、被害妄想まみれになってることだろう。

企業面接に何度も落ちるのは社会のせいだ。
いつまでも雑用ばかりさせられるのは無能な上司のせいだ。
仕事がきつすぎる。給料が安すぎるからここはブラック企業だ。
マナーもモラルも知らないようなガキがこの先どうやって生きていくんだろう。

それでも、
「私の家では子育ては叱らず決めつけぞ自由奔放に、子供といえども個人の意思を尊重して」
などと馬鹿げたことを言うなら、今すぐ過疎地か田舎にでも行ってくれ。
まぁそこでもルールはあるけどな。
iターンで田舎暮らしを始めた家族が村に馴染めずに、また都会に戻ってくるのはこのパターンだろうな。
無人島にでも行けば自由奔放に育てられるぞ。野生児でも誰も困らない。
ただし、コンビニもなく、Wi-fiも届かないような場所で、こんな親子が生きていけるとは思わないが。

最低限のマナーや社会的常識・ルールは家で教えてくれ。
学校では教えたくてもモンスターペアレンツがうるさいし、だいたい、教師がルールやマナーを知らない。
自分のガキは、自分の家で教えてくれ。
今のままでは社会に出たとき通用しない。そのとき社会のせいにするなよ。

ちなみに先日の日曜日、仮装なのかコスプレなのか知らないが、派手な格好した子供らが、道路いっぱいにはしゃいでる。
ここは普通の道路で歩行者天国でも、通行止めにされてるわけでもない。
車が近づいても避ける様子もない。親と思われる大人はいっぱい周りにいるのにね。
このままひいちゃってもいいかな?って思ったが、一応クラクション鳴らした。
そしたら怒られた。
「今日はハロウィンなんですよ!」
って。
まるでこちらが悪いかのように。
ちょっと待て、今日はハロウィンじゃない。
だいたいハロウィンだったとしても、なんで俺がお前らに遠慮して車を運転しなあかんねん。
こんな大人ばっかりかよ・・・。
暴走老人よ、出番だぞ。こいつらなら遠慮なく。
言い訳はいつものブレーキとアクセル間違えましたでいいからさ。って本当にするなよ。





タッチのタイトルはバトンタッチからだと

2016-10-22 18:43:45 | BOOK/COMICS
ヒット作を連発する漫画家ってのは少ない。
手塚治虫や石森章太郎の頃なら別だが、今は難しい。
だって人気漫画は出版社が連載終了させてくれないもの。
もう作者は終わらせようとしてるのに、編集部の方ではなんとか違う敵キャラとか、過去の話に遡らせたりとかさせる。
結局ずるずると長期連載され、最後はグダグダになってしまう漫画も多い。
ドラゴンボールもそうだな。北斗の拳も最後の方はグダグダだった。スラムダンクのように一番盛り上がったところでビタッと終了させるのは、漫画家も編集担当者もかなりのプレッシャーだろう。

漫画家も、今連載している漫画以外に描きたいものがあったとしても、なかなか描けない。今の作品が人気ある漫画だとリスクも背負うし、他誌で連載しようにもスケジュール的に無理だったりする。かといって連載漫画が人気なくなって打ち切りになってからだと、もう遅い。読書が離れてたりする。
人気投票で末の方に来ない限りなかなか連載終わらせない少年ジャンプで、葛飾区亀有公園前派出所が連載終了できたのはすごいことだ。
ワンピースみたいにデビュー作が当たってしまったりするともう最悪。代表作がその一作だけになってしまう恐れのある漫画家も多い。
下手すると数年後に人気作品の続編とか書かされてしまう人もいる。少年ジャンプ系は特にこれが多い。

そう考えると少年サンデー系は一人の漫画家のヒット作が多い。
高橋留美子さん、藤田和日郎さん、河合克敏さん、西森博之さん。青山剛昌の名探偵コナンはもう当分終わらせられそうにないけどね。
その中でも特筆すべきはあだち充さんだろう。
ナイン、陽あたり良好! 、みゆき、タッチ、スローステップ、ラフ、H2、クロスゲーム・・・。
あだち充はヒット作の嵐だ。



陽あたり良好! は週刊少女コミック、スローステップはちゃお。どちらも小学館の少女漫画誌。みゆきは少年ビッグコミック。こちらも出版社はサンデーと同じく小学館。
小学館と専属契約を結んでるかのごとくヒット作の嵐。
あだち充の漫画といえば、どの漫画も一緒の顔、どの漫画も設定が似ている、どの漫画も展開が同じ。
主人公の顔も主役の女の子の顔も。サブキャラの女の子(ショートカット多)も、犬(まるまるふさふさ)も、友人(デブ)も、ライバル(イケメン)も、ザコキャラもよく似てる。
ラフは水泳だが、ナイン、タッチ、H2、クロスゲームなどはすべて高校野球漫画。
これだけ同じ絵柄で、同じ題材で、しかしどれもヒット作というのはすごいことだ。



現在、タッチの続編にあたるMIXがゲッサン(月刊少年サンデー)で連載中だが、さすがあだち充。これはただの人気漫画の焼き直し続編ではない。
タッチを読んでない、知らない、アニメも見たこともない、って人でも違和感なく読める。もちろん前作を読んでた方が登場人物がわかるから面白い。とはいえ覚えてないキャラだったりするので、結局タッチを全巻読む羽目になってしまうのだが。

前作にあたるタッチは、アニメ化もされ大ヒットした漫画だから今更ここで解説する気はさらさらないが、この漫画のすごいことは主人公の一人を作中で殺してしまったことだ。もちろんそれ以前にも、病気をテーマにしたような漫画では主人公クラスが死ぬことはある。年がら年中喧嘩しまくるバトル漫画では結構死ぬ。死んだと思わせておいて、実は生きてたよってパターンも多いけど。
しかも最終回で死ぬのならともかく、佳境にはいりかけたところ(甲子園地区予選決勝戦)で主人公の一人が死ぬか?人気が落ちてきたのを挽回するためでもない絶頂期に殺すか?あしたのジョーで力石徹が死んだのとはわけが違う。力石はファン読者が実際に葬式まで出したが、あれはボクシング漫画だからね。タッチは青春野球漫画だ。

連載時、今でいう死亡フラグが立ち始めた頃、読者も「和也を殺さないで」とファンレターを出し(今ならSNSやメールだろうがこの頃はアナログなのよ)、この時の担当編集者も死なせないように釘を刺し、編集長にも「死なすな。死んだら載せない」ときつく言われてたらしい。
当のあだち充はその回の原稿を描き終わった後、机の上に置いたまま行方不明。トンズラしたらしい。捕まったら書き直しさせられるだろうから逃げたのかな。

しかしあだち充は、「和也は最初から殺す気だった」そうだ。
月刊少年サンデー10/12発売号で秘密が明かされた。
「最初から和也を殺すつもりだった」「だってタイトルの『タッチ』は『バトンタッチ』の『タッチ』だからねぇ」、って。
確かにこの後、達也が和也の意思を引き継ぎ(バトンタッチされ)、代わりに南を甲子園に連れて行くことを約束する。

タッチは達也のタッチなのかね、くらいにしか思ってなかったが、実はバトンタッチって・・・。しかも連載当初から和也が死ぬことを決めてたなんて。
チクショー、岩崎良美の主題歌のせいでずっと勘違いしてたよ。

俺、知らなかったからダラダラと書いてしまったけど、「タッチのタイトルは、バトンタッチのタッチからつけられたくらい、あだち充ファンなら誰でも知ってるのに、何を今更」くらいのネタだったらゴメン。


土人って差別用語なのか?

2016-10-21 02:04:04 | Talk is Cheap
沖縄の米軍北部訓練場ヘリパット移設工事。
現場を警備してた警備隊員が工事反対派に「土人」と言った。
この事で反対派が「差別発言だ」「暴言だ」と喚いてる。

報道だけでは偏った見解で書かれてることが多いので信用ならんし、映像を見てなかったのでYoutubeでみる。
未だにアップしてあるから「沖縄 土人」で検索すると出てくるよ。

うん、確かに「土人」と言っている。
でもね、これだけでこの警備員を責めたりするのは待ってくれ。
俺がこの警備員と同じ状況なら、間違いなく同じようなことを言ったよ。そう思うような状況だ。

フェンスに詰め寄り暴言吐きまくりの反対派。フェンスを揺さぶり、離れなさい、立ち去りなさいのアナウンスも無視。
この多分大阪から警備の応援に来てる警官なのかな。最初は「立ち去りなさい」って丁寧に言ってたが、エスカレートする反対派にだんだんキレてきてる。
そのうち「立ち去りなさい」から「立ち去れ」と言うと「お前らこそ立ち去れ」と激しくフェンスを揺さぶり、何かを投げつけ始める反対派。
そりゃキレるわな。大阪弁になり、「どけや」「離れろや」「何しとんねん」。ついにはなんか掴まれたみたいで「何、つかんどんねん。土人が」
まぁ、当たり前やわな。俺でもこの状況ならキレるわ。
よう殴りかかったりせんで耐えたなぁ。って逆に感心するわ。

反対派はその後「おいヤクザ」などと数回言ってるが、これは暴言ではないのかね。
機動隊員に向かってヤクザって。こいつら明らかに挑発してるやろ。しかも映像は都合のいいところで切ってやがる。反対派の暴言はまだ続いてるんだがね。典型的な恣意的誘導映像。この映像以外にも「支那人発言された」映像をYouTubeにアップしてるのは同一人物だが、どちらもコメントをできないようにしてある。どんだけ卑怯もんやんねんな。

挑発に乗ってしまって「土人」とか言ったのはまずかったかもしれないが、これはもはや喧嘩だろ?違うの?抗議運動って名目でこいつら喧嘩売ってるだけやん。
離せや、何しとんねん、ボケ、カス、ちょい待てやこら、今何言うた・・・。これらは喧嘩の際に普通に出てくる言葉や。それを喧嘩を自分でうっておいて、言い返されたら「暴言吐かれましたぁ~」って、バカ?
大阪の西成の暴動で、警察署に詰め寄った群衆に警官が浴びせかけた言葉はもっとひどかったけどな。これくらいで何言ってんねんやろ。
盗人猛々しいわ。暴言吐かれるの嫌やったら、暴言吐くな。それ以前にその場所に行くな。抗議するなら署名や役所前でデモしろ。

県や国で散々協議して、もう移転が決まったことに反対する少数の人間。
Youtubeのこの映像のタイトルは「沖縄県民を土人呼ばわりする大阪府警の機動隊員」ってなってるが、だいたいこいつら沖縄県民か?
映像に映ってるのを判断する限りこいつらのほとんどは職業デモのやつらやろ。沖縄に住民票は移してるのかもしれへんけど、元々は別の土地の人間が混じってるやろ。イントネーションが沖縄人やないもん。
あっ、勘違いすんなよ。
沖縄人ってのは大阪住民が自らを大阪人っていうように表現しただけやで。日本人と別って意味やないで。ウミンチューって自ら区別してるやろ?

そう考えたら、土人って言葉をなんであの警備員は言ったんだろう。俺も大阪人やが、喧嘩の際に「土人」って言ったことはないなぁ。普段使うこともないな。彼は子供のころチビクロサンボ(改定前版)を読んでたのかな。曽根崎新地で「よっ社長!」とか、東通りで「そこの男前の兄さんいい子いるよ」とかナビオ前のキャッチが「そこのべっぴんさん、エステとかに興味ない?」って声をかけるような感覚で「何掴んでんねん、土人」って言ったんかな?普段使わんぞ、土人。

だいたい土人って差別用語なのか?
「お前のかぁちゃんデベソ」とか「だからゆとりは・・・」とかと一緒のレベルじゃないのか?
「今何言うた?日本語くらいまともにしゃべられへんのか」も、日本人に言うと喧嘩言葉だが、在日の方に言うと差別用語か?
「アホがアホって言われて何キレとんねん、この阿保が」も、普通の喧嘩常套句だが、知恵遅れ(これも発達障害とか言わんとあかんのかね)の人に言うと差別用語なのかね。
「ええ加減にしろやこのハゲ、しばくぞ」も、実はアデランスをつけてる人だったり、リープ21で増毛してる人だったら差別用語になるのか。
喧嘩の時に身上書や履歴書でも見せられへん限り知らんがな。

土人ってだいたい、誰を指して言う言葉なんだ?
黒人じゃないよな。
昔、江戸時代の末期の書物では、アフリカの背の高い民族のことを「長人」と言ってたらしいが、これは今、差別用語なのか?
韃靼人(ダッタン人)はモンゴルの人を指す言葉だが(当時モンゴル人と呼んでたのはインド人)、これは?これが差別用語ならクラシック音楽の「ダッタン人の踊り」はタイトル変えなきゃいけないぞ。


会合で説明し、議会で議論して、民主主義に則って決まった移設を未だ反対してる。自分たちは国家権力に立ち向かう正義の騎士とでも勘違いしたこの大バカ野郎ども。
そのアホな奴らの暴言は良くて、警備の人間は一つでさえ反論許されないのか?
他の映像でも見たが、反対派の抗議は見るに耐えかねないほどひどいぞ。

何のために反対をしているのか全く理解できない、わからない。
ルール破りはどっちだ。常識はずれはどっちだ。

工事車両が通れないように車を放置し、車両が通れないように寝そべり座り込む。
その際も車両をどけたら「傷をつけられた」と難癖つけ、車両通行の妨げになるからどかそうと掴んだら大げさに「痛い痛い」と騒ぎ、入ってはいけないところに入ろうとするのを止めさせたら「無理やり引きづりおろされた」と喚く。
こいつらのやってる事こそヤクザの手口。
自分でぶつかってきておいて「肩の骨が折れた」って言ってるのと、今回の土人発言は一緒。

こいつらのリーダー格である山城容疑者が17日、ヘリ施設の有刺鉄線切った罪で逮捕された。有刺鉄線を切ったのは「危険だから」って。アホか。入られへんように有刺鉄線張り巡らしとんのに、何が危ないからや。泥棒よけにと家の庭で飼われてるドーベルマンを殺して、泥棒に入ろうとして捕まって「犬は危険だから殺した」って言い訳と一緒。
なのに反対派は、さも自分達が被害者のように、「無理やり捕まえられて連行された」「もし人数がいたら阻止できたのに」って言ってる。公務執行妨害や容疑者逃走幇助を平気で正論のように言う。
山城容疑者は20日にも、侵入防止のフェンス設置をしていた防衛局職員を、反対派のテントに押し込み軽傷を負わせた障害と公務執行妨害で再逮捕された。他にも文書を盗んだ容疑もある。

今日、大阪府の松井知事がコメントを発表したが、これにも噛み付く。
もはや狂犬というしかない。
ほんまご苦労さんなやっちゃらやで。


中島みゆき ファイト!

2016-10-20 04:41:31 | MUSIC/TV/MOVIE
いつの時代でも言われる言葉がある。
今の時代の若者はいい時代に生まれたよな、と。

今、モノはあふれてる。お金さえあればなんでも手に入れれる。24時間コンビニは開いてるし、食べ物屋さんだってチェーン店からこだわりの店までよりどりみどり。お金さえあれば美味しいものを食べられる。

今、情報があふれてる。パソコンやスマホ、タブレットさえあれば全世界のニュースが瞬時に見れるし、友達とも繋がってる。SNSでつぶやいたり画像をアップすることを生き甲斐にしてる人もいる。CDも本も店に行かなくてもダウンロードで手に入れれる。映画もTV番組もライブ映像も思いのままだ。
車には興味がない。ドライブも旅行も行かない。海外へも行かない。恋愛にも興味がない。夢もない。仕事はしんどい。

若いくせに感覚だけ老人になってる人が増えてる気がするのは何故だ。

年金で悠々自適の生活をしてる世代はこう言う。
「今の若い奴らは贅沢だ。わしらの頃には・・・」
親がいないから。家が貧しいから。高校にもいかず就職してた世代がある。学校行く金がない。なんでもいいから働かなくてはならなかった。それでも家族を助ける為に、弟や妹には学校生かしてあげる為に、油と泥にまみれて働いてた。今の日本の礎はこの世代が作った

年金をそろそろもらおうか、って世代はこう言う。
「今の若い奴らは根性がない。俺らの頃は・・・」
ゲバ棒持ってなんか意味なく反対運動してたやつと、金がないのに夢だけ追いかけてた世代。バイトで学費払ったり、髪を切って企業に就職した時点で青春が終わったって嘆いたくせに、年功序列の会社で家庭を顧みず働いた。

体脂肪や血糖値を気にしだした世代はこう言う。
「今の若い奴らは言われた事しかしない。俺らの頃は・・・」
偏差値と学歴が全ての時代。裕福な家庭が増え、世の中が贅沢になってくると、勉強できないもん、家が貧しいもんは高卒で働き、頭のいい豊かな家庭のやつは大学、短大へ行く。受験戦争さえ勝ち抜けたらそのあとの就職は楽勝。世はバブルで企業は引く手数多の求人。

そして今の世代はこう言う。
「贅沢だって言われるけど、上の奴らのほうがおいしい思いしてたんじゃないの?」
平等教育になり、詰め込み授業からゆとり教育に。格差はありません、一人一人の個性を大切に。頑張らなくてもいいよ。そんな嘘を信じて世の中に出たら、使い物にならないと言われる。「ゆとりはこれだから」と言われる。
マスコミ、銀行、証券会社、商社、出版社、鉄道、車、電気機器メーカー・・・。誰もが望む企業は学歴・出身学校が一流と言われるところを出てないと、勤められない。平等のはずなのになんで俺だけ?私だけ?。派遣は時間に自由が効くかわりに契約がすぐ切れて不安。なんでもいいからと正社員で勤めたら長時間働かされるブラックだった。就職難民、フリーター、ニート。結婚なんてできっこない。

そんな若い世代。
この贅沢な時代に、嘆いてる世代は是非、中島みゆきの「ファイト!」を聞いてほしい。
君たちの上司にあたる世代では、家が貧しいから、家を守らなければいけないから、自分を捨てて我慢してた人がいることを。
「そんな人よりはよっぽどマシ」と思ってほしいんじゃない。みんな笑顔の裏側に悲しさや哀しみを隠して必死に生きてきたんだ。
今を嘆くな。開き直るな。他人と比べるな。
君たちは挑戦権の切符だけは平等にもらったのだから。

  ***** ファイト! ***** 作詞:作曲 中島みゆき 

  あたし中卒やからね 仕事を もらわれへんのや と書いた
  女の子の手紙の文字は とがりながらふるえている
  ガキのくせにと頬を打たれ 少年たちの眼が年をとる
  悔しさを握りしめすぎた こぶしの中 爪が突き刺さる

  私 本当は目撃したんです 昨日電車の駅 階段で
  ころがり落ちた子供と つきとばした女のうす笑い
  私 驚いてしまって 助けもせず 叫びもしなかった
  ただ 怖くて逃げました 私の敵は 私です

  ファイト! 闘う君の歌を
  闘わない奴等が笑うだろう
  ファイト! 冷たい水の中を
  ふるえながらのぼってゆけ

  暗い水の流れに打たれながら 魚たちのぼってゆく
  光っているのは傷ついて はがれかけた鱗が揺れるから
  いっそ水の流れに身を任せ 流れ落ちてしまえば楽なのにね
  やせこけて そんなにやせこけて 魚たちのぼってゆく

  勝つか負けるかそれはわからない それでもとにかく闘いの
  出場通知を抱きしめて あいつは海になりました

  ファイト! 闘う君の歌を
  闘わない奴等が笑うだろう
  ファイト! 冷たい水の中を
  ふるえながらのぼってゆけ

  薄情もんが 田舎の町に あと足で砂ばかける って言われてさ
  出ていくならお前の 身内も住めんようにしちゃる って言われてさ
  うっかり燃やしたことにして やっぱり燃やせんかったこの切符
  あんたに送るけん持っとってよ 滲んだ文字 東京ゆき

  ファイト! 闘う君の歌を
  闘わない奴等が笑うだろう
  ファイト! 冷たい水の中を
  ふるえながらのぼってゆけ

  あたし男だったらよかったわ 力ずくで男の思うままに
  ならずにすんだかもしれないだけ あたし男に生まれればよかったわ

  ああ 小魚たちの群れきらきらと 海の中の国境を越えてゆく
  諦めという名の鎖を 身をよじってほどいてゆく

  ファイト! 闘う君の歌を
  闘わない奴等が笑うだろう
  ファイト! 冷たい水の中を
  ふるえながらのぼってゆけ

逃げるは恥だが役に立つ

2016-10-19 04:39:13 | Talk is Cheap
逃げるは恥だが役に立つ。
この言葉はハンガリーのことわざだ。

ここまで読んで、新垣結衣と星野原のこの秋から始まった新ドラマのレビューだと勘違いしないように。
エンディングのダンスが、マルモや剛力彩芽ドラマの二番煎じだとかではない。ましてや新垣結衣はポッキーのCMでのダンスで一躍有名になったが実はダンスが苦手だとかいう裏話でもない。(だって明らかに下手でしょ)だから少子化や晩婚化、就職難や非正規雇用、事実婚などが今回のテーマでは全くない。
今回のテーマはいじめ問題についてだ。逃げるは恥だが役に立つは最後にしか出てこない。

いじめをなくそう!
そんな綺麗事をよく聞く。
なんか事件が起こるたびに「いじめの原因は」から始まり「いじめはダメなこと」、そして「いじめをなくそう」なんて言ってたりするが、絵空事だと言ってもいい。
いじめをなくすなんて机上の理論どころではない。できっこない。

子供や学生にはいじめをなくそうという気がないとか言ってるんじゃない。誰だっていじめたくないし、いじめられたくもない。
いじめを受けてSOSを発信してる子供もいれば、いじめてる側でSOSを出してる奴もいるだろう。
でもね、いじめてる人って、いじめてるって意識がないの。
「あいつがしたこの行為は許せない」から「理由はないけどなんかむかつく」「見てるだけでイライラする」まで色々。
そのほとんどが「私は当然のことを言ってるだけ」「僕は間違ったことは言ってないよね」「ねぇ君もそう思うでしょ」って。
それをどうやったら無くせると言うんだ?

暁星高校で起きた同級生へのナイフ切りつけ事件。加害者はいじめられてた子だったらしい。
黒石市の写真コンテストで視聴賞に選ばれた作品の被写体が、いじめを受けてた女子高生で、撮影の1週間後に自殺してたことがわかって賞を取り消された。
京都では修学旅行に来てた高校生が電車に飛び込んだ。この生徒もいじめで悩んでたらしい。

日常茶飯事のように報道番組やワイドショーで「いじめが原因の事件」ってニュースが流れる。
列車に飛び込んだり、首をつったり、集団暴行されたり。
遺書にいじめられたことやいじめた奴のことが書かれてる。メールやLINEの履歴からいじめが見えてくる。学校に相談して対策を依頼してたが間に合わなかった。
インタビューは「とっても明るい子でした」「将来は何々になるんだと言ってました」という声を拾い集める。
「なぜ私たちは気づいてあげられなかったのか」などと神妙な顔をしてコメンテーターが語る。パネルで経緯や何が原因かを説明し、「根本にどうたらこうたら」とか教育関係者が語り、最後は「いじめは卑劣な行為です」などと番組はまとめる。

しかしその後、誰かの不倫のニュースとかになったり、政治家の汚職や疑惑、著名人の発言や行動に対し、「さっきの言葉はどこに行った?」ってくらい責めたりする。
これを毎回毎日のように繰り返していながら
「いじめをなくそう」
なんて言われてもなぁ。本気で無くす気なんかねぇやんって思ってしまうのよ。

以前にも書いたが子供だけじゃないのよ、大人も平気でいじめをするよ。
職場で、家庭で、社会で。ネットの世界にはフラストレーションのはけ口のように、悪意に満ちた言葉が溢れてる。
でもね、そのほとんどがいじめをしてるという意識をして無いいじめなの。そんないじめが世の中にはいっぱいあるのだ。

ベッキーはようやく復帰し始めれたが、寄ってたかって好奇の目にさらされ続けた。あれはいじめじゃないのか?「ベッキーは最初みんなに嘘をついたから」という大義名分で責めてた人が多かったが、それなら福山雅治だって「結婚しない」ってファンの前で言った数ヶ月後に結婚したぞ。福山は許してベッキーは許さん?都合のいい話だな。
ゲスの極みの川谷は逃げずに頑張ってたが、何をやっても批判され、今回の同伴未成年飲酒に絡んでついに活動中止に追い込まれた。それでもまだ許せないのか彼がライブで言った「2018年はいい年にしたいなぁ」を拡大解釈して「2018年にはもう戻ってくる気かよ」「期限を決めてるなら自粛じゃねぇよな」って責める。「ミュージシャンなら1-2年の休業は普通、曲作りしたり充電したりね」って否定してる。これはいじめではないのか。
どうしたら許してもらえるの。っていうか、なんでファンでもなんでもない関係ない奴らに、川谷やベッキーは謝罪や誠意を見せなければならないの。

なんで他人の揉め事を、たかが芸能人というだけでみんなが寄ってたかって責め立ててるのかがわからん。
政治家ならまだわかるよ。選挙で選んでるんだからね。不祥事に対し、市民国民が不適当だ辞職しろとシュプレヒコールあげる事は間違ってない。
議会サボって遊んでたとかから出張してた、政治資金を私的に流用してたとか不明金がある、特定企業と癒着してたとか情報を流してた。
これらは徹底的に許さないで突っ込むべきだ。この場合はいじめじゃない。不正行為をした方が悪いのだから。
でも、宮崎元議員や舛添元都知事をあれだけ責め立てて辞職に追い込んだのに、蓮舫民進党代表の二重国籍問題は責めない。なぜ?
未だに核実験したりミサイル開発してる北朝鮮をなぜ責めない。平気で領海を勝手に変えようとして侵犯してくる中国をなぜ責めない。敵が強力だからか。

この国がいくら平等だと言ってもその中でヒエラルキーはー存在する。
自分の存在意識のために自分より下を見つけ安心する。平等教育の弊害で、他人より優れたところがあってもちょっとやそっとじゃ認めてもらえない。それ以前に人より秀でたところがあるのか疑問だ。でも俺はあいつより優れてる(と思いたい)、私はあの子より勝ってる(と思いたい)。
だから、少しでも自分の地位を確かめたくて、自分より下の人を探す。弱みを見せた人は蹴落とすチャンスだ。
一人だけだと逆襲が怖いから仲間を集めて寄ってたかって責める。参加しないと今度は自分が狙われるかもしれないという恐怖から同調して責める。

これが今のいじめの図式だ。
学校だけじゃない、会社でも、社会でも一緒。
明らかに自分よりいい生活をしてる人が許せない。偉そうに上から目線が許せないという被害妄想。自分だってチャンスさえあればという厨二病。
だからこの範疇の芸能人・有名人が不祥事を起こすと、引きづり降ろそうとする。謝罪させようとする。自分には何の関係もなくてもね。
どこかの会社が不祥事起こしたら責めたてる。普段いい生活してるであろう社長や幹部に謝罪させて鬱憤ばらし。
テレビの内容、ドラマの演出、役者のセリフ、ちょっとでも責めれることが見つかったら責める。謝罪させる。番組打ち切りやCM削除まで行けばストレス発散。
役所のポスター、TVCM、著名人の発言、記事。いつだって探してる。弱者の味方や代弁者のふりして責めれるところを。謝罪させれるところを。

謝罪するか逃げ出すまで追い詰める。とことんね。自殺しようが地位が奪われようが生活苦になろうが知ったこっちゃ無いって。
そうやって征服欲、支配欲、虚栄心を満たし、自己満足に浸って自分の地位を確保したかのように勘違いする。
その行為がすでに韓国の、日本(総理)に対する慰安婦謝罪強要と変わらないレベルになってることも気付かない。

ね、いじめは無くならないでしょ。

暁星高校で起きた事件についてどこかの教育評論家とやらが、
「丁寧に丁寧に、トラブルの元をほぐしていけば、必ずトラブルの構造と問題点、解明出来ます…」
なんて相変わらずピント外れのこと書いてたが、教育現場の当事者でこんなレベルだからね。(尾木ママって奴だが)あてにはならないよ。
いじめられてる人にそんな余裕などないからね。
いじめてるやつにそんな問題点突き詰めても無意識だからね。

だからいじめてる人をなくそうと思って無駄。
いじめられてる人をなくそうなんてのも無茶。

だから、いじめられてる人へ。
逃げなさい。
自殺するくらいなら逃げなさい。
日本なら「逃げるが勝ち」というが、ハンガリーのことわざでは「逃げるは恥だが役に立つ」だ。
逃げるのは恥のように見える、でも、その経験が将来きっと役に立つって。いじめられてた人はいじめをしないだろ?
死にたいほど苦しいなら今の環境から逃げてくれ。そして新境地で再出発してくれ。
自分で命を絶とうとしないでくれ。死ぬな。逃げろ。生きろ。

カンニング竹山の五輪と復興は別発言

2016-10-17 20:38:38 | Talk is Cheap
何がどうなってこんなになった?
2020年東京オリンピックってなんでこんなに揉めるのかね。
ロゴデザインから国立競技場デザイン、ボートやカヌーの競技施設の見直し。どうでもいいことも含めなんか揉め事ばっかり。

だいたい、入札時に決まってた建設費や設計費がなんでこんなに跳ね上がってるのかね。
入札詐欺か?
「どうせならより良いものを作ろうぜ」じゃなく、「こうしたらもっとこちらにも利権が回せるだろ」、「これじゃぁうちには旨みがない」って感じでどんどん広がってしまってるんだろうね。で、結局予算は跳ね上がり、最初の計画はどこへ行ったんだってプランが出来上がってる。それをいろんなメディアがほじくり返し、なんでも反対する政治団体がクレームを入れ、正義の味方の一般市民がネットで騒ぐ。そしてまた一つ計画が振り出しに戻る。

日本の社会の長所でもあり欠点である縦割り行政。
施設を作るだけなら建設省、自治体、土地所有者、建設会社だけで済む。多少の増減はあってもこれだけなら予算で概ね作れるだろう。
しかしこれに鉄道や道路が加わると国土交通省が絡んでくる。建設現場で働く人の雇用なら厚生労働省が絡んでくる。外国からの選手や役員を受け入れるんだから外務省も絡む。もちろん予算は財務省も口出しするし、学生のアマチュア選手も多いから文部科学省も絡む。そもそもスポーツ庁は文部科学省だ。国立競技場を木造で作ったり緑公園を作るんだから農林水産省も出しゃ張る。経済効果を考え経済産業省も黙っちゃいない。建設の際の騒音や排ガス、ゴミなんかは環境省もいっちょ噛みしてるだろうし、テロ防止や警備などは防衛省や国家公安委員会(警察庁)だし、けが人搬送や防災は総務省(消防庁)だ。

これだけバラバラだと、映画シン・ゴジラのようにそれぞれの省庁があぁでもないコォでもないって喧々諤々になる。
だからそれら垣根を越えて対策本部、オリンピックの場合だとオリンピック委員会ってやつが出来上がる。
各省庁や役所、行政から選ばれた人たちと、有識者って人たちが決める。利権も旨みも絡めて決める。そして各省庁、地方自治体の担当へ降りていく。

このルールがわからないのか知っているのに無視するのかわからないが、文句をつける人がいる。
一般市民ならわからなくても仕方がないが、それが専門分野以外は何も知らないような有識者とか、正義の味方きどりのどこかの環境アセスメントとか市民団体が絡むともう無茶苦茶。
難癖に近いような粗探し。これにマスコミが乗っかり、ネットを煽るから余計タチが悪い。

小池百合子東京都知事。
この人が言ってることやってることは正しい。
なぜこんなふうに決まったんだ、誰が決めたんだってね。新任なんだから確認の意味もあるし、顔つなぎの意味もある。
だいたい、最後に判を押す責任者は都知事なんだから、いい加減な書類や計画だと後で自分が責任を取らされるからね。それに、取れるような責任ならまだいいが、取り返しのつかないようなものだったら困る。
だからその中には「不透明だ」「利権が動いてるな」って見直しのプランが出てくるのもある。そこを突っ込むのはパフォーマンスでないのなら正しい。

でも、落とし所は考えてほしいな。
もともと国会議員だし内閣にも入閣して大臣までやってた人だ。つい日本をグローバルに考えてしまうのも仕方がないけどさ。
2020年東京オリンピックは
「東京だけでやるオリンピック」
だったはずだもの。
石原元都知事が思いつきのように開催地立候補を表明し、猪瀬元都知事が誘致に成功した。
その時の売り文句は
「東京なら各施設が近く、移動がスムーズで、予算は充分にある」
だったはず。
「おもてなし」ではない。こんなものはわざわざ言うことでもない。

今ある施設を現行のまま、またはリニューアルして使う。
=1965年のオリンピックの際に作ったものや新たに作ったものを含め東京(近郊)に充実してるのは事実だ。
施設範囲内は交通網が発達してるからどこの場所でも電車で行ける。
=地方出身や海外からの人が戸惑うくらい発達した鉄道網と時間に正確なダイヤ、環状に巡る道路と首都高速は世界でも稀に見る交通網だ。
予算は新たに捻出せずとも、現行と寄付でまかなえるくらいある。
=小さな国の国家予算以上の税収とプール金、さらに企業や個人からの寄付金は本当にこの国が不景気か?って疑いたくなるくらい贅潤だ。

だから圧倒的賛成で開催が決まったんだ。
文句のつけようはないだろ?
ただし、これだけだと他の道府県から文句や不満が出るだろうから、
「震災復興」
と言う大義名分を入れたのだろ?
でも、実際この“復興”てのは計画に全然反映されていなかった。それどころか忘れてたんじゃないか。

あえて話題にしてなかったのになんで今更今回、ボートやカヌーの会場に宮城を入れたのか。
既に決まってた東京の施設建設費が知らない間に跳ね上がってたから計画を見直す。この小池都知事の考えの中に、このテーマの一つである復興を、五輪に入れようとした思惑があったのか。それとももともとテーマに復興があるのだから宮城を協議開催施設地候補に挙げたのか。

カンニング竹山がTVで
「復興とか言いすぎ。4年後にまだ復興してないの?宮城以外の福島や岩手は?都合のいい時だけ復興とか使いやがって」
って言った。
これも正論だと思う。

東北の復興が遅れてるのは縦割り行政のせいなのか、中央依存が強すぎて地方行政が無能なのか、リーダーシップを取れる長がいないのかはわからない。いろんな事情が絡み合ってるんだろう。
だからと言って今更宮城とかを会場にするとか言い出すのはどうなのかなぁ。体裁だけ繕うことにならないか?
今からさらに4年経ってもまだ復興してないのか?
それなら一体何をしてんねんってなるわね。
あれだけあった復興予算と全国から集まった義援金。あれはどこにどう使ったんだ?それこそオリンピックの施設建設費の予算オーバーどころじゃないぞ。ここにさらにオリンピックの予算を持ってくる?なんかなぁ、納得いかねぇよな。

それに福島を通り過ぎて宮城に行くかなぁ。
海外や大陸住民からしてみれば東京から宮城や岩手もすぐ横だ。ただFUKUSHIMAからもさほど距離は離れていない。ここもすぐ横くらいの感覚だ。だから福島の原発事故の影響が気にかかるだろう。
まだ立ち入り禁止地区があり、施設からの放射線や汚染水が止まってない状態で、安全宣言とやらを無理やり出して誘致には成功したけど信用できないだろうね。
だってスマトラ島で世界陸上するとか言われたら津波は大丈夫なのかって思うし、チェルノブイリから100kmのところでW杯するとかって言われたらちょっと不安じゃない?まぁこれを風評被害っていうんだろうけどね。
だからどのマスコミもあえて五輪に復興絡めることをタブーにしてたのか?

築地の豊洲移転だって東京都と農林水産省だけで進めてたらもうとっくの昔に移転完了できてる。
それを道路だ鉄道だ、さらには跡地の施設利用だ、オリンピックだって絡めるからわけわからん状態になる。
ここに来て宮城の復興がどうたらこうたらってオリンピックに絡められても、話が余計ややこしくなるだけじゃないか。

第二次世界大戦後、焼け野原だった東京。
会社も工場も働く場所もなければ食料も服もない。若い労働力も戦死やけが病気で少ない。だいたいお金がない。
だから戦後たった20年後に、東京でオリンピックをやった意味は大きい。
この機会に、土地の整備、施設の建設、道路の発達。何よりも動くお金と労働力雇用の拡大。利権が絡んでようが、思惑があろうが、潤って充実して行ったのは事実だ。
そしてテレビに映る赤いジャケットに白パンツの選手団の入場行進を見て、東京の人だけではなく、日本人全員が
「ようやくここまで復興したぜ」
って誇らしかったんじゃないかな。

大阪だってそうだ。こっちは万博ね、EXPO'70。
山を削り、道路を作り、鉄道を整備し、町を作り、人と金が動く。そしてあらゆく世界の国、企業が動く。
そしてあの大阪万博が開催された。
初めて外人を近くで見た関西人や日本人は多かったはずだ。

この二つは紛れもなくビッグイベントを利用した復興事業だっただろう。
でも、今回の東京オリンピック2020。
ちょっと違うよね。
札幌冬季オリンピックまではまだわかる。沖縄海洋博も政治的思惑だ。
でも、その後の愛知での地球博、つくば、横浜、鶴見緑地、長野五輪・・・どうなの?ただの利権がらみのイベントだったような気がする。

そう考えたら今回の東京オリンピック2020。
東京の街にこれ以上お金をかけるべきなのか?東京(近郊)だけでやるべきか?東北の復興を絡めるべきか?それならいっそ熊本とかも入れてしまうか?それらをオリンピック委員会主導でやるのか、東京都主導でやるのか。
計画を根本から見直し、再検討して意識を統一して進めないと失敗しそうだぞ。

そろそろ始めないと間に合わない?計画が遅れる?
その心配なら大丈夫だ。
あんなにいい加減だった北京オリンピックや、予算も施設も運営もまったくいい加減だったリオ五輪だって、なんとかなったじゃないか。
日本が本気を出せば2年ありゃ全部作るよ。
そして見事な施設運営、人員配備、用意周到、迅速な行動で成功させるよ。
そんな優れた民族の国さ。この国は


浅田次郎 わが心のジェニファー

2016-10-16 18:46:11 | BOOK/COMICS
浅田次郎という作家は天才だ。
外国人から見た日本の不思議、日本人の不可解な言動を書いた本はごまんとある。
本当に外国人が書いてるのか怪しいものから、日本に住んでる外国人のエッセイなどまで多々ある。
そのほとんどが日本人からしてみれば「当たり前」だったり「大袈裟」だったりする内容。どれも不満足。
また逆に日本人の目から見た日本の素敵さ、日本の特異さをいくら描いてもこれまた当たり前すぎて面白くない。

しかし、浅田次郎の【わが心のジェニファー】は面白い。
アメリカ人の目から見た日本を、日本の作家が書けれるんだぁって感心してしまう。
旅行記ではないが単純に旅行記として読んでも面白い。

ストーリーはかいつまんで書くと、主人公ラリーはN.Y.に住む投資会社勤務のアメリカ人。
ラリーがまだ幼い頃に両親が離婚し、祖父と祖母に育てられた。太平洋戦争で活躍した海軍提督(アドミラル)の祖父の口癖は「日本人は油断のならない奴ら」。
恋人のジェニファーは逆に日本びいき。彼女に指輪を買ってプロポーズしようとしたら「プロポーズの前に日本に旅行してきてくれ。一人で。ゆっくりと。」と言われる。
そしてメールではなく手紙を旅先から出してくれと。ラリーは言われた通りPCも携帯など便利な電子機器を持たず日本を旅する。

まぁ、それで日本を旅するわけだけど、書き方が上手いのだ。

プロポーズの指輪はティファニーで買ったんだろうか。ライトブルーのラッピングとしか書いてないが。
飛行機はJAL(全日空)だろうね。ロゴマークが白地に赤い鳥、レッドクラウンドクライン=丹頂鶴と表現されてるから。
ホテルにしても旅館にしろ店にしろ、そういった具体的な表現を比喩でぼかす手法がとられてるから、読み手側の想像力が膨らむ。

彼が思う、言う言葉には英語(またはスラング)のカタカナルビがふってある。訳せるものは訳し、そのままでいいものはそのままで。
例えば彼がプロポーズしようとしたN.Y.ソーホーのZENという蕎麦屋でのワンシーン。
【僕はオシボリで口を押さえながらZENの店内を見渡した。意外なことに日本人の客が少ない。リバーカフェと同じ程度のソーシャライツなゲストばかりだった】
日本の空港に降り立った時の
【ボーディングブリッジからエアポートに入ると、湿気も臭気もいよいよメーターをあげたように思えた】
などの書き方をされてる。だから違和感なくアメリカ人の日本旅行記として入ってくる。巷に出回ってる外人の書いた日本見物記は訳しすぎか、訳さなすぎのどちらか。

【ジェニーがバースデーに贈ってくれたセイコーのクォーツは、彼女が自慢した通り何ヶ月経とうと一秒の誤差もない。】
という文も
【彼女が誕生日にくれたSEIKOの腕時計は、彼女が自慢した通り何ヶ月経とうと一秒の誤差もない。】
じゃ味気ない。
しかもこのさりげない一文で、日本の技術の精巧さ、信頼性を表し、そして時間厳守、正確に無駄なく行動する日本人を表現してる。

航空機のマークや日本人のパスポートのマークを家紋(ファミリー・クレスト)だと書かれてる小節がある。
ヨーロッパで家紋がある家なんて王族か貴族くらいなものだ。アメリカではほとんど見ない。その紋章を日本人は一般家庭でも持ってる。先祖がサムライでなくてもね。着物の羽織や墓にまで彫ってるらしい。そして由緒正しき天皇(エンペラー)の家紋の入ったパスポートで旅をする。
こういった日本人なら気にもしない当たり前と思ってることでも、外国人からしてみれば、戸惑いがあったり、文化の違いを感じるってことが見事に描かれてる。

時間の正確さ、団体行動での規律、病的に清潔な施設、至れり尽くせりの設備、物価の高さ、
ウォシュレットに驚き、ピカピカの窓に驚き、整備された道路に驚く。車の綺麗さに不思議がり、新宿の夜の明るさに戸惑い、コンビニエンスストアの商品の充実に感嘆し、食べ物のうまさと安全性に感激する。ビジネスホテルの狭さには辟易しても高級ホテルと変わらぬ接客、サービスに感動する。路線図の複雑さに諦め、電車の正確な時刻発車に不思議がる。

360ページあるこの本の、六分の1(約670ページ)でこれだけのカルチャーショックがふんだんに描かれてる。まだ東京に着いただけだ。
この後京都、大阪、別府、そして北海道へ彼は行く。そして行く先々でまた驚き、感心し、納得する。

最初に「単純にアメリカ人の旅行記として読んでも面白い。」と書いたが、これは旅行記ではない。
今風に言うと、自分探しの旅をするアメリカ人が、自分に出会い、自分を見つける本だ。
これ以上書くとどんどんネタバレしてしまうから書かない。
是非、読んで欲しい本だ。


浅田次郎は不思議な人だ。
一時期【浅田次郎三人説】という噂があった。
一人の小説家がこれだけ色々なジャンルの小説、しかも傑作を書けるのか?ってことで言われた噂だ。

俺が浅田次郎を知ったのは、きんぴか。
これはピカレスクロマンと言われるアウトローもの。

極道放浪記などの初期エッセイを読むと、この人がろくな人生を歩いてきてないことがわかる。

いいところのお坊ちゃんで、アウトローの世界に片足を突っ込み、自衛隊にまで入隊した人だ。

鉄道員で直木賞を取るまで、映画化されてヒットするまで一般的に知名度が低かったから、当時「面白いよ」って人に勧めても『誰それ?』って言われた。
きんぴかシリーズ以外の本も読んでみたいなって探してもほとんど見つからない状態。あの膨大な本を扱っている梅田の紀伊国屋でも置いてなかった。
店員さんに聞いても
「えっ赤川次郎ですか?」
って言われたこと多数。結構マイナーな本も扱ってる旭屋書店の店員でも言われたくらいだ。
売れるまで「BOOWY」って言っても「えっデビットボウイ?」って言われてたのと一緒だ。

今なら本屋になくてもネットでちょい検索すれば色々な本がズラッと出てきて、ワンクリックで買えるのだが、当時はまだamazonとか一般的ではなかったからね。
まぁ、アマゾンがあったとしても結果は同じだったがね。だって、当時はまだ飛天出版ってとこから出てたエッセイの極道放浪記(全2冊)とか、ワニブックスから出てたきんぴかシリーズ(全3冊)とかしかなかったからね。そしてどちらもアウトローものだ。
この後、アウトローものの傑作にプリズンホテルシリーズ(全4冊)や天切り松 闇がたりシリーズ(現5冊)が出る。
 

その後、鉄道員(ぽっぽや)で直木賞受賞した。映画化もされ高倉健の名演が光る人情ものだ。

月のしずく、見知らぬ妻へ、薔薇盗人、活動写真の女などの短編集や、天国までの百マイル、地下鉄(メトロ に乗ってなど人情ものでもヒット作、傑作多数。
 

そして勇気凛々ルリの色シリーズのようなエッセイもの。

カッシーノ!、歩兵の本領などエッセイも多数書いてる。つい最近も日本の「運命」について語ろうってエッセイが出た。

これだけじゃない、
憑神、赤猫異聞、一路、黒書院の六兵衛、壬生義士伝、輪違屋糸里、一刀斎夢録など時代小説。
 
日輪の遺産、シェエラザード、王妃の館、終わらざる夏、蒼穹の昴シリーズなどの戦争を舞台にした小説。
 
沙高樓綺譚、椿山課長の七日間、ハッピー・リタイアメントなどの娯楽小説。
長編、短編、どれもが同一人物が描いたのと思えないくらい作風が違う。
しかし、そのそれぞれが面白いから困ったもんだ。

その浅田次郎の傑作「わが心のジェニファー」是非。

デスノート Light up the NEW world

2016-10-15 05:16:14 | MUSIC/TV/MOVIE
漫画をドラマや実写映画化したもので面白い作品は少ない。
そんな中でも、DEATH NOTE デスノートは傑作だった。


2006年公開だからもう10年になるが『DEATH NOTE』、『DEATH NOTE the Last name』は原作越え実写化映画だ。
キラ(夜神月)を演じた藤原竜也もよかったが、なんといってもLを演じた松山ケンイチが凄かった。原作漫画で描かれてた隈取ったギロ目、ボサボサヘア、痩身・猫背・裸足・ジーンズ・白長袖Tシャツ。常に甘いモノを食べ、椅子に膝を抱える姿勢で座る天才探偵Lを、松山ケンイチは見事に現実の存在として忠実に再現、いや漫画以上に演じてた。そして当時は無名だったが、ミサミサ(弥海砂)を演じた戸田恵梨香も凄かった。この二人の演技は圧巻だった。

10月29日には新作『デスノート Light up the NEW world』が公開される。主演は東出昌大、池松壮亮、菅田将暉の三人。前作『デスノート』の10年後を描いたオリジナルストーリーらしい。
なんとこの新作映画に、藤原竜也がキラ役で出演しているそうだ。Lの松山ケンイチも登場するとのこと(声だけらしいが)。ミサミサの戸田恵梨香や死神・リュークの中村獅童も出演している。もはや同窓会状態だ。



ドラマでも映画でも、漫画を実写化するのが流行ってるが、原作越えのものは少ない。
この手の類のことは、ドラマや映画で漫画原作が実写化されるたびに書いてるが、大抵は原作漫画ファンからすればストーリーが物足りなかったり、端折られてたり。配役(キャスティング)に不満があったりする場合も多い。ましてや原作にないストーリーをつけ加えられたり、原作に登場しない人物を出してこられたりするとね。

しかし、今回のデスノート Light up the NEW world、予告編を見たがかなり期待できそうだ。
原作とは違うオリジナルストーリーだが、デスノート原作者の大場つぐみ・小畑健が監修してるそうなので、オリジナル原作脚本みたいなものだ。原作には出てこないアーマって白い死神のデザインもいいぞ。キャスティングも東出昌大、池松壮亮、菅田将暉って今が旬の俳優三人の演技も期待できる。この三人の影に隠れてあまり目立たないが“史上最悪のデスノート所有者”を演じる川栄李奈にも期待。そこに前作の藤原竜也や松山ケンイチ、戸田恵梨香などが出るなんてもう観るしかない。さらに主題歌&劇中歌は安室奈美恵の「Dear Diary / Fighter」だ。



原作はファンはとかくうるさい。
実写化は版元と原作者が許可してるんだから、黙って観たらいいんだけどね。
島本和彦のように、原作者が最初から「漫画とアニメ(実写版)は別物として観てください」って言ってるようなものもある。ドラゴンボールがアメリカで実写化された時に、原作者の鳥山明も同じようなこと言ってたな。もうすぐ公開される銀魂の作者空地英秋みたいに、「銀魂ファンはもう今更とやかく言わないでしょう」って開き直ってる人もいる。銀魂実写化はちょっと公開が楽しみなんだけどね。

特に少年ジャンプは実写化が多いね。
古くはドーベルマン刑事(千葉真一主演)、シティハンター(ジャッキーチェン主演)キャッツアイ(藤原紀香主演)から、こちら葛飾区亀有公園前派出所、暗殺教室、BAKUMANなど。ど根性ガエルみたいに、かなり前の作品をなぜ今実写化した?ってわからんものもある。さすがの松山ケンイチくんでもあれはちょっと痛かった。
銀魂、ジョジョの奇妙な冒険、BLEACH、斉木楠雄のΨ難までも実写化する。
特にジョジョなんて無謀だと思うんだがね、よく荒木飛呂彦さんOK出したなぁ「だが断る」って言って欲しかったよな。
今回はシリーズPART4のダイヤモンドは砕けないを映画化するのだが、主役の東方仗助を演じる山﨑賢人は斉木楠雄のΨ難でも主役を演じる。大丈夫か?
そのうちNARUTOとかも実写化しそうだ。ONE PIECEは歌舞伎化だけでいいぞ。
とはいえ、ROOKIES(ルーキーズ)や、るろうに剣心のように面白いものもあるからね。こればっかりはわからん。

今回のデスノート Light up the NEW worldはオリジナルストーリーだから、以前少年ジャンプで連載されてたデスノートとは別物だから、原作を読んでない人でも充分楽しめるレベルに仕上がってるはずだ。
とにかく観てみよう。



ボブ・ディランがノーベル文学賞

2016-10-14 04:09:37 | MUSIC/TV/MOVIE
今年のノーベル文学賞にボブ・ディランが選ばれた。
村上春樹ファンには申し訳ないが、ボブディランの受賞は嬉しい。

世代が違うので直接ディランの音楽に影響を受けたわけではない。
ボブ・ディランに影響を受けたアーティストの曲を聴いて、遡ってディラン好きになった。
吉田拓郎や井上陽水、忌野清志郎、桑田佳祐などの影響からボブディランを聴いた。これはビートルズやストーンズも同様だな。彼らが影響を受けたとかインタビューで答えてたり、ライブやCDでカバーしてたりするか、じゃぁディランの原曲も聴いてみようって。聴いたらハマってしまったパターン。
Guns & Rosesの天国への扉(Knockin' On Heaven's Door)。
RC SUCCESSIONのCOVERSに収録されてる風に吹かれて(Blowin' In The Wind)、ライブで金子マリとデュエットで歌ったI Shall Be Released。
ディランのデビュ−30周年ライブでトリを飾ったジョニー・ウィンターのLike A Rolling Stone。
桑田佳祐はKUWATA BANDでの最初のライブCDで、Like A Rolling Stone、風に吹かれて、天国への扉の三曲も演ってる。

吉田拓郎や井上陽水は事あるごとにディランを比較されてた。
ディランがアコースティックギターからエレキに持ち替えたり、曲調がロックになった時にファンは「フォークの裏切り者」と言われたらしいが、拓郎も陽水もエレキに持ち替えた時に同じようなこと言われてた。
俺が吉田拓郎とか井上陽水を聴き始めた頃がちょうどこの頃だ。
吉田拓郎のヒット曲、旅の宿とか、夏休みとか結婚しようよなどはあんまり好きじゃなかった。(今は好きだが)
シャングリラってアルバムに収録されてるいつか夜の雨がという曲を聴いて好きになったの。中島みゆき作詞作曲の永遠の嘘をついてくれとかね。
井上陽水もそう。人生が二度あればとか傘がないって、おもいっきり暗いしさ。東へ西へなんて花見の駅で待ってた彼女が嬉しさ余って気がふれるという超ラリってるような歌詞だ。大麻で捕まった後に出したWHITEってアルバムに収録されてる青い闇の警告。これが逮捕から収監されてる時に作ったのかって歌詞と、まだラリってるのかってメロディーなんだが格好良い。このアルバムからどんどんエレキ色(ロックテイスト)が強くなる。

それまでのフォークソングって、岡林信康や高石ともやみたいなプロテスタントフォーク。もしくはカントリーフォークみたいなのばっかりでさ。そのあとが四畳半フォーク。かぐや姫とかね。なんか貧乏たらしいの。ちなみにかぐや姫のデビュープロデューサーは吉田拓郎で、彼はスーパーバンドでロックテイストの神田川とか演ってたりするが。(スーパーバンドはキーボード小田和正、ギター伊勢正三、ドラム大友康平/浜田省吾、コーラス山本潤子とかのそれぞれソロでホールを満員にできるメンバーで構成されてる)。
キャンプファイアーの周りでフォークギターで弾くって柄じゃないし、四畳半のアパート下宿もしてないし、甘ったるい歌詞や貧乏くせぇ歌詞がどうも違和感感じてね。それならプロテスタントなロック。パンクロックにどんどん傾倒して行った頃。中学の3年くらいにエレキギターに持ち替えた。

だから知ってるボブディランはもうロックテイストのディランだった。
それでも過去の名作はラジオから流れてた。
The ByrdsのMr. Tambourine Manがディランの曲とは知らずに聞いていたな。

今回のノーベル文学賞の選考理由は、「偉大な米国の歌の伝統に、新たな詩的表現を創造した」とのことだが、いまいち意味が不明。
それならエルビス・プレスリーでもいいし、ジャニス・ジョップリンでもいいじゃない。どちらももう故人だからか?
ディランの初期の歌は反戦・メッセージ性の強い曲で、いわゆるプロテスタントフォーク。そこが彼の魅力だという人も多いが、それは初期だけだ。彼自身はそういった活動は一切していないし、そういった団体のカリスマにされるのも拒否していた。忌野清志郎も彼の影響なのか同様のスタンスだったな。

ディランはグラミー賞やアカデミー賞はもちろん、2008年にピュリツァー賞特別賞を受賞。2012年には米国文民最高位の勲章「大統領自由勲章」を受章してる。
まぁノーベル賞受賞に文句はない人だし、嬉しいことなんだが、文学賞ってところが不思議。平和賞ならわかるんだけどさ。
歌詞も今後はノーベル文学賞の対象になるのか。
それなら松任谷由実や中島みゆきなんかも今後はノーベル文学賞の可能性があるってことか。秋元康も虎視眈々と狙ってるかもしれない。阿久悠に先にあげないといけないかもしれないね。ジョン・レノンの方が有力か。
まぁ俺には無縁のことだが。


ぐつぐつお鍋 シンプルな鍋がいい。

2016-10-11 17:46:54 | BOOK/COMICS
最近一気に寒くなってきた。
寒くなってきたら鍋。
別に夏に鍋をしてもいいんだが、エアコンの効いた部屋で鍋にしようとか思わない。鍋はやっぱり寒い日のほうが似合う。毎日鍋でもいいくらいだ。

面白そうな本を見つけた。おいしい文藝【ぐつぐつお鍋】。
阿川佐知子、安野モヨコ、池波正太郎、酒井順子、坂口安吾、中島うさぎ、宇能鴻一郎、江國香織、椎名誠、東海林さだお、ねじめ正一、本上まなみ、吉川英治・・・。
新旧さまざまな37人の作家が鍋について書いたエッセイを集めた本。
このおいしい文藝シリーズには【ずるずるラーメン】【ツヤツヤ、ごはん】と、タイトルだけで腹が減りそうな、いろんな作家のショートエッセイを載せた本がある。

今回はその鍋版エッセイ集。

よくもまぁこれだけいろんなん作家のいろんな本から拾い集めてきたなぁって感心する。
それぞれのエッセイの細かな内容はあえてここには書かないが、それぞれの鍋へのこだわりや考えが興味深い。
ある作家は思い出の鍋エピソードを、ある作家は好きな鍋のこだわりを。
すき焼き、ちゃんこ、ふぐ、アンコウ、どぜう、水炊き、寄せ鍋、キリタンポ、豚鍋・・・。
具材、調理法はもちろん、タレのことについて書いてる人もいれば、鍋奉行、〆のおじやについて書いてる人もいる。
十人十色というけれど、37人それぞれがいろんな角度から鍋について書いてる。

もちろんこの本を読んでも腹はふくれない。それどころか腹が減るだけだ。
もしダイエットとかしてる人なら絶対読まないほうがいい。読むと頭の中は鍋一色に占領されてしまうから。
あれが食いたい、これもおいしそうだだけではなく、カセットコンロのガスはまだあったかなとか、土鍋の新しいのが欲しいなぁとか、こたつを出さなくてはとか。

鍋は大きく2種類の人種に分かれる。
具材をあれこれぶち込んだ寄せ鍋系が好きな人と、シンプルに2,3種の具材だけの鍋が好きな人。
俺は後者だ。
鍋はできるだけシンプルなものがいい。

カニ鍋(カニすき)ならカニだけでいい。白菜もマロニーも水菜も、カニを取るたびにくっついたりするし邪魔だ。メインはカニなんだから、カニを食わせてくれ。無口になってくれて結構。カニをホジホジ次から次へと食いたいんだ。豆腐もえのきも白菜もしいたけも余力があればそのあとでゆっくりつつくから。春菊をぶち込んだのは誰だ(怒)
ふぐ鍋(てっちり)ならフグだけ。テッサと皮をポン酢で食ったら(唐揚げも、白子もあれば嬉しい)鍋の中はフグだけでいい。骨周りをしゃぶるのに春菊が邪魔してどうする。てっちりのタレはかなり柑橘系を効かせたポン酢が合う。柑橘は柚子でもスダチでも橙でもカボスでもいい。もみじおろしは忘れるな。
豚しゃぶなんかも他の具材を色々一緒に煮られると「それは豚しゃぶじゃない、寄せ鍋だ」って思ってしまう。向こうが透けそうなくらい薄く切った(肉屋で頼んで切ってもらうといい)肩ロース。それを出汁の効いた鍋の中で泳がす。他の具材はほうれん草だけとかでいい。

シンプル鍋の代表はやっぱり湯豆腐だろう。
昆布に切り目を入れて沈めておいて、その上に豆腐を並べる。
食通を気取って「湯玉がぐらっと上がったら食い時」なんてやってた時期もあるのだが、それだと一つ食べたらまた豆腐を沈めなきゃいけない。
そのルーティンワークに追われて、食うのに集中できないから、今は一気に全部の豆腐を先に沈めておく。
最初は柔らかく、生暖かい豆腐を食べ、徐々に熱くなった豆腐、最後の方はアチアチになった豆腐をフーフーしながら食う。これはこれでまた美味いのだ。
従って他の具材はいらない。えのきやネギなんかは途中で入れてもいいが、豆腐がメイン。その豆腐は絹漉しに限るね。

色々入った鍋はあまり好きじゃない。
魚介類をふんだんに入れた海鮮鍋や寄せ鍋は苦手。でも、最後のおじやは美味しい。いろんな食材から出汁が出るから美味い。
だから寄せ鍋は最後のおじや(雑炊)を食べるための出汁取りをしてるようなもんだと思ってる。
キノコ鍋は唯一許す。いろんなキノコが入ってると出汁がどんどん美味くなってくる。キノコ鍋の最後(〆)は雑炊よりうどんが合うね。


あれこれ入った鍋があまり好きじゃないのは、鍋奉行がうるさいからもある。
食べるのも、これは煮えた、それはまだ早い、今それを入れるな、ここが一番おいしいところだ。仕切られるのはまだマシ。どちらかというと俺も奉行の傾向があるからね。次々とぶち込まれ続ける食材。何々が足りないから入れろ、いろいろうるさい。いろいろ具材が入る鍋はルーティンワークが大変だ。
一番嫌なのは、なんか鍋の中でいつまでも食べられない食材を見つけてしまうこと。可哀想でね。だから俺はメインのカニやフグだけを食いたいのに、煮えすぎた白菜や、シワシワになったえのき、崩れかけた豆腐、とろとろになったマロニーばかりを食べる羽目になる。いつまで経ってもメインの食材を食べられない。ストレスが溜まる。
子供の頃に「野菜も食べなさい」「豆腐は栄養があるんだから」などと、メインの牡蠣や蟹、河豚なんかを取らせまいとした親との攻防戦を思い出す。
ましてや女将が横について「はいこれ煮えました」と取り分けてくれるような店はもっと大嫌い。好きなものだけを好きなペースで食わせてくれ。まぁ最近は全然そんなところに行けないから、いらない心配だが。

すき焼きは嫌い。関西風でも関東風でも。
すき焼きの牛肉はいい肉を使う必要がないと思う。あんだけ煮たら固くなるだろ。それなら安い肉でいいじゃないか。
関西風の先に肉だけを焼いて食ってからっていうのも嫌い。いい肉は塩胡椒+ニンニクで焼いたほうが美味い。何が悲しくていい肉を砂糖と醤油で焼いて、溶き卵に絡めて食わなきゃいけないんだ。シャトーブリアンやサーロインのステーキを溶き卵で食べたいか?だいたい肉を生卵で絡めて食うなんて、すき焼き以外では牛丼かユッケくらいしかしないだろ。ってことはすき焼き=溶き卵で食うのなら安い肉で十分だ。で、安い肉は鉄板で焼いて七味をぶっかけて焼肉のたれをつけて、ご飯と一緒に食べるほうが美味いことないか。

で、すき焼きが嫌いなのはもう一つある。俺はメインの肉ばっかり食べたいんだが、「豆腐も食え」「野菜も食べろ」って視線が痛い。ネギは?しらたきは?って。ジャガイモや玉ねぎもね。これはメインの牛肉を豚こまに変えたら肉じゃがになりそうなラインナップじゃないか。それならいっそ砂糖、醤油、酒を入れず水だけで煮て、仕上げにカレー粉をぶち込んでカレーにしないか?
俺は肉だけを食いたいんだ。かといって牛肉のしゃぶしゃぶってやつはさらに大嫌いだ。あれは牛肉の味がしない。ゴマだれなんてもってのほか。肉を食ったっていう充実感もない。しゃぶしゃぶに合うのは薄切り豚肉か、タコ、それと牡蠣くらいだ。

ちゃんこ鍋。これもお相撲さんが食べてるのを見ると美味しそうだが、俺は食べたいとはあまり思わない。
ちゃんこの「ちゃん」は親方、そして「こ」は子。親子で食べるものは全てちゃんこ。だから鍋とは限らないが、ちゃんこ鍋は体を大きくでかくすることが目的の、相撲取りにとっては理想の食事だ。したがって具材にデリカシーがない。肉と魚と野菜と、ありとあらゆるものがぶち込まれる。なんでもありだ。メインはなんだ。

石狩鍋、ほうとう、うどんすき、キリタンポ鍋。具材たっぷりだと逆にだんだん飽きてしまう。
しょっつる鍋ならハタハタだけを食いたい。アラ鍋ならアラやクエだけを食いたい。
水炊きも好き。博多では【水たき】と【水だき】と汁が透明か濁ってるかで分けられてるがどちらも好き。ただし鳥以外の具材は一つか二つまでにしてほしい。
はりはり鍋の潔さを見習ってほしい。クジラと水菜だけだもの。
どぜう(ドジョウ)の鍋も潔いな。どぜう鍋は味噌味で丸のまま煮込みネギをドバッとかけたタイプと、下準備で割いて頭をとっておいたものをゴボウと一緒に割下で煮たタイプがあるが、どちらもOKだ。
もつ鍋も好きだ。ただし玉ねぎや野菜は入れるな。ホルモンだけでいい。焼肉でも野菜なんて虫じゃないんだからちょこっと箸休めでいいのだ。キムチだけでいい。
そのキムチの鍋なら具は豆腐だけでいい。そりゃキムチチゲじゃなくてスンドュヴじゃないかと言われそうだが、あのスープに最も合うのは豆腐だ。えのきは許す。トッポギとかトックはたまに入れてよし。豆腐を食い終わったチゲに、今度は牡蠣だけを入れて第二ステージを始めるのも好き。チゲの〆はご飯でもいいが、韓国ラーメン(煮崩れしにくい麺)でもいい。

で、散々書いたが一番最高の鍋は何か。
文句なしに丸鍋。すっぽん鍋。究極のシンプル鍋。
鍋ごとガンガンに熱くして食うすっぽん丸鍋なら、火加減のこまめな調節も、次々と具材を入れなきゃいけない焦りも、鍋奉行の心配も要らない。
よく「地球最後の日が来るとしたら、最後の晩餐に何が食べたい?」って話になるが、俺は「すっぽん鍋」だ。(最後の食事というなら握り飯と熱い茶だが)
ツルツルお肌のプルンプルンの感触を楽しみ、パンパンになった満腹感。これ以上の至福は無い。
まぁどんな鍋でも最後の雑炊を食った後はいつも「あー腹いっぱい。このまま死んでもいいかも」って思うのだがね。
鍋、恐るべし。
また、この季節がやってきた。

熊本米焼酎 八代不知火蔵 白水

2016-10-11 03:30:01 | FOOD&DRINK
阿蘇山が噴火した。
36年ぶりらしい。
先日の熊本地震と関連あるのだろうか。
復興始めた街はまたもや火山灰で灰色に。

熊本はここ最近天災にやられてるなぁ。
以前、藤原紀香さんがブログで「火の国」って古来からの表現をしたら、物を知らないガキどもが批判した。
震災復興を頑張ってる熊本県民に謝れみたいな内容ね。
その際に熊本県は「火の国」って表現が正しいこと、紀香に対して擁護コメント出さなかったなぁ。
その怨念のせいじゃないだろうか?

それともNHK大河の真田丸で、加藤清正がナレ死したからか?
49万石領主だった佐々成政亡き後、寧々の後押しで3千石から一気に25万石の大名になった加藤清正は、つい先日、有働アナのナレーションで亡くなった。
そういや残り24万石の領主になった小西弥九郎(行長)も関ヶ原の合戦後、石田三成と一緒に処刑された。こちらはナレ死さえなかった。

ただ、先日もブログで書いたのだが、熊本は先走りすぎ。
震災の復興が終わってないうちから、なんか北海道のヨサコイソーラン祭りに参加したり、各地のイベントに参加してる。そして必ずコメントで「元気をもらったから恩返ししようと思って」などと言ってたりする。それらのニュース報道を見るたびに「何やってんだ?」って思ったのは俺だけじゃないはずだ。

支援や応援ありがとうって感謝の気持ちを伝えたいのはわかる。それはありがたいことだ。
しかし、それは復興してからやってくれればいいことだ。
支援やボランティアは、別に見返りや礼を求めてやってないんだからね。かしこまってお礼も言わなくていいくらいなのに、早々と各地でクマモンがお礼言ってる。これって事故で入院した際、見舞いに来てくれた人に退院してすぐ、まだ完治してなくて通院してるのに快気祝いや礼状を出してるようなもんだ。

こういった大規模災害の場合は、復興に時間がかかるんだから、じっくり取り組んでくれ。焦らなくていい。
それよりも地元の被災者たちの行政支援などをやってくれればいい。
各地のイベントに「元気をもらったから」とか参加する暇があるのなら、その分地元の復興に回ってくれればいい。
しかも中途半端な状態で下手にお礼言われちゃうと、今回みたいにまた災害があった際、手を差し伸べる事ためらうしね。そっち(熊本)だって頼みにくいだろ?

それに熊本城の復興だって焦りすぎ。
秀吉恩顧の大名で、朝鮮にも出兵した評価と報酬で、三成との関係悪化から関ヶ原で東軍につき、秀頼を守ろうとした清正が作った名城、熊本城。
そんなに簡単に復元できるもんじゃないんだから、もっとじっくり取り組んだらいいのにって、ハラハラするくらい焦りすぎ。
水前寺公園の池の水が震災後枯れた原因だって、判明したって話聞かないがあれはどうなったんだ。
震災時に届いた支援物資が未だ役所で山積みになってたはずだが、あれはどうなった?
やることいっぱいあるのに、何やってんだろ。

そして今回の報道で気になったのは、熊本県知事や、県職員のコメント。
トマトをはじめ農作物もかなりの被害にあったみたいで、農家の支援や財政のことなど大変だろう。だけどメディアの取材に対してのコメントがちょっと疑問感じるのよ。

県の担当者は
「地震以降、農家は生育管理に苦労しながら丹精込めて育てており、今後、阿蘇産というだけで風評被害が起きることを危惧している」
と語った。
何なのこのコメント。
火山灰がついただろうから熊本産や阿蘇産は買わないだろうってか?
だいたい風評被害って何を指して言ってるの?

蒲島郁夫知事は
「阿蘇はここ数年、豪雨や地震、噴火と災害が続いている。農業にも観光にも風評被害が出ないよう情報発信したい」
と話した。
これも何なの?ってコメント。
熊本は風評被害って言葉を勘違いしてないか?

火山灰がついて売りもんにならないなら出荷しなかったらいい。それこそ県が買い取ればいい。
それ以外は問題ないものしか出荷していませんって言い切ったらいいのじゃないのか。
それで、どこかの大学教授とか、専門家を名乗るバカが
「火山灰には有害な何とかが含まれてて、それが降って土壌にしみこむと、その田の作物がどうたらこうたら」
って言い出したら
『風評被害はやめてくれ』
って言えばいいだけやん。
言われもせんうちから、
「風評被害が起きることを危惧してる」
って何なんだろう?何をビビッてるんだ?

火山灰如きがどうこう言うなら、鹿児島のさつま芋とかは全く売れてないはずだぞ。
牛肉も、黒豚も、鶏もな。
鹿児島の桜島は年がら年中噴火してる。さらにここ最近は活動が活発になってきた。
しかし鹿児島県民はもう火山灰に慣れたもの。
ゴミの分別にも「生ゴミ」「不燃物」「火山灰」って当たり前のようにあるらしい。ビニール袋も「火山灰用」ってのがあるのを見た。
熊本は火山灰の処理や対策をお隣の鹿児島に聞く方がいいかもしれない。

別に復興支援ではないが、熊本の米焼酎を買う。
この時期は米焼酎だな。まだまだロックやソーダ割りが美味しいから。
麦や芋もいいけど、これらはお湯割やお茶割りも美味しいからな。

今回買ったのは八代不知火蔵の白水。
製造元はメルシャン。ってことは桶買いみたいなものかな。
日本の名水百選にも選ばれた、南阿蘇の白川水源の湧水を必要な量だけ汲み上げ、その日のうちに仕込み水や割り水などに100%使用して使い切る。
白川水源の新鮮な水で作った焼酎だから白水とネーミングされてる。
なのに残念ながら「球磨焼酎」のラベル表記されてない。原材料の米が国産だけど熊本産じゃないのかね。

まぁ、飲んで美味しけりゃそれで良し。