なんだってこう外国の風潮に簡単に乗っかるのかねぇ。
禁煙運動、LGBT、野球のルール、#Me Too、民泊・・・。
外国で発祥し、なぜか日本も便乗してるものの数々。
そのうちクジラを捕るなとか言い出しそうだ。
外国のものを取り入れて日本で独自に発達してしまったものもある。
バレンタインはチョコレート会社の思惑通りに進化を遂げ、更に今は告白のものではなく自分へのご褒美になっている。クリスマスもクリスチャンでなくてもケーキを食べ、子供はプレゼントをもらえて大喜びだ。ハロウィンなんて本来の意味など知らなくても仮装して騒ぐ日となってる。
こういった外国のものを取り入れ独自の文化にしてしまうのは、日本らしいっちゃあそうなんだけどさ。ラーメンだってカステラだってエビチリだって独自に進化して定着したものね。
でも、便乗して騒いだのはいいがなんか訳わからず(受け入れられず)一部の人間だけが「これが世界基準だ」って騒いでるだけのものもある。
LGBT問題なんかがそうじゃないかな。個人の性に対する意識は別に公で論じるものではないという風潮。別にゲイだからレズだから、同性愛者だから、性同一障害だからといって偏見もなければ、差別もしてない。だからと言って何かをしてあげようという気もない。それなのに、LGBT団体はことあるごとに騒ぐのだが、なんか世間的は受け入れきれてない。
#Me Tooだってそんなに浸透してない。男尊女卑はもう古いが、やはり男はしっかり家庭を支えてバリバリ働き、強くあれ。女はしとやかにそしてしたたかに、男を支える(利用する)って歴史のあるこの国では、男女平等!って声高に騒いでもそれほど民意は得られてない気がする。
民泊もそのうち消えていくだろう。なんやかんや言ったって違法営業の方が多いのだから。民宿の文化がある国で民泊って無茶じゃない?
何かと東京オリンピックやインバウンドに結びつけて浸透させよとするが、日本では独自にアレンジして進化できない外国の文化は消えていくだけだろう。
禁煙運動はちょっと意外だった。吸う自由と、煙を嫌う自由。昭和の時代は男性の喫煙率80%以上(女性は15%くらい)あった。まぁほとんどの男が吸っていたって感じだな。それが海外の禁煙ブームに便乗し嫌煙を煽られ、今や喫煙率は全体で18%(男性27,8%女性8.7%)らしい。
もう18%にまで下げられたのに、いや、ここまで下げさせたのだからと追撃の手は緩められず、更に飲食店の喫煙禁止だの喫煙所や灰皿の撤去だの、もう魔女狩り状態。タバコ吸ってる自体が社会の迷惑、いや罪悪人みたいになってしまってる。
秋田県なんか医師や弁護士、行政の関係者とやらで作られてるという「県たばこによる健康被害防止対策委員会」ってとこが会合で、県民の平均寿命が男性46位女性33位なのはタバコの喫煙や受動喫煙のせいだと言っている。塩分の取りすぎとか他の要因は無視して全てタバコのせい。これで喫煙率0%になっても変わらんかったら今度は何のせいにするんだろうか。
金足農高が甲子園で活躍して応援団の滞在費が足りないから寄付してくれと言ってたが、県はそんな会合を開いてる金を回せばいいのにとしか思わないのは俺がヘビースモーカーだからか。っていうよりOBや保護者からまず集めろよ。選手の分ならともかく、なんで応援する人の滞在費まで他県の一般人が寄付しなきゃいけないのかわからん。だいたい応援なんて自費で行くもんだろう?あの集まった1億9000万円(しかも大会終了後)はどこに消えるのやら。こんなのも日本人が風潮(ブーム)を鵜呑みして便乗しちゃうって証明ね。
愛煙家の俺としてはこの嫌煙運動にはいろいろ言いたいことがあるのだが、何を言っても「私の健康を損なわさせないで!」「あなたの煙が私の体にひどい影響を与えてるの!」「あなたの健康損なうタバコをなぜ吸うのだ」と、ヒステリックに叫ぶ嫌煙家にはもはや通じないから黙ってる。それでも俺はタバコに火をつけるけどね。心の中では「PM2.5と芳香剤と花粉でやられてしまえ」って思ってる。ちっぽけなレジスタンス。
国際基準だのこれが今の世界の考えだと、勘違いしたグローバルスタンダード。それに便乗して一気に変な方向に舵取りがされる。
どこかの専門機関や科学・化学の権威ある(と言われるご大層な名前の)学会が発表した数値を盲信的にのっかかるバカ。誰が得するのか、なんでそこまで考えなきゃいけないのか、何が原因か、どうすればいいのか、をすっ飛ばして極論を一気に推し進めるバカ。
これが最近また一層ひどくなってない?
なんなの?ストロー廃止論って。
プラスチック(大阪弁ならプラッチック)が海の底に溜まってて、環境問題として取り上げられてるのは知ってる。
でもさ、なんでまたこんなにヒステリック便乗するのさ。それこそ売名行為か?って疑いたくなってくる。
レジ袋をなくしたり、割り箸を止めたり、環境問題を考えることはいいことなんだけど、今度はストローを廃止。今回はさすがになんかずれてる気がする。
海の底にプラスチックゴミが蓄積されて、魚や海洋生物の生態が脅かされてるってのは理解できる。
ただ、そのプラスチックゴミはどこから出たものかってのが問題だ。
スターバックスのストローが原因か?海の上でスタバのコーヒーを飲んでそのまま捨ててるのか?関係ないだろ?なのにスターバックに続き日本の飲食店もストロー廃止に向けて動き始めたらしい。アホらしい。
海のゴミとなってるプラスチックはどこから来たものか。何が原因かを考えず「今できることを」などと綺麗事をあげる企業のPRに便乗してどうする。
プラスチックゴミで考えられてるのは、
1,後進国先進国にかかわらず、海へ流れ込む川からのゴミ
2,漁船などから廃棄されるゴミ
だとさ。
1,の川から流れ込むゴミについてはストローをはじめプラスチック製品が原因ってのはまだわかる。
しかし、それって海の底に蓄積したゴミの何%なの?
2,の漁船などから廃棄されたゴミってのは、ペットボトルとかもあるだろうけど、一番は浣腸だろう。あまり知られてないが、遠洋漁業で出航した乗組員はどうしても緑黄色野菜など繊維の摂取が悪く便秘になる。したがって浣腸をするのだ。以前に日本海側の福井県で砂浜の清掃活動をしたことがある(俺らしくもないがボランティア)。その際に驚いたのだがペットボトルとイチジク浣腸のゴミが多いこと。そのほとんどがハングル文字や中国語が記載されてることも言っておく。日本の漁船からはほとんど海にゴミなど捨ててないのだろう。ストローやカップラーメンの容器などは夏に海の家で出たものくらいなのか、春の砂浜ではそれほどの量じゃない。
プラスチックゴミの最大原因は何か。
これて多分魚のタグじゃないかなぁ。
よく新聞やニュースで取り上げられる魚の稚魚の放流。あの放流された魚にはタグが付けられているのはあまり知られてない。
放流した稚魚が何%戻ってきたかとか、どこの海をどうやって過ごして戻ってくるのかを調べたりするのに使われるこのタグはプラスチック製だ。正確にはアンカータグといい、洋服や靴下などの値札につけられるプラスチックの標識。タギングガンという銃で個別の番号などが書き込まれたタグを打ち込まれた放流魚が全世界の海を渡る。しかしながらこのタグの回収率(元の海や川に戻ってくる率や、沖合で漁師や漁船に捕獲される率)はかなり低い。これは鮎や酒とかのニュースでもご存じだろうが、そのほとんどは戻ってくる前に死んだり他の魚に食われたり、帰ってこなかったりしてる。
じゃぁ打ち込まれたタグは?海の底だろうな。この未回収タグは圧倒的な数だろうよ。
海のプラスチックゴミ問題は、他にもいろいろあるだろうけどこれらのことは全然報道しないで、ただ単にストロー廃止で盛り上げようとしてる。
スターバックスがストローを廃止するといえば、追随しようとしたりするカフェチェーンやファミリーレストラン。アホじゃないかな。ただの便乗ですみゃいいけど、以前の割り箸問題と同じく客離れとイメージダウンにしかならないと思うのだ姉。割り箸をやめて使いまわしの端にして売り上げが落ちたチェーン店はどれくらいあるのか知らないわけじゃないだろう。
カップラーメンの最王手日清が以前カップヌードルの容器を紙製に変えたことがあるが、熱くて持てないとか、歪むとか不評をかってまた元に戻した。それなのにまたこのご時世で買えるような発言をしてた。大丈夫か?
それにプラスチックをやめて紙製にしたところでじゃぁその紙の原料は何?また木を切って森林を破壊して、どこが環境保全なんだろう。悪循環でしかないような気がするのだけれどね。
もういっその事、外食はしない・行かないにした方が早くないか。
買い物も昔みたいに買い物カゴ(エコバックでいい)を持って行って、野菜や肉は量り売りで新聞紙に包んでもらえばいい。ビニールパッケージや発泡スチロールはいらない。お菓子や飲み物・調味料も量り売り。それらを買って帰って家で料理を作る。
環境問題も食料廃棄問題も偏食問題も全部解決だ。
でも、それができるならいいよ。できないからみんな、綺麗にパッケージされた肉や魚、惣菜、冷凍食品や豆腐・納豆をスーパーで買ったりするんだろ。
ストローごときで環境問題解決みたいに騒ぐのも嫌だが、外国で発祥したブームを検証もせずただ単に取り入れそれでいかにも社会貢献していますって自己満足に陥るこのご時世・風潮がすごく嫌。
自分らしさとか個性を大切にとか言いながら、やっぱり日本人は右向け右。赤信号でもみんなで渡れば怖くないって民族なんだろう。
すぐ便乗する。すぐ騙される。すぐ受け入れる。
素直なのか疑う気がないのか、それともその方が楽だからなのか。国民性と言っちゃぁそれまでだがね。
それでもまだ、世界的には当たり前になっているサマータイム導入では反対派も多く、安易に取り入れられてないからまだ救いはあるのかな。
でもさこれって、東京オリンピック2020とかをメインに押し出したから反対してる人が多いので助かったが、そうじゃなければ今年の猛暑の影響で、案外素直に導入されてたかもしれない。
次から次へと押し寄せるグローバルという名の画一化。
イギリスフレンチトーストピザ風って、もはやどこの国のものかわからん食品が平気で売られてるこの国だ。
なかなか抵抗するのが難しいのかもしれない。
イギリスなのかフランスなのかピザ発祥のイタリアなのか・・・。これにドイツのソーセージを挟んでメキシコのチリソースをかけたら無敵だな。生地の小麦は日本の北海道十勝産で、東京オリンピック2020の選手村で出したらどうだ。
トルコライスとナポリタン、天津飯と同じく受けるかもしれないぞ。