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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

今回(先月分)のモニター採点シート

2015年04月25日 19時44分11秒 | バス運転士
今回は2枚、77点と58点だった。その点差の最大要因は“マイク音量、車内音量が適切である”という項目で“適正である=10点、聞こえにくい・聞こえない=0点”となるところ… 58点の方には「途中、マイクを手で持って案内」とコメントされて0点だったことにある。

確かに、“マイクを持ってはいけない”という不文律(?)があるようなので、仕方がないと言えば仕方がないのだが… 接遇印象点の項目に「よく聞こえる声の案内でした」と書いているくらいなんだから、お客様モドキ(モニター)はともかく、お客様に対しては何も問題ないかと… ま、いいんだけどね。私は会社側から見れば悪役なので…

また、運転印象点の項目には「途中スピードがやや速く感じられ停車する時強いブレーキになり体が揺れ安心して乗っていることが出来ませんでしたまた右折時徐行せずに勢いよく曲がったので危険だと思いました」(原文ママ)と書かれていた。

そうそう、あの時は… バスが少し遅れていたのでブッ飛ばし、急発進・急ハンドル・急停止は当たり前ぇ~! 車両用信号はもちろん歩行者用信号も青の状況で、大勢の歩行者が渡っているにもかかわらず、「おりゃおりゃ~ どけどけぇ~ バス様のお通りだぁ~い!」と、安全確認もせずに猛スピードで右折… って、そんなわきゃねぇだろ!

しかし、そのコメントを “何も知らない人”が読んだら、そう思うかもしれないなぁ~ 実際には、既に歩行者用信号は赤、車両用信号が右折矢印の状況で… もちろん横断中の歩行者はおらず… それでも、安全確認をするために減速… いつでもブレーキを踏める態勢で右折していたとしても… ま、“何も知らない人”にどう思われようと気にしないけどね。ハハハ…

ひょっとして、お疲れ?

2015年04月24日 21時05分35秒 | バス運転士
昨日、あるバス停で止まって乗降客扱いをしている時に「まだ発車時刻まで20秒くらいあるなぁ~」と思った… その時! すぐ後ろにバスが来ていることに気が付いた私は「とりあえず中扉(降車口)だけ閉めよう」と思ってレバーを操作した。

すると「ピッ、プシッ、ガタッ!」という音がしたので、車内ミラーで中扉を見たところ… まだお婆さんが降りている真っ最中で、さらにその後ろからもう一人が降りようと待っていたのである。「ピッ」と警告音が鳴っ…(普通は「ピィーーー!」) 「プシッ」と扉が閉まっ…(普通は「プシュ~~~!」) 「ガタッ」とすぐに戻っ… そう、危うく“扉事故”を起こすところだったのだ。

普通ならば、そこで「ウゲッ! 申し訳ない… それにしても危なかったなぁ~ センサーに助けられたよぉ~」と思いながらも、しばらくは心臓がバクバクしているものなのだが… なぜか「ドキリ」とも「ピクリ」ともしなかったことに、私自身が「俺、どうした?」と不安になってしまった。

また、乗っていたバスはオートマチック車だったので、得意の(?)エンストをすることはなかったのだが… ある交差点を左折した後、再び加速しようとチェンジレバーを… 左手が探す探す探す! 数秒後、自分の勘違いに気付いた私は、何事もなかったかのようにアクセルを踏んだのだった。ひょっとして… こんな私も仕事疲れ?(いや、単なるボケだろう! ハハハ…)

♪子供たちがバスに向かい~

2015年04月23日 22時13分46秒 | バス運転士
朝9時過ぎ… 某駅から営業所前ターミナルへ向かって、片側一車線(対向は二車線)の道路を走っていた。そして、ある交差点の赤信号に引っ掛かり、先頭で止まった時のこと… 目の前の横断歩道を、大勢の小学生と引率の先生たちが右から左へ渡り始めた。

そうなると… 交差点の左から来て右折しようとした車にとってはアレな話で… 私は「あぁ~ 可哀想に… 信号が赤になるまで右折できないだろうなぁ~ 右折車は3台か… その3台目が右折する頃には、こっちの信号が青になっているに違いない。ま、状況が状況だけに、大人しく待つことにしよう」と思った。

そして、いつものようにボォ~ッと前方を眺めていると… 突然、横断歩道を渡って行く小学生の列の中から、一本の腕が飛び出したのである。「なんだ?」と思ってよく見ると、1人の男の子が“親指を立てたゲンコツ”を下に向け… 否、上に向けて“グッジョブ!”とでも言うように私の方を見ていたのだ。

久しぶりに子供から“元気”をもらった私は、迷わず右手で“グッド!”と返したところ… それに気付いた女の子が、私に向かって恥ずかしそうに小さく手を振ったので、私も小さく手を振った。すると、それに気付いた子供たちがアッチからコッチから手を振り始めたのである。

さらに元気をもらった私が手を振っていて気付いたことは… 私がちゃんと目を見て手を振ってあげると、子供たちはとても嬉しそうな表情を見せてくれたのである。そこで私は「よぉ~し! 手を振ってくれた子を1人も見逃さず、ちゃんと目を見て手を振ってあげなければ!」と気合いを入れた。

しかし、私(バス)の正面を通る時に手を振ってくれるとは限らず… ただ私の方を見ているだけかと思っていたら、横断歩道を渡り終えた辺りで急に手を振る子もいたりして… 私は「いつ、どこから手が出るのか!?」と、“モグラたたき”に挑戦する時のように目を光らせ… 楽しみながら癒やされたのだった。

追伸 久しぶりと言えば、もう一つ… 今日、終点の某所で降りた男性から「いつもブログを… (車内名札を見て)驚きました」と言われた。驚いたのは私も同じで… 「ありがとうございます」以外に、気の利いた言葉が出てこなかったのが悔やまれる。いつか再会した時には… ボケな私は、彼の顔を覚えてないだろうなぁ~ ハハハ… 今のうちに謝っとこ! 申し訳ない…

気が変わってプッ!

2015年04月22日 20時59分58秒 | バス運転士
あるバス停を発車して、広い道路を走行中… 次のバス停が見えてきたのだが、真ん前に小さなワンボックスカーが止まっていた。そして、運転席の外(車道)に1人の若い男性が立っていて、ワンボックスカーのドライバーと何か話しているようだった。

が、その雰囲気から察するに、何かトラブルがあったとかではなく、普通に談笑しているようだったので、私は「知り合いか… ま、すぐに出て行くだろう」と思って減速… ゆっくりとワンボックスカーの後ろに… 否、バス停に近付いて行った。

すると、外に立っている男性がコチラをチラッと見たので、私は「あぁ、きっと“すいません”という感じで、すぐにワンボックスカーが出て行くように動くだろう」と思ったのだが… そんな私の期待はアッサリ裏切られ、その野郎は再び話し始めたのである。

それを見た私は気が変わり、「何をやっとるんだ! 早くどかんかぁ~!」と思いながら「プゥ~ッ!」とクラクションを鳴らした。すると、野郎もワンボックスカーも、特にコチラに謝意を示すでもなく、何事もなかったかのように走り去ったのだった…

また、某駅に到着した時のこと… 降車停に1台の軽自動車が止まっていて、すぐに動く気配は感じられなかったけれど、後ろから他のバスも来ていなかったので、私は軽自動車の2~3m後方で止まって降車客扱いをした。

そして、静かにハンドルを右へ切り、軽自動車を避けて行こうと思ったのだが… その時、運転席の窓から若い女性のモノと思われる右手が出て、“タバコを開封した時に出るようなゴミ”をパラパラパラ… と撒き散らしたのである。

それを見た私は気が変わり、「この非常識オンナ! さっさとどけぇ~!」と思いながら「プッ!」とクラクションを鳴らした。すると、すぐにブレーキランプが点き、エンジンが掛かり、降車停から出て行ったのだった…

クラクションをプップと鳴らしていた私自身、今日は腹の調子がイマイチで… 運転中に何度か「プゥ~ッ!」と… 否、「スゥ~~~」と“ガス漏れ”を起こしていたのだ。ま、運転席の窓を開けていたし… お客様にご迷惑をお掛けしてはいないと思うのだが… 今頃、苦情の電話が入ってたりしてね。ハハハ…

私の嫌いな“続々発車”

2015年04月21日 21時47分40秒 | バス運転士
先日の夜、私のバスは某駅の1番乗り場を13分に発車することになっていた。その前に、同じ1番乗り場から11分のバスがあり、すぐ後ろの2番乗り場からは14分のバスがあると、運転カードに書いてあった… という話を聞いただけでは、「前から順番に発車すればいいだけのことではないか」と思うに違いない。

実は、その1番乗り場の僅か2~3m前方はT字路の突き当たり(一旦停止)になっていて、1番乗り場から出るバスはすべて左折、2番乗り場から出るバスは一部を除いて右折して行くのだが… 左折して約10m(だいたいバス1台分)先には信号機付きの交差点があり、“バス以外は停止禁止になっている部分”にも信号待ちの車が並んでしまい、バスが発車できないことも珍しくない。

そういう場合… 今回で言うと“私の2分前のバス”には、「2分後のバスが乗り場に着けられるように出なければ!」と焦りが生じる。また、基本的には「前のバスを焦らせないように!」と思って“ギリギリまで後ろに行かないように”している私だが… さすがに1分後に他のバスがあるとなれば、そうも言ってられず… 「こっちの発車は遅れてもいいから、前の運転士さん焦らないでねぇ~」と祈りながら、接近せざるを得なかった。

なぜ、こんな話をするのかというと、先月だったか… ここで「すぐに次発のバスがあったので、焦ってしまった」と、ついつい無理して一般車に接触してしまう事故が起こったのである。私は「いつか自分がやってしまうんじゃないか」と思っていたのだが… 「後ろにバスがいると焦ってしまう」のは私だけではないようだ。

こういう“続々発車ダイヤ”を作っている人間は、バスの運転はもとより、現場(某駅のバス乗り場)を知らない… 知ろうともしない… いい加減な気持ちで仕事をやっているとしか思えない。ホント、あるテレビ番組で元刑事のおじさんが言っていたけれど… どこの会社(組織)も「上の方はゴマすり野郎の××ばっか!」だね。ハハハ…(テキトー人間のオマエに言われたくないわぃ!)

そんなに現場をゴチャゴチャさせたいならば… いっそのこと“早い者勝ちダイヤ”にしたら面白いんじゃないのぉ~??? 「運転士は1日10回走ったら帰って良い!」というルールにして… そうすれば、短い路線がある駅に多くのバスが殺到… ん? 長い路線しかない駅には、バスが1台も行かなかったりしてね。ハハハ…(笑いごとじゃないってぇ~の!)

なぁ~んてアホなこと言っていたら、今日の夕方の某駅で“1番乗り場13分、2番乗り場14分(私)、1番乗り場15分”という、先日よりもヒドイ“続々発車”に当たってしまった。それぞれの発車時刻を3分くらいずらしても問題ないのに、わざわざ1分間隔に… そして、案の定… 1台のマイカーが停止禁止部分に入り込んで… 先月の事故のパターンそのまんま! いや、冗談抜きで… 運行ミスや事故について“運転士を責める”だけじゃなく、それ以前に“上の方で考えること・やれること”がありそうな気がするなぁ~