昨日の私は昼前出勤で… そういう場合、大抵は早朝出勤の運転士さんが乗っていたバスを引き継ぐことになる。また、最初の運転士さんが降りてから、次の運転士さんが乗るまでの間隔は… 1時間以上(あるいはそれ以上)の時間的余裕があることもあれば、まったく余裕がないこともある。
昨日の場合… 私が「早めにバスの準備をしようかな」と思って、始業時間の約30分前に点呼を受けたのだが、私の乗るバスが帰って来るのは始業時間の約20分前になっていたので、まだ所定の位置にバスはなかった。
そこで、始業時間が近かった運転士さん2人(A、B)と談笑しながら待っていたところ、バスが予定よりも2~3分遅れで帰って来て… 私は「こういう時、気の短い乗客なんかは“何分遅れとるんだ!”って文句を言うんだよなぁ~」と運転士Aさんに言って笑った。
そして私は、帰って来たバスに乗り込むと同時に「このバスは何分遅れとるんだぁ~」と軽く冗談で言ったところ、その運転士Cさんが「あのぉ… お客さん」と言いながら運転カードを手に取って「4分しか遅れてませんよ。10分以内は遅れているうちに入りません」と続けたので、私は「おぉ~ なりきって演技しとるなぁ~」と思いながら聞いていた。
それから「すぐに出ますか?」「輪留めはいらない」「最近、何かと忘れることが多くて…」などの会話をした後… その運転士Cさんが、運転士Bさんに「○○営業所の先輩たちはキツイから…」と言い、運転士Bさんも「そうそう、特に松井さんはねぇ…」と笑いながら答えていた。
実は、私と運転士Cさんは班(休日などのサイクル)が違うので、滅多に会うことがなく… そうかと言って、これまでに全く話をしたことがないわけではないのだが… その時の運転士Cさんのムッとした態度が、演技なのかマジなのか… 私には判断できなかった。
それから約20分後… 回送で某所へ行ったら、たまたま運転士Cさんと同じ班の運転士Dさんがいたので、その話をしたところ… 「それは… 運転士Cさんはちょっと怒ってたかもしれないね」と言ったので、私は「あらまぁ… 私の想像以上に真面目な運転士さんだったのか…」と、つまらない冗談を言ったことを後悔した。
あの時の私は“営業所へ帰って来るバスが少し遅れるのはよくあること”“ちょっとしたことで文句を言う乗客がいるのは皆が知っていること”“今回、もしも10分以上遅れていたら洒落にならないが、僅か2~3分の遅れだったこと”“その場に運転士仲間2人がいたこと”“大声で怒鳴ったりしていないこと”等々… 私は「冗談だと分かってもらえる状況だ」と思っていたのだが…
そして今日、ある交差点で私が信号待ちしているところへ、たまたま運転士Cさんが対向車線を走ってきて… ニッコリ笑顔で(もちろん私も)通って行ったので、私は「あぁ~良かった。冗談が通じていたみたいで…」とホッとした。ん? 運転士Cさんは、オマエと違って人間が大きいから、“キツくて嫌な先輩”に対しても笑顔で挨拶してくれたんだってか!? そうかぁ… ありがたいことだぁねぇ…
昨日の場合… 私が「早めにバスの準備をしようかな」と思って、始業時間の約30分前に点呼を受けたのだが、私の乗るバスが帰って来るのは始業時間の約20分前になっていたので、まだ所定の位置にバスはなかった。
そこで、始業時間が近かった運転士さん2人(A、B)と談笑しながら待っていたところ、バスが予定よりも2~3分遅れで帰って来て… 私は「こういう時、気の短い乗客なんかは“何分遅れとるんだ!”って文句を言うんだよなぁ~」と運転士Aさんに言って笑った。
そして私は、帰って来たバスに乗り込むと同時に「このバスは何分遅れとるんだぁ~」と軽く冗談で言ったところ、その運転士Cさんが「あのぉ… お客さん」と言いながら運転カードを手に取って「4分しか遅れてませんよ。10分以内は遅れているうちに入りません」と続けたので、私は「おぉ~ なりきって演技しとるなぁ~」と思いながら聞いていた。
それから「すぐに出ますか?」「輪留めはいらない」「最近、何かと忘れることが多くて…」などの会話をした後… その運転士Cさんが、運転士Bさんに「○○営業所の先輩たちはキツイから…」と言い、運転士Bさんも「そうそう、特に松井さんはねぇ…」と笑いながら答えていた。
実は、私と運転士Cさんは班(休日などのサイクル)が違うので、滅多に会うことがなく… そうかと言って、これまでに全く話をしたことがないわけではないのだが… その時の運転士Cさんのムッとした態度が、演技なのかマジなのか… 私には判断できなかった。
それから約20分後… 回送で某所へ行ったら、たまたま運転士Cさんと同じ班の運転士Dさんがいたので、その話をしたところ… 「それは… 運転士Cさんはちょっと怒ってたかもしれないね」と言ったので、私は「あらまぁ… 私の想像以上に真面目な運転士さんだったのか…」と、つまらない冗談を言ったことを後悔した。
あの時の私は“営業所へ帰って来るバスが少し遅れるのはよくあること”“ちょっとしたことで文句を言う乗客がいるのは皆が知っていること”“今回、もしも10分以上遅れていたら洒落にならないが、僅か2~3分の遅れだったこと”“その場に運転士仲間2人がいたこと”“大声で怒鳴ったりしていないこと”等々… 私は「冗談だと分かってもらえる状況だ」と思っていたのだが…
そして今日、ある交差点で私が信号待ちしているところへ、たまたま運転士Cさんが対向車線を走ってきて… ニッコリ笑顔で(もちろん私も)通って行ったので、私は「あぁ~良かった。冗談が通じていたみたいで…」とホッとした。ん? 運転士Cさんは、オマエと違って人間が大きいから、“キツくて嫌な先輩”に対しても笑顔で挨拶してくれたんだってか!? そうかぁ… ありがたいことだぁねぇ…