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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

お悩み解決マジシャン!?

2015年04月27日 22時05分40秒 | バス運転士
朝の☆☆駅行き… あるバス停に時間通り到着したのはいいけれど、今月(今年度)から“部分的に運行時間を伸ばしてある”ので、私は「この先のバス停で時間調整停車をするのは、後続車に迷惑をかけることになるから… 信号一回、わざと遅らせようか… でも、それが裏目に出てハマるのも嫌だし… う~む…」と迷いながら乗車扱いをしていた。


その時、最後に乗った生徒さんが、リュックに結び付けてブラブラさせている“定期入れと思われるモノ”を右手で引き寄せ、運賃箱のICセンサーに二度三度とタッチさせたのだが無反応だった。多分、ICカードの入れ忘れ… そう、このICカードになってから券面を見せる必要がなくなったので、“中身が見えないケース”に入れている人も多く… こういうことが時々あるのだ。


そこで私は「あぁ~ 良かった。これで悩む必要がなくなった。前方の信号も赤に変わっちゃうし… お嬢さん、ゆっくりやってちょ~!」と思ったのだが、彼女がサッと左手を出して現金を投入したので、私は「なんで持っとるの!? もう発車しなきゃいかんのかぁ~???」と思った。しかし、彼女が投入したのは100円玉1枚だけ… その後、リュックの中から大きな財布を取り出して、10円玉1枚を投入したのだった…


それを見ていた私は「ありがとうござ… んなわきゃねぇだろ! まだ100円足りないじゃん!」と思った。すると、彼女は財布をリュックの中に戻し… 今度は制服の胸ポケットから100円玉1枚を取り出したのだった… 私は「あんたはマジシャンか!」と思うと同時に、次回は“黒のハイレグ姿”でお願いしたいと… ついでに長い耳を付けて…(それじゃ、バニーガールだろ!)