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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

あなたは何しに前方へ!?

2018年02月17日 21時44分04秒 | バス運転士
あるバス停で時間調整停車中… 「そろそろ発車時刻だな」と思った時、車内後方に座っていたお爺さんが席を立って前へやって来て… 私に“カードケースに入ったままのICカード(フリーパス)”を見せながら「これって、このままでいけるの?」と言ったので、私は「はい、大丈夫ですよ」と答えた。すると、お爺さんは運賃箱のセンサーにタッチ… 「ピー!(すでに処理済みだぞぉ~)」というエラー音が鳴り響いた。

それを聞いたお爺さんは「そうか、そうか」と納得した様子で、車内後方の席に戻って行ったのだが… 実は、そういう私の方は… 自分のICカードで改札口を通る時に、財布から出してタッチしている。なぜならば、カードケースと財布では厚みが違うし… バスに乗る人が“財布に入れたまま”何度もタッチするのを見ているし… とにかく、自分が改札口を止めるようなことをしたくないのである。小心者だからね。ハハハ…

終点が近付くに連れて車内は閑散としてきて… 「もう乗客はいないのかな?」と思っていたところ、「ピンポ~ン!」と降車ブザーが鳴ったので、私は「次、止まります」と答え… 20~30秒後に終点の一つ手前のバス停で止まって中扉(降車口)を開けた。すると、中扉の横に座っていたおばさんが席を立ち、わざわざ前へやって来て「前から降りたらいかんの?」と言ったのである。

「はぁ? 中扉の横に座っていたのに!?」と不思議に思うと同時に、その理由が知りたくなった私は「えっ!? 意味が分からないんですけど… なぜですか?」と逆に質問をしてしまった。すると、おばさんは私の質問には答えず、「あ、いいわ。ありがとう~!」と言いながら中扉から降りて行ったのだった… う~む… まさか私と話をしたかっただけ? なんちゃって~(そういえば、長野時代は“おばさんキラー”と呼ばれてたもんなぁ~ ハハハ…)