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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

なぜ詰めない! なぜ詰める?

2014年11月05日 19時10分20秒 | バス運転士
朝の☆☆駅行き… いつものように、バス停で止まるたびに乗客が増えていった。そして、終点まであと4つとなったバス停では、乗る人の流れが止まってしまった… 私が「もう乗れない? そんなに満員なのか!?」と思ってミラーを見るよりも早く、「もっと奥へ詰めて下さい!」という女性の声が聞こえたのだった。あぁ、私の台詞が…


なぜだろう? 私が高校生時代に電車&バス通学をしていた“大昔”もそうだった。いつも同じような時間に乗っていて、どんな状況になるか分かっているはずなのに… “まだ余裕があるのに詰めようとしない人間”が何人もいるのだ。「俺は乗っちゃったから、あとは知~らない!」とでも思っているのだろうか… 理解できない。


さて、最後は大きな交差点を右折して☆☆駅ターミナルへ入るのだが、大抵の場合“右折矢印になるまで動けない”ので、私は落ち着いて次々とやって来る対向車を見ていた。すると、その中に見慣れないモノが… それは“近畿地方の鉄道の名前が入った観光バス”であった。


が、なぜかゆっくりと走っていたので、私は「初めて来たのかな? 何か迷っているのかな?」と思った。さらに、よく見ると… それは1台ではなく、5~6台が連なって来ていたのである。そこで私は急に不安になり… 「大丈夫かなぁ~? ヤバイんじゃないのぉ~?」と思っていた。


すると、案の定… 観光バスの3~4台目あたりで信号が赤に変わり、その先が詰まっている&こっちの右折矢印が出たにもかかわらず、最後尾のバスが交差点内に進入してきて… 完全に私が右折する進路を塞いでしまったのである。そこで私は思いっ切りクラクションを… 鳴らさず! 平常心のまま、その観光バスの後ろを大きく回って右折したのだった…


昔、貸し切りバスの仕事をやった時… 道を知らない私は、何が何でも先輩のバスについて行かなければならず… 常に「おいてかないでぇ~!」と思いながら走っていた。さすがに、赤信号では突っ込まなかったけれど… 信号の変わり目では、対向車に「ごめんね、ごめんねぇ~!」と謝りながら走っていたことを思い出したから… あぁ、懐かしい…