バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

事務所に溢れる人たち

2014年08月03日 19時46分16秒 | バス運転士
いつか誰かが「完全弊社の営業所には“サブ特上司”なんていないよねぇ~」と言っていた。それを聞いた私は「そうだっけ? う~む… そう言われれば、そうだったような…」と、相変わらずのいい加減さを露呈した。確かに、今の営業所&前の営業所(どちらも半弊社)にはサブ特上司がいる。

さらに、その人は「委託元の営業所にはサブ特上司がいるので、ここのような半弊社の営業所は、それに合わせないといけないらしい。もしも、弊社が受託したからといって、サブ特上司なしで営業所を運営してしまうと、“サブ特上司不要=委託元には余剰人員がいるんだから、まだまだ経費削減ができる!”と叩かれてしまうからだよ」と続けた。

なるほどぉ… そう言われて思い出すのは、私が完全弊社の営業所で勤務していた頃… ある先輩運転士が「あちら(委託元)のバスは、ちょっと何かあると、すぐに何人もの上司が出てくるんだよなぁ~ それだけ暇な人間がいるってことなんだろうな!」と言っていたことである。確かに、完全弊社の営業所と比べて、半弊社の営業所の事務所には人が溢れているような…

実際、数年前のある日… 私が完全弊社のバスである路線を走っていた時、“あちらのバス”の上司が道路の真ん中で“止まれ、止まれ!”と手を振っていた。「何事か!?」と思った私が運転席の窓を開けると、「この先で火事があって通行止めなので、迂回して下さい」と言われたことがあった。

私は「そこを左へ入って、最初の信号を右折して、また最初の信号を右折すれば、路線へ戻れるんですね。ありがとうございます」と確認してから発進… すぐに無線機を手に取って、電波が営業所へ届くかどうか分からなかったけれど、一方的に報告をして路線復帰したのだった…

不測の事態が起こった時、いわゆる余剰人員がいた方が“人間のやりくりは楽”である。が、その不測の事態のために、それほどの準備が必要なのか… 簡単に結論は出せないとは思うけれど… ん? モニターに何を書かれても変わらないオマエが、一番の余剰人員じゃないのかって!? あぁ~ 耳が痛い、顔が悪い、心が寒い… ♪ひゅ~るり~ ひゅ~るり~ららぁ~ 聞き分けのない男ですぅ~