ある運転士に「久しぶりだね」と声を掛けたら、「松井さんにシカトされてるかと思った。(バスで何度も)すれ違ってるのに、まったくこっちを見ないもんで…」と言われてしまった。
もちろん“シカト”なんてするつもりのない私は「ごめん、まったく気付いてないわ。というか、今はそんな余裕がなくて… (縁石などに擦らないように)バス停に着ける時でも、バス停しか見てないもん。まぁ、私が信号待ちで止まっとる時だったら、顔を見せられるけどね(挙手禁止なので…)」と答えた。
会社が決めるルールには、つい首を傾げたくなるものが多々あるけれど…(おいおい!) 個人的には“挙手禁止”は有り難かった。なぜならば、前述のように“すれ違うみんなに挙手をする余裕がほとんどない”からである。
正確には“余裕がなくなった”と言うべきか… 3年くらい前まで勤務していた“完全弊社”の営業所では、不器用な私が挙手できるくらいの路線(道路)ばかりだったのに、“半弊社”の営業所では… 一部の道路を除いて「もぉ~無理!」となってしまったのである。
しかしまぁ、みんな凄いよねぇ… 車内をウロウロフラフラする人に目を光らせながら、障害物にぶつからないように大きなバスを動かし続け、すれ違うバスの運転士が誰なのか見ているなんて… 不器用でボケな私には無理… そんな私に見えるのは、バスの前を走る“自転車レディー”のお尻くらいか…(このスケベ運転士!)