今、仕事でもプライベートでも使っている地図(プライベートで使うことがあるのか!? デートの予定もないくせに…)は3~4年前に買ったものなので「そろそろ新しい地図を買おうかな?」と思っていた。
営業所近くの本屋へ行って、使っている地図と同じタイプのものを手に取った。すると“2011年版”だからなのか、表紙に“税込1999”という値段のシールが貼ってあった。
私は、パラパラとページをめくりながら「売れ残り品だから、少し安くなってるのかなぁ… でも、私が今使っている地図よりは新しいから… あの道路も、この店も載ってるし…」と思って購入を決めた。
地図をレジへ持っていくと、店員さんがバーコードを「ピッ」とやって「1999円」と出たので、私は財布から2000円を取り出して、店員さんに渡そうとしたのだが…
その店員さん(パート?)は“何か気になること”があったらしく、隣りにいた別の店員さん(正社員?)に「これは…」とレジにおける処理の仕方を聞いているようだった。
すると「書籍で… 手打ちで…」というような返答があり、店員さんはレジを打ち直して… 「2520円になります」と言った。それは地図の裏表紙に印刷されている“希望小売価格”だったのだが…
そんなやりとりをボォ~ッと眺めていた私は「あぁ、2000円じゃ足りなかったかぁ~」と、催眠術にでもかかったように、もう1000円を財布から取り出して店員さんに渡してしまったのである。
そして、店員さんから「ありがとうございました」と言われて、レシートと釣り銭の480円を受け取り… そこでようやく「何か変!?」と、催眠状態から目覚めた私は、袋から本を取り出して「あのぉ… 値段が…」と言った。(遅ぇよ!)
すると、店員さんは「少々お待ち下さい」と言って、先程の店員さんのところへ確認しに行ったようだった。そして、戻って来て「このレシートと釣り銭を頂いて… 3000円をお返しして… 1999円になります」と言った。
めでたく1999円で地図を買えたのだが… レジの機械に表示された金額の違いに疑問を抱かない店員さん… そこで言われるままにお金を出してしまった私… 二人とも変な瞬間であった。へっ? 一人はいつもだろうって!? ハハハ…