ある路線のある場所は、休日になると特に混雑する。そこにある交差点で、私のバスは信号待ちをしていた。すると、左側の脇道から1台のマイカーAが顔を出し、右折しようとしたのだが… 私の前で止まっているマイカーBが壁になっていて出られなかった。
そこへ3~4台の対向車がやって来て、先頭のマイカーCが脇道へ右折しようとウインカーを出したのだが… やはりマイカーBが壁になっているので、そのまま止まってしまった。マイカーCの後ろにはマイカーD、E、F…
私のバスは既に5分ほど遅れていたので、信号が青に変わったら“確実に交差点を突破する”ために、マイカーBに続いて行きたかったのだが… 状況が状況だけに… 「まぁ、それでもギリギリ間に合うだろう」と思って待つことにした。
信号が青に変わり、私の前に並んでいたマイカーBたちはサァ~ッと行き、マイカーAもマイカーCも順番に右折して… と、その時! 左側から出てきたマイカーAの女性ドライバーが頭を下げて行ったのだが、私はその美しさに一瞬ではあったが目を奪… 否、心を奪われてしまったのである。
(「心を奪われ」って、そりゃまた大袈裟な… しかしまぁ“頭を下げる”という行為によって、その美しさが何倍にも増して見える可能性はある! 逆に、どんなに美人であっても「フンッ!」という感じで行かれると、ただキツイだけの××女に見えるから不思議だ)
で… その分だけ僅かにエンジンスタートが遅れ、タッチの差で青信号に間に合わず… ボケ運転士による約1分の遅れが追加されたのであった。申し訳ございません…