バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

さすが人気スポット

2011年07月19日 23時49分29秒 | バス運転士

今朝、私のバスは駅でもターミナルでもない“路上停”からの発車だった。回送で営業所を出て数分後… そのバス停に近付いて行くと、一台のバスが止まっているのが見えた。歩道上には3名の人影があったが、そのバスに乗る様子はなく… 私は「他系統のバスを待っているのだろう」と思った。

そのバスは、そこから先は“行き先も経由も、私のバスと全く同じ”で、どうやら某駅から10分以上遅れて来たらしく… このような状況になってしまったようだ。乗客も本数も多い路線ならば、決して珍しいことではないのだが… ここはそうではない。実際、そのバスには立っている乗客はいなかったのである。多分、空席も多々あったと思われる。

「私のバスは空で追走するだけかな?」と思いながらも、やるべきことはやっておかなければならない。一応、バスを止めて、扉を開けて、すぐに閉めて発車… とはいかなかった。なんと3人とも私のバスに乗ってきたのである。そして、それぞれ中扉の後ろの“車掌席(左)”、その反対側の“車掌席(右)”、最後部の“車内観覧席”へ座ったのである。

改めて“人気スポット”の威力を思い知らされた瞬間であった… が、なぜか誰も“助手席”に座らなかった。ということは…??? まさか3人とも“車内モニター”だったりして!?(んなわきゃねぇだろ!)