おかあちゃん(高齢者のガン)私のオッパイ(石灰化)??? とワン子

2006年8月母は肺がんと診断される。完治目的の定位放射線治療を受ける。

イレッサ

2011年09月20日 08時27分37秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃんの腫瘍マーカーが上昇した。
今度こそと思った。

おかあちゃんはこの頃、いろいろ悲しい言葉を口にする。
「もう、お別れや。」「さよならや。」
『何でそんな事をいうの。しんどいの。苦しいの。』
涙が止まらなかった。自分の親はなぜか死なないし、いつまでもそばにいてくれると
漠然と思っていた。
現実はそんな事はありえない。分かり切った事なのに…
ただ抱きしめるしかなかった。「ありがとう。私を生んでくれてありがとう。
おかあちゃんになってくれてありがとう。頑張ってくれてありがとう。
もっと、もっと一緒にいたいよ。」
おかあちゃんの手が。私の背中にあるおかあちゃんの手が私を抱きしめてくれた。
よしよしというように何度もさすってくれた。
「頑張らなくていいよ。行きたいと思った時に行っていいんだよ。ありがとう。」

脳の健診があった。MRIを撮った。結果は転移もなく、治療した部分も良好という事だった。
私は、脳に何かがあったら、もう覚悟を決めようと思っていた。
数日前に胸水が溜まっている。このまま増えていったら、厳しいと言われた。
胸に針を刺して、水を抜きそこに抗がん剤を入れる方法があるがおかあちゃんには
体がもたない。このまま様子をみようと言われた。

脳が良好という結果に、イレッサの量を増やす事に決めた。
現状は週3回。それを週5回と言ったが、白血球が減っているので週4回にしようと言われた。
まだまだあきらめない。積極的に。そして体に負担になりにくい。そんな治療をしようね。
イレッサさん、効いて下さいね。
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