おかあちゃん いつも一緒

おかあちゃん、
お花をやっと植えたよ。
おかあちゃんの好きだった日々草。
毎日、花を咲かせてくれる。
お水も、毎日あげてるよ。
花がらも毎日取ってるよ。
可愛いね。やっとおかあちゃんの気持ちが分かったよ。
いままでは、ただお水をかけていただけ。
今は、愛おしく思うよ。
おかあちゃんが「植木に、お水を上げといて」そう言った時「はい　はい」って感じで
かけていた。おかあちゃんが「ジョウゴであげて」「水肥料を入れて」とか言っても
「もういいやんか」って。
おかあちゃん。後から、肥料をやってた。
何で　ちゃんと聞いてあげなかったんだろう。もっと　もっと大事にしてあげたかった。
『墓にふとんは掛けられない』この事だったんだね。
私は、決して親孝行な子ではなかった。
馬鹿だし、孫も見せられなかったし。
ごめんね。世界一　幸せだったよ。おかあちゃんの子供でいられて…
よく話したね。「ヒロのおかあちゃんになってくれてありがとう」そう言うと
「おかあちゃんの子供になってくれてありがとう」そう言ってくれた。
そんな最高のおかあちゃんに　甘えてばかりで　今になってしてない事ばかりに気が付く。
今更、遅い。遅い。遅い。
もっと　もっと　一緒にいたかった。

おかあちゃん　ヒロは、今も親不幸です。
「しっかりしいや」そう言って、私を励ましてくれた。
泣いてばかりの私を望んでいなかった。
元気で過ごせと望んでいたのに…

おかあちゃん、ワン子と元気にしているよ。
お家も綺麗になったよ。

おかあちゃん、ワン子はパンツを脱ぐので　私のＴシャツを下を縫って着せたよ。
今も、高イビキで寝ているよ。
おかあちゃんなら、ワン子と　どうしているかな。
動物好きのおかあちゃんだから、仲良しだね。
目に浮かぶよ。ワン子と、おかあちゃん。

おかあちゃん、ありがとう。好き好き好き好き好き。愛しているよ。
これからもズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。よろしくね。