おかあちゃん、押し迫ってくるね

おかあちゃん、寒いね。
まだ普通の生活に戻れないよ。年賀状だって書いていない。
家は、２９日までやるんだって。それでも、キッチンは来年になる。
思いたくないけど、女一人は軽んじられるんかなぁ。

おかあちゃん、私ね。決心したよ。おかあちゃんを、向こうに送ってあげよう。そう思う。
１年かかった。おかあちゃんと一緒にいたい。その気持ちが強くて。
離せなかった。でもそれじゃいけないんだね。
寂しいけど、悲しいけど、ちゃんと送らないと。
すぐは、いやだよ。家が、完成してそれを見てもらうたい。
春 花が咲いたら見に行こう。そしたら、行ってもいいよ。
行ってしまったら お花を飾っても見てもらえないのかな。
お仏壇に手を合わせても おかあちゃんは私を見てくれないのかな。
お話をしても 私は一人ぼっちなのかな。
友達はいても悲しい気持ちを伝える事はない。
頑張るよ。生きていくよ。会いたいな。お正月には お花でいっぱいにするよ。
おせち料理は、３１日百貨店から来る。お餅 鯛 おみかんは、錦に行くね。
おかあちゃん、お正月前 何度も 何度も 錦や大丸に行ったね。人がいっぱいだったね。
お肉 お造り ハムいっぱい 持てないくらいに買い物したね。
私が、「２人だしそんなに買なくても、お店は２日から開いているよ。」と言っても「お正月の間は、買い物しないでいいように」と言ってたね。
おかあちゃん、ありがとう。あの忙しいおかあちゃんを見る事が出来ないのは、寂しいよ。
涙は、どれくらいあるのかな。いくらでも出るよ。

おかあちゃん、ありがとう。わすれないで。好き 好き 好き 好き 好き。愛しているよ。
これからも ズーと ズーと ズーと ズーと ズーと一緒にいてほしい。