9月13日は能登へ行ってきたのですが
能登演劇堂で無名塾公演「いのちぼうにふろう物語」を観るためでした。
館内にはこれまでの無名塾公演の舞台装置や衣装や
無名塾以外の公演のポスターなども展示されてました。
原作:山本周五郎 脚本:隆巴
一膳飯屋の深川安楽亭。
飯屋は表向きで裏では抜け荷を扱う、主人の定七以下ならず者たちの溜まり場。
そこへやって来た富次郎は女郎屋へ売られた恋人を取り戻すために奉公先の金を盗んでしまった。
気の毒な彼の身の上を聞いて、定七たちは富次郎の恋人を救い出すために危険な仕事を買って出る。
ならず者たちが他人のために、自分の命を危険に晒すそうとする、その心意気が美しい。
ならず者たちが他人のために、自分の命を危険に晒すそうとする、その心意気が美しい。
しっとりと静かな、でも重厚なお芝居。捕物や殺陣もあって最後まであっという間でした。
能登演劇堂は舞台奥の扉が開くようになっていて舞台と外の景色が一体になるんですが、扉が開いたシーンはずっと奥まで広がった光景が素晴らしくて、「わぁ」と声が出てしまいました。