ユナイテッドシネマ金沢で リスタートはただいまのあとで 観ました。 公式HP
窮鼠はチーズの夢を見る もそうなのですが、原作が漫画でいわゆるBL。
来週にでも行こうかなと思っていたのですが、第1週目から1日2回(夕方+夜)の上映だけで(/_;)来週には1回になりそうだったのでウィークデーに慌てて行きました。
上司に人間性を否定された光臣(古川雄輝)は10年ぶりに帰った田舎で、近所の農園の養子である大和(竜星涼)と出会う。なれなれしい大和をウザいと思っていた光臣だったが、農園を手伝うことになり、落ち込む自分を優しく励ましてくれる大和を大切な存在として意識するように。ある夜、2人は酔いつぶれ、目覚めた光臣は寝ている大和に思わずキスをしてしまう。シネマトゥディより
“人間性を否定されて”といえばまあそうなんですが、上司にケツまくって仕事をやめて田舎に帰ってきた光臣。
田舎の駅に降りると
「光臣~会いたかったよ。迎えに来たよ。」
と親し気に世話を焼く青年大和がいました。「え、この人知らないんだけど」と思ってよくよく話を聞くと、大和は光臣が東京へ行っている間に熊井農園の養子として迎えられたのでこの時初対面。でも
「光臣のお母さんや、じいちゃん(義父)に光臣の話をいっぱい聞いていたから初めて会ったような気がしない。
いや~会いたかったぁ」
と屈託がない。
毎日ぶらぶらしていたけどいつまでも無職というわけにもいかず、家業(父は家具職人)を継ぐといったら父に却下され、なりゆきで熊井農園の手伝いをすることになる光臣。
この経緯も 農園が繁忙期なのに人手がない → 困ったべ → 誰かヒマな若いもんおらんかな → そうや、光臣おまえどうじゃ? → そうやそうやそれがいい → じいちゃん、光臣もそうしたい言っとるから明日から来てもらうべ → いや〜 よかったべ
というのを光臣の前で、光臣が一言も発することなく決定されてしまいぽか〜んな光臣がおかしいのですが、じいちゃんも大和もなんだか憎めない。
しんどい、めんどくさい、休みないのかよ、と文句たれながらも光臣は大和と働くのが楽しくなっていき、大和のことが気になってきた。でも時々大和との間に壁を感じてしまう。
父の跡を継ぎたいが父が許さない、という光臣は大和の「もう一回一生懸命お願いしたらいい」という助言をもらって改めて父に気持ちを告げます。
大和もまた、自分の出生について向き合い、前に進もうとします。
終盤光臣が大和の名前を呼ぶシーンがあって「もう一回呼んで」って涙ぐみながらいい、光臣は「大和」と何度も呼んで抱きしめる。そのシーンがすごく好き。
全体的にぽわ〜んとした癒し系のお話でなんだかニコニコしてしまいました。