「人生はマラソンだ!」を観た後続けて「サード・パーソン」を観ました。公式HP
パリ 作家マイケル(リーアム・ニースン)と愛人アンナ(オリヴィア・ワイルド)
ローマ アメリカ人アパレル業者のスコット(エイドリアン・ブロディ)とバーで出会ったロマ族のモニカ(モラン・アティアス)
ニューヨークで息子の親権をめぐって調停中のリック(ジェームズ・フランコ)とジュリア(ミラ・クニス)
リックと現在の恋人サム
この3組のカップル(・・・じゃない人たちもいるけど)の話が平行して進みます。
ひとつひとつの話はそんなにややこしくもないのですが、この3組がどうつながっているのかよくわからないまま話が進むので「なぜ?」がつきまとい、ダレたり退屈したりするところがなかったです。
電話、メモ、プール・・・いろんなものが伏線として散りばめられていたのが、後になってわかり、「そうだったのか~!」で終わる映画でした。
もう一度仕掛け?のひとつひとつをじっくり確認してながら観たら面白いかも・・・と思います。
さて、この映画ジェームズ・フランコみたさに観に行ったのですが、この映画のジェームズ・フランコが今まで観た中で一番ステキか?といわれたらびみょ~ちょっと冷たい父+夫・・・という印象の役なので。次は「バトル・フロント」がアタシを呼んでいるんですけど、悪役みたいだしな~・・・。でも、観に行きます、多分。
シネモンドで 「人生はマラソンだ」 を観てきました。
予告編を観たときに「フル・モンティだ!」と思ったんですけど、実際予告編にもHPにも「オランダ版フル・モンティ」とか出てきますね。
オランダロッテルダムのしけた自動車修理工場を営むギーア。従業員のニコ、レオ、キース。ミゴトにメタボな中年男たち+エジプト移民の青年ユース。
4人で仕事中に飲むわ、カードゲームで遊んでるわ・・・でまじめに働いているのはユースだけ。(こき使われてます)
ある日ギーアが何年も税金を滞納しているのがわかってこれはなんとかせなあかん、そうだ、ロッテルダムマラソンに出てスポンサー収入を得よう!となって、
「完走したら4万ユーロ払ってほしい、だめなら工場を引き渡す」
という条件でユースの叔父(中古自動車販売。けっこうお金持ち)と契約します。
そもそも経営が傾いた理由はビール飲んでカードで遊んで、まじめに仕事しなかったからじゃねーのか~???とツッコミ
元マラソン選手のユース(事故で痛めて足が悪い)をコーチにフルマラソン出場を目指します。
ユースは一懸命にコーチしてくれるのに、ビールやたばこがやめられなかったり、まじめに練習しなかったり、のおじさんたちですが、アムステルダムマラソンに出そこなうという大失態をやらかして(ユースはちゃんと段取りして、先回りして待っていたのに)から心を入れ替えてます。
ギーアに深刻な病気があることとか、キースの妻が信心深くて日曜にマラソン大会に出るなんて許可してもらえない、とか、レオが家へ帰ったらヨメ(元A V女優らしい・・・)が間男とやってたといろいろ問題はあるのですが、クリア(または強引に無視)して、ロッテルダムマラソンの日を迎えます。
グータラなおじさんたちが華々しく大変身・・・ってわけではないけれど、頑張ってる姿はなんかいいぞ、と思っちゃいました。
関係がうまくいってない息子に 「走ってばかりでバカみたいだ」と言われて走ることの素晴らしさを語るギーア。
妻や息子のため傾いた工場を守りたい、そのために病気を押して走りはじめたのですが、いつの間にか走ることの魅力に憑りつかれていた。ぎくしゃくしていた息子をハグする、ここのシーンがとってもほっとする好きなシーンでした。
それから、おじさんたちをサポートするユースがとってもよかったな。