五分の魂

だらだら思ったこと。

サボったサボった。

2017年06月25日 22時47分34秒 | 正直じいさん
いやはや、ブログ更新を随分と怠ってしまった。

前回が6/10ですから、ほぼほぼ2週間。

しかしその間もほぼほぼ毎日鶴を助けていた。

なぜこの間、ブログ更新を怠っていたかというと、それはもう、鶴を描くのがめんどくさくなったからだと言うのに他ならない。

皆様ご存知の通り、この時代には写メなんてものはない。

ですから逃した鶴を記録するには筆でチョチョイと描くしかないのだ。

時代がやや遡り、…いや、この場合遡ったと言うのは2017年から遡ったと言うことなのですが、それにしても世はフィルム時代。
現像一枚30円とかでしたっけ??
しかも、現像するにはまずはフィルム一本、最低でも24枚を現像しなくては。
ネガは大切に保管しなくては。
鶴を助けたからと言って、いちいち写真を撮っている場合ではない。フィルムでそんな写真を撮っていたらばあさんに罵声を浴びせられる。

てなわけでね、鶴はたくさん助けていたんですよ。

もう、それは呪われているほどに。

あのね、ホラー映画でジェイソンとか出てくるでしょ?

あの感じで、あの頻度で、あのタイミングで、虎バサミに掛かった鶴が現れるわけですよ。

もうこうなったら、いちいちブログにアップしていられない。

しかも、ブログのアクセス数を増やすには画像が大事だという。

ですから、これまでは頑張って助けた鶴を筆で描いてブログにアップしていたんですよ。

しかしね、描くペースより助けるペースの方が完全に上回っていた。

ですから、今日は、助けた鶴を思い出して、その平均的な鶴の絵を描きました。


遅まきながら流行りに乗る。

2017年06月10日 08時57分15秒 | 正直じいさん
そう言えば、今流行りのアレをやってなかったことに気づく。

「デートなうに使っていいよ」のやつだ。

「鶴を逃したなうに使っていいよ」に使う写真を撮るべく、罠に掛かっている鶴を探しに出かけた。

しかし、こんな時に限って、鶴が罠に掛かっていない。

虎八の虎バサミには、イノシシが掛かっていた。
このイノシシは後で煮て食うことになるだろう。
全く、楽しみだ。

彦次郎の虎バサミには、タヌキだった。

しょうがないので藪に分け入ってみると、野ウサギと目があった。

こんなにも肉に出会うのに、肝心の鶴と出会わない。

これからしばらくは肉をたらふく食えるぞと高揚しながらも、鶴と出会えなかった物足りなさを感じながらトボトボ家に帰ると、蛇がうちのニワトリを狙っていた。

持っていた鎌の柄で蛇の脳天を打ち付け、無事に蛇を捉えたものの、気分は晴れない。

思わず天を仰ぐと、わしをあざ笑うかのように鶴が一羽、ツーーーと飛んでいた。



鶴を逃したなうに使っていいよ。

雨と鶴。

2017年06月07日 12時06分08秒 | 正直じいさん
今日はシトシト雨が降っている。

することもないので、日がな一日ぼうっとしていた。

昼過ぎに、軒下の方でバサバサ音がするので見に行って見たら、鶴が雨宿りをしていた。

なぜだ。なぜこの雨の中、ここまで飛んできた。

しかし、雨の中追い返すのも可哀想なんで、そのまま放っておいたら、雨の止み間に飛んで行ったらしい。

しかしなぜ、こんなにも鶴に出会うのか。

もしかしたら鶴の好むフェロモンをているのかもしれん。わしが。



今日の鶴。

腹一杯。

2017年06月04日 16時24分12秒 | 正直じいさん
今日は、山へ芝刈りに行った。

山が荒れるとイノシシやタヌキが里へ降りて来て畑を荒らすからなあ。

昨夜、鬼との宴会で盛り上がりすぎて帰りが遅くなり、ばあさんになじられたばかりなので、弁当も食わずさっさと芝刈りを終え、帰途に着いた。

と、その帰り道。

また虎八の虎バサミに鶴が掛かっているではないか。

なぜだ。

鶴よ、なぜそんなにも罠にかかるのだ。

正直、飛んでいる鶴より罠に掛かっている鶴を見ることの方が多い気がする。

罠を外すのに思いのほか時間がかかってしまったので、またばあさんになじられると思って走って帰った。

そしたら、ばあさんがやけにニコニコしている。

どうしたのかと思ったら、なんでも川で大きな桃を拾ったんだとか。

見ると、スイカほどもある桃だ。

タライの上で包丁を使わず指で皮をむき、ばあさんとかわりばんこにかじりついた。

大味ながら汁気がたっぷりでなかなかの桃だった。



今日の鶴。

後の祭り。

2017年06月02日 00時20分34秒 | 正直じいさん
今日は、ばあさんが同窓会だとかで出かけてしまい、天気も良かったので、まあたまにはこんな日があっても良かろうと、ひょうたん徳利に酒を詰めて、山にハイキングに出かけた。

山の頂から下界を見下ろし、風に吹かれて飲む酒は最高だ。

いい心持ちになってウトウトしてしまい、目が覚めた時にはすっかり日が暮れていた。

ふと気がつけば、少し離れた場所で鬼たちが宴会をしているではないか。

裸踊りをする鬼、木につかまってセミの真似をする鬼、自作の歌を披露する鬼。

食われてはたまらんと物陰から見ていたのだが、大喜利大会が始まってしまった。
お題は「後の祭りってどんな祭り?」
鬼たちがいろんな祭りを披露してはバカ受けしている。

と、天啓がひらめいたかのように、わしも「後の祭り音頭」を思いついてしまった。

そしてまだ酒の力が残っていたのでしょうね。

気が付いた時には鬼の前で「後の祭り音頭」を踊っていた。

これが、まあ、ウケたのなんのって。

ハァー
後の祭りと分かっていても
祭りは祭りじゃ踊らにゃ損々
思わず踊り出たものの
気づけば周りは鬼だらけ
これこそまさにその祭り
祭りは祭りじゃ踊らにゃ損々

涙を流して笑っている鬼がいたので、「鬼の目にも涙!」と言ってやったらまたウケた。

ここまで来たら、もう、何をしてもウケるのだなあ。

そろそろ帰ろうと思ったのだが、鬼が全然帰らせてくれない。
でも、どうしても帰るのだと言うと、「明日もまた来い」と言われ、その人質としてコブを取られた。コブを返して欲しければまた明日来いとのこと。
こちらとしては、こうやってコブを取られたままにしておいた方がラッキーなのだが、あれだけウケるのならば、また来たいような気もしてくる。

コブを取られた爽快感を抱えたまま、明日鬼の前でやるネタについて考えながら帰っていたら、何やら暗がりでバサバサと音がする。

まただ。

虎八の虎バサミに鶴が掛かっているじゃあないか。

先日メンテをしてやったばかりなので、より捕まえやすくなっていたのだろう。

ともあれ、今日も鶴を逃してやった。

ウチに帰ったら婆さんに帰りが遅くなったことをひどくなじられた。

わしの帰りが遅くなったことより、コブがなくなっていることの方が重要じゃね?



今日の助けた鶴。

逃したよ。

2017年06月01日 02時19分59秒 | 正直じいさん
今日も、鶴を助けてしまった。

今日は、朝、畑仕事に行く時も、夕方、畑仕事から帰ってくる時も、虎八の虎バサミに鶴が掛かってなかったので油断していた。

畑仕事から帰って、飼い犬のシロを散歩させていたら、急にシロが藪に向かって吠え始めた。

先日、シロが吠えた地面を掘ったら宝物がザクザク出てきたこともあり、シロが吠えるからにはこの藪に何かお宝が眠っているのかもしれんと思い、藪に分け入ってみると、鶴が藪に絡まって抜け出せなくなっていた。

鈍臭さ、ここに極まれり。

鶴って、もっとシュッとした生き物じゃないのか。

たまたま持っていた鎌で藪を刈り、鶴を救出。
その後で、お宝を探してはみたものの、何も見つからなかった。

全く、残念だ。



今日の鶴。

今日も鶴を助けた。

2017年06月01日 02時17分36秒 | 正直じいさん
今日も、隣の虎八の仕掛けた虎バサミに鶴が掛かっていた。

なんでだよ。

なんで鶴ばっかりかかるのか。

今日は、畑仕事に行く途中でそれを見つけてしまった。

あんまり哀れそうな目でこっちを見てくるので罠を外してやったのだが。

二、三歩歩いて飛んで行った。

しかし、虎バサミも年季が入っているのか、サビが回り始めていて外すのに時間がかかった。
こんなことでは、いざという時、まあ、いざという時というのはイノシシやタヌキがかかった時のことなのですが、うまく捕まえられないのではないか。
そして、こんなにも動きの悪い虎バサミに捕まる鶴の愚鈍なことよ。

こんなにも苦労して外したのだから、ちょっとは名残惜しそうにすればいいのに、二、三歩歩いて飛んで行きやがったのだ。

せめて、せめてわしの頭上で二、三回旋回するかと思ったが、それも無し。

おのれ、鶴め!
とは思ったものの、鳥に腹を立てても仕方のないこと。
そもそも、わしが昨日の鶴と今日の鶴の見分けも付いてないのと同じに、鶴からして見てもわしと虎八の区別も付いてないだろう。

ついでだと思って、虎八の虎バサミをメンテしてやった。
サビ取りと油差し程度だが。
これで随分虎バサミも動きが良くなったんじゃなかろうか。

おかげで、午前中いっぱいは畑仕事ができなかった。
畑に着いた途端、腹がグーと鳴り弁当を食った。

今日の弁当はおにぎりとタクワン。

ちなみに、畑からの帰りにも鶴を助けた。



今日の帰りに助けた鶴。

今日も助けた。

2017年05月30日 00時52分37秒 | 正直じいさん
今日も、畑仕事から帰っていると、隣の虎八がしかけた虎バサミに鶴が捕まっていた。

畑を荒らすイノシシやタヌキを駆除するために仕掛けた虎バサミにこうも鶴がかかるのは何故なのか。

もしかしたら、虎八の虎バサミには鶴の心を捕らえて離さない何かがあるのかもしれん。

幸い、鶴の足は細く、虎バサミの刃の隙間に収まっていたようで、罠を外してやったら少しビッコを引きながらも数歩歩いて飛んで行った。

しかし、こうも鶴ばかりかかるようでは、本来のイノシシやタヌキがかからないではないか。

そうなると、今年の芋が採れず、虎八のやつ、ひもじい思いをせねばならない。

なんせ、イノシシやらタヌキやらは芋をはじめとする穀物?炭水化物が好きだからなあ。

それに、イノシシやタヌキがかかれば、貴重なタンパク源にもなる。

なんと言っても、イノシシ鍋はうまい。
タヌキはちょっとクセがあるが。
まあ、でも、味噌で煮てしまえば、なんでも美味しいからなあ。
ネギと一緒に煮れば、全く問題ない。むしろその臭みが食欲をそそるってもんだ。

しかし、アレだ。
虎八の虎バサミにここまで鶴がかかるとなると、虎八は商売を変えた方が良いかもしれん。

つまり、鶴を商売にするのだ。

将軍さまに愛玩動物として鶴を売るとか。

しかし、鶴では観賞用にしかならないからなあ。

観賞用に高値で売れたとしても、たかが知れている。
観賞用の鶴に大金を払う人はごく少数だ。ものすごい金持ちに限られる。

一羽十両で売れたとしても、ごくたまにしか売れないのでは、年収は三十両とかになってしまう。

鶴を食用として売り出そうって言ったって、食い出はないし。

味噌で煮たところで、スジばっかりだ。

2、3時間煮れば柔らかくなるかもしれんが、だったら、ニワトリの方がよほど食い出がある。それに、コスパがいい。
ニワトリはそんなに長時間煮なくてもいいし、身も多い。

或いはウサギとか。


虎八に、また鶴が掛かっていたことを教えてやらなければ。

っていうか、こんなにも鶴が掛かってしまうのなら、虎八!追い払えよ!!